愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

太った人2

2019年03月31日 | 美容

昨日は太っている人は皆不幸になり、痩せている人は皆幸せになるのではないと書いた。

 

 

 

いい加減に治療の範疇に入らないダイエット問題はやめにした方がいいのではないだろうか?

 

 

 

皆、あれだけ太った人が好きなのだから、太った自分も好きになればいいのである。

 

 

 

技能もないのに、ただ体型だけが力士クラスになるのは問題があるけれど、毎日それなりに元気に暮らせればいい。

 

 

 

最近の若い女性は本当に,か細い人が多い。

 

 

先日も踏切で電車の通過待ちをしていたら、若い女性がやってきた。

 

 

 

何気なく横から彼女の体を見たとたん、いったいこの薄い体のどこに内蔵が入っているのだろうかとビックリしてしまったくらいである。

 

 

 

生まれ持った体質ならともかく、我慢に我慢を重ねたダイエットを続けるのは大変だ。

 

それによって望み通りの体型は得られるかもしれないがストレスは一体、どうなるんだろうかと心配になってくる。

 

 

 

そういう話を知り合いの20代の女性にしたら、「同じ不幸な状況になるのなら痩せている方がいいです」と言われてしまった。

 

 

そういう言葉には耳を貸さないことにして、太った人を見て、可愛いと感じるのだから自分がそうなっても同じように考えようと、何年も前にダイエットをやめた私は開き直っているのである

 

 

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太った人1

2019年03月30日 | ダイエット

私が若い頃から今まで、ダイエットはずっと世の中での関心事になっている。

 

 

 

病的な肥満はよくないけれど、私は日本人は痩せている人よりも太っている人の方が好きなのではないかという結論に達した。

 

 

 

今は、もめているが相撲文化があるし、力士が歩いていると近寄って嬉しそうにピタピタと体をたたく人が沢山いる。

 

 

 

体に触れて力士から運をもらうという説も聞いたことがあるが、あの太った体を見ると、つい触りたくなる。

 

 

 

痩せている人に対し、嬉しそうに体を触る人は殆どおらず、触りたいと思うのは好感を持っている証拠なのだ。

 

 

料理を食べて「まいう~」という、お笑い芸人さんも太っているし、最近、大人気のマツコ・デラックスも、あの立派すぎる体型だ。

 

 

例えば、彼らが痩せていたとしたら、あれほどの人気が出ただろうか?

 

 

 

 

特に体重が140キロのマツコさんの方は女装をしているわけだから、世の中の女性の基準を当てはめれば、今の体重の30%くらいまで痩せていないと、女の子たちから関心を持たれないはずなのに、大人気だ。

 

 

 

太っているのが魅力の一つになっている。

 

 

 

ダイエットと騒ぎながらも、人は太っている人を見ると嬉しくなる。

 

 

 

でも自分が太るのは嫌なのは矛盾している。

 

 

女性は着たい服が着られないのが太りたくない主な悩みになるのだろうけれど、痩せても永遠に幸せな毎日が送れるわけではない。

 

 

太っている人は皆、不幸になり、痩せている人は皆、幸せになるのだろうか?

 

 

太っているのが一番の原因で失恋や離婚に至った人はいないと思う。

 

つづく

 

 

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スポーツ好き

2019年03月29日 | 美容

知り合いでスポーツが大好きな人がいる。

 

 

彼女は、学生時代もスポーツをしていたが大人になり、ジムに通い、今はヨガに凝っている。

 

 

 

テレビで観る番組もスポーツ関係の番組ばかりで話題もそれが多い。

 

 

 

私が「スポーツなんてどこがいいんですか?」と聞いたら呆れられた。

 

 

 

「見てて面白いじゃない。ドラマみたいに決められたストーリーがなくて、何が起こるかわからないのがいいし」

 

 

「ええーーっ、他人がスポーツしているのを見て楽しいですか?」と私。

 

 

 

 

私は中学生の時は卓球部の部長だった。

 

 

 

区の大会で2回戦で必ず負ける部だったけれど、ランニング、うさぎ跳び、素振り1000回など、へっとへっとになるまで運動していたものだった。

 

 

 

でも今は近所ではなく、隣町に往復40分ほどかけて徒歩で買い物に行くのと、思い出した時に下半身強化のスクワットを一日10回やるくらいである。

 

 

 

ジムにも通っていない。

 

 

 

 

だから様々な競技のワールドカップも野球も、箱根駅伝も各地で行われる主要なマラソンにも興味がない。

 

 

 

なので世界の一大イベントである、オリンピックにも無関心だ。

 

 

 

勿論、スポーツに興味の無い人は私だけではない。皆がスポーツ好きになる必要もない。

 

 

 

知人に、どうしてスポーツが好きなのかを聞いてみると、常人と比べて、レベルが違う能力があるだけではなく、尋常ではない努力をし、その過程や人生で苦労もし、その上、晴れ舞台で勝つことを義務づけられた人を見て感激したいのだそうだ。

 

 

 

 

ここぞという山場では胸がドキドキするらしい。

 

 

 

力道山の時代にはプロレス中継で興奮してショックで亡くなる高齢者がいたけれど、自分もそうなるのではないかと気が気でないらしい。

 

 

 

しかし全く関心がない私は「結果はニュースで十分なんでは?私は興味がないから、それも見ないけど」・・・私は自分自身に一番興味、関心があるのかも??

