こころゆれて・・・５

握手をして別れた

また会おうなって・・・

勝手な言葉も今は心地よい響き

“また・・・”を心待ちにはしていない

でも心の奥底で何かわからない落ち着いた気持ちが

いくつもいくつもあふれ出している

ふと、いつもの日常に戻る時

空を見上げてリセットする

こういうの・・・悪くない

こころゆれて・・・４

雨が降って来た


気晴らしに歩こうと思っていたのに


心を落ち着かせようとカフェに入ってみる

混み合う店の片隅でそっと窓の外を見上げる

これくらいなら歩けるかな・・・

街はクリスマスのイルミネーションで輝き

楽しそうなカップル達が行き交う


そんな中に一人紛れて


足取りも軽く歩き出す

こころゆれて・・・３

むかしからいつも俺は自分勝手にしてきたからな


もう俺の出番はないよな、あたりまえか・・・


そんなこと・・・


また、電話するよ


うん、わかった






今さらどうすることも出来ない関係


でも、時々こうして声を聞くくらい


いいですよね？

こころゆれて・・・２

突然どうしたん？

電話くれるなんて、珍しいね・・・


だから、そういう気分やってん

そんな時あってもええやろ？

・・・



しあわせか？

何言ってるの？

やっぱり、酔っぱらってるんやね？

そうや・・・酔ってるよ

おれの出番なんて、もうないんやな・・・





ドキドキした

こころゆれて・・・１

突然の電話・・・

酔っぱらってるの？

・・・どうしたの？

電話したい気分の時ってあるやろ？

うん・・・

今日はいい気分だからね　声が聞きたくなった


そんな言葉久しぶり




こころが少しだけ揺れた