愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

印鑑証明Ⅱ

2020年06月20日 | 美容
近くの出張所に印鑑証明をとる為にカードを持参したら窓口の女性が「あちらの機械で使えますので画面の指示に従ってください」と言い機械のあるブースまで案内してくれた。
 
 
 
 
「はあ・・・・ありがとうございます」
 
 
 
 
私はその大きな機械の前で立ち尽くしていた。
 
 
手数料もそこで支払うようになっていて、コンビニのコピー機と同じ仕組みだ。
 
 
 
 
本当に印鑑証明が入手できるのかと首をかしげつつ、手数料の小銭を機械に入れ、緊張してカードを入れると「カードの向きが違います」と大音量の機械の声がフロアに響き渡った。
 
 
 
 
(ひぇぇーー、恥ずかしーーい)
 
 
 
 
私はどっと噴き出してきた汗を拭きながら、カードを入れ直した。
 
 
 
 
手順に従って操作をすると、ぐいーんと音がして紙切れが一枚出て来た。
 
 
たしかに私の実印が押された印鑑証明であった。
 
 
 
 
白地ではなく細かい柄のある紙に印刷はされているものの、どこか安っぽい。
 
 
 
 
昔の証明書は立派で「証明する!」と威厳が感じられたけれど、機械から吐きだされた証明書は「わかんないけど使えるんじゃないの」といった雰囲気だ。
 
 
 
 
私はこれは本当使えるのだろうかと不安になり、すかしてみたり、匂いを嗅いだりしてみたが、とりあえず書類に添付して送った。
 
 
 
 
公務員の人件費削減の問題もあるのだろう。
 
 
書類は問題なく受付られたが、証明書がこんなに簡単に発行されるとは思わなかった。
 
 
 
 
これからは、こういった身の回りの変化にも慣れないといけないなぁと、改めて感じた日であった。
 
 
 
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