 

 

 

「だいたい、相撲は太った裸の男がもみ合っているだけだし、野球なんて木の棒で球を打つだけでしょ」と、とどめの一発を出した。

 

 

 

知人は何も言い返せなかった。

 

 

 

マラソンを見れば、「延々と走っているだけ」

 

 

サッカーを見れば、「球を蹴って網が張られた枠の中に入れるだけ」としか思えない私なのだ。

 

 

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美少女

2019年03月27日 | 美容

私の知り合いの夫婦は夫が67歳、妻が50歳である。

 

 

子供はいない。

 

 

 

その夫が高校のクラス会に行った。

 

 

 

 

それまで彼は同級生に会いたいとも思わず、案内が来ても無視していた。

 

 

 

 

ところが妻の「あまりに姿を見せないと、もうこの世にいないと思われるよ」のひとことが効いたのか「一度くらい行ってみようか」と出掛けていったのである。

 

 

 

 

すると帰ってくるなり彼は「やっぱり女は金をかけないと駄目だな」と言ったらしい。

 

 

 

当時クラスには、学内の殆どの男子が憧れている女子がいた。

 

 

 

目がパッチリとして色白で、まるで、お人形のような美少女で、彼は男はどうでもいいが、彼女は来ているのかと探してみた。

 

 

 

幹事に尋ねたら来ているという話だったのに、どうしても見つけられない。

 

 

 

 

するとそばにいた女性の同級生が、部屋の隅にいると教えてくれたものの、その場所にいた女性は、あれがかつての美少女かとビックリするほど老けていた。

 

 

 

ぱさぱさの髪の毛を、黒いゴムで一束にまとめているだけで化粧っ気もない。

 

 

 

 

ホテルのレストランの会場を訪ねるのには不釣り合いな、夫の服を借りてきたような普段着姿なのも違和感があった。

 

 

 

彼女の存在を教えてくれた女性が言うには、元美少女は結婚後、ずっと金銭的な苦労が続いているらしく、彼も彼女の姿を見て、その大変さが手に取るように分かった。

 

 

 

 

一方、会場で目をひいた素敵な女性達は彼が高校生の時には注目すらしていなかった、ごく普通の目立たない人ばかりだった。

 

 

 

 

 

高校生の時は、つぼみの気配すら無かったのに今になって、見事に大輪の花が開いたといったふうである。

 

 

 

 

話を聞くと彼女達は、自分達には生まれ持った美貌がないので、綺麗になる努力を続けて来たのだと言う。

 

 

 

 

頭のてっぺんからつま先まで、これまでずっとお金をかけてきたと言うのだった。

 

 

 

「ふーん、それじゃあ、お金持ちの男性を見つけなきゃ駄目ってこと?」妻が尋ねた。

 

 

 

 

「そうじゃなくて、出来る範囲で金をかけろっていうことだよ。旦那も奥さんが身ぎれいにするための出費は認めてあげなきゃ」

 

 

 

夫はかつてそれほどでもなかった女性達が美しくなったのを見て、単純に驚いたらしい。

 

 

 

それならばと妻が「それじゃ、貴方はどうしてくれるの?私はどれくらいお金を使っていいの?」っと夫に迫った。

 

 

 

「うーーん、カピパラは5億円使っても吉永小百合にはならんだろ?だからおまえは、何もしなくてもいい」

 

 

 

「なんですと!!私だってカピパラ界の一番の美人になりたいわっ」

 

 

 

同窓会のおかげで、この夫婦はひと月過ぎた今に至るまで冷戦状態が続いている。

 

 

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売りません!!

2019年03月26日 | 美容

サロンに初めて来店される方は殆ど、お客様からの紹介の方なのに、昨日は某ポータルサイトから珍しく、予約が入り、久しぶりに緊張してしまった(笑)

 

 

 

 

もう何年も、お付き合い頂いている、お客様が多いと、緊張感も余り無いどころか、ゆるーーい気持ちのまんま仕事をしている自分を反省!!

