先日、静岡へ研修に行った日の夜、楽しい食事会に招待された。
静岡ならではの飛びっきり新鮮なイワシの刺身!!初めて食べるドキドキ感とワクワク感で胸が一杯になった。一口食べて、全く想像していた臭みが全く無く、とろけるような甘味タップリの刺身に、会話も尻目にパクパク食べていた。
ふと前を見ると、社長の前に卓上型の鉄板が・・・・??一体何に使うのかと思いきや、あろうことか、生の新鮮な刺身を鉄板で焼いているではないか・・!!!
生ものが一切駄目なのは前回、一緒に食事をした時に、わかっていたものの、ここまでとは・・・・( ;∀;)
皆で楽しく食事をしている時、ふと見ると、意外に偏食する人が多いのに驚くことは、よくある。もちろん子供ではなくて、立派な大人である。
あれも駄目、これも駄目と言いながら必死になって嫌いなものを皿の隅によけている姿を見ると、その人には悪いけれど、みっともないと思ってしまう。
今だからこそ、偉そうに言ってる私も実は子供の頃は、誰にも負けないくらいの偏食児童だった。食べられる物は、お菓子とご飯と海苔と卵だけ。野菜など全く食べなかった。
最初は私の気に入ったものだけが、ちゃぶ台に登場していたが、ある時を境に突然、大嫌いな食べ物のオンパレードに変わってしまった。
ご飯はあるものの、海苔と卵がない。当たり前だけれど、私は抵抗した。
「こんなん、食べられへん」と言っても母親は知らん顔。次は大きな声で泣いてみた。それでも無視。最後の手段として畳の上にひっくり返って、足をバタバタさせながら「海苔と卵じゃないと嫌だ~」と泣きわめいても、又また無視。
「これしかないの、嫌だったらしょうがないわね」そう言って母親は、さっさと目の前にあった食べ物を片付けてしまった。
一応、私にも抵抗したプライドがあるので、ソッポを向いていたが、それから3食連続で、そういう調子で一日ハンストしたものの、結局は大嫌いな食べ物を口に入れることになってしまった。
それ以来、私は全く好き嫌いが無くなった。
母親の強硬手段には今でも感謝している。
きっといい年をしても酷い偏食治らない人は、余程、甘い両親に育てられたのだろう。
他人が偏食しても私に迷惑が及ぶわけじゃないけれど、食べ物の材料を細かく分析し、あれも嫌だ、これも嫌だと言われると、一緒に食事をしてるこちらとしては、何て子供なんだろう??っと思ってしまう。
是非とも社長の奥方にも、大嫌いな物をオンパレードで出し、食べなければ、片付けるという強硬手段を今からでも実施して欲しいものだと切に思う。
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