 

 

 

 

初めて来店されたのは30代の方で、それとなく、お悩みを聞いてみると、肩こりとシミ、毛穴の開き。

 

 

 

予約されたコースは「オーガニックコース」と言う背中のマッサージから始まるリラクゼーションのメニュー。

 

 

 

普段、見せたことが無いくらい、真面目な表情でカウンセリング。

 

 

 

 

私は新規の方が来られたら、気を付けている点は2点。

 

 

 

化粧品の話はしない(自分がされたら嫌だから)

 

 

 

施術に専念する(当たり前だけれど、無駄話はしない)

 

 

 

 

お客様が施術中、寝てしまわれる方が多いので、起こさないよう会話はしないように心掛けている。

 

 

 

 

施術が終わり、ハーブティを飲まれていたお客様が「こちらの化粧品は余り見かけないですが、どこのメーカーですか?」と聞かれた。

 

 

 

一瞬、頭の中が、真っ白になってしまった。

 

 

 

今年の始めに、もう一度、ドクターピュールボーテの勉強をし直さねばと思いつつ、放ったらかしであった。

 

 

 

特徴が幾つもあり、あれもこれも説明するのは墓穴を掘ってしまう。

 

 

 

 

私が説明したのは、特許製法と特許成分について・・・・化粧品は全ての原材料が水と油であり・・・云々の部分。

 

 

 

 

そしてただ、補う美容法ではなく、再生させる美容法であること。結果を出す美容法であること。

 

 

 

 

お客様は、とても興味を持たれ、パンフレットを見ながら、価格やステップについて、具体的な質問をされた・・・・で私は、「今日は買わないで下さいね」

「え?!」とお客様。

 

 

 

「化粧品は、色々、調べて本当に納得出来たのであれば使うべきです。その時の流れに流されて腑に落ちていないのに買うと後で後悔しますから」

 

 

 

お客様は「ふぅ~、今まで行ってた所は当たり前のように強引に奨められました。全然、こちらは違いますね」

 

 

 

「オンリーワンの化粧品で自信を持っていますから、無理にお薦めする必要が無いんです」

 

 

 

売らないと言われ、何となく不満気だった、お客様は、お帰りになる時、「又、今度来た時に、化粧品の話を聞かせて下さいね」と笑顔で帰って行かれた。

 

さぁ~もう一度、しっかり勉強し直さねば・・・。

 

 

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大盛り

2019年03月25日 | 美容

パソコンや携帯電話の普及でブログを開設しているブロガーが増え、自分の考え、生活、趣味を世の中に公開している。

 

 

 

私は思いつくまま、感じたことを、そのまんま文字にしているので、人様の、お役に立っているとは思っていない。

 

 

 

でも知り合いのブログや自分と同じ趣味のアウトドア関連のブログを見るのは楽しみだ。

 

 

 

仕事の合間に不細工で可愛いワンコ達の画像を見ては顔の筋肉をゆるめたり、海関連、魚釣り関連のブログを見ては「へええ」と感心したりしている。

 

 

 

 

 

ブログは一度開設すると、こまめに更新しなければ意味がなく、一日に何度も更新する人もいると聞いた。

 

 

 

 

写真や文章をその都度、選んで打って、公開する手間も大変だろう。

 

 

 

「皆、こまめに更新しているなぁ」と尊敬のまなざしで見ているのである。

 

 

 

 

つい先日、IT関連に勤務している若い女性とブログの話になり「色々な人がやってますけど、結構、「盛ってる」人も多いらしいですよ」と言っていた。

 

 

 

 

「盛ってる」ってどういう意味かと聞いてみたら、「本当はそんな生活をしていないのに、しているふうに装っているっていうことです」と言うのだ。

 

 

 

 

彼女の友人の家の近所に住んでいる主婦のなかに、ブロガーがいる。

 

 

 

ご近所で彼女とは顔見知りなので、それを知った友人が興味を持って見てみたら、最初はごく主婦の生活ブログだったのに最近の記事は「あれ?」っと首をかしげる内容になってきた。

 

 

 

 

「今日のランチはこれです」と画像が掲載されているのだが、それが主婦が家で食べる一人の昼食にしては、とても豪華なのである。

 

 

 

 

まるでホテル内のカフェで出てきそうなのだ。

 

 

 

 

それが、ほぼ連日繰り返されているので、その主婦と親しい近所の人に聞いてみたら「ああ、あれはね、盛ってるの」

 

 

ときっぱり言われた。

 

 

 

 

ブログのために市販の調理品を買ってきて、それをうまく盛り付けて、さも自分が作ったかのようにしているのだった。

 

 

 

 

「晩御飯も、たまに盛ってるらしいし、子供用の手作りバッグも、お母さんに縫ってもらったのを自分が作ったって言ってるのよ。あのひと、本当はカップ麺が大好きで家の中に安売り店でまとめ買いした段ボールが積んであるんだから」

 

 

 

 

ブログは自分のありのままを表現する手段ではなく、虚構を演じる手段でもあった。

 

 

 

その盛ってる主婦と親しい人々は、ブログを見ても「ああ、また、やってる」くらいにし思わなくなったと言う。

 

 

 

主婦は自分の憧れの生活を演じているのだろうが、マメな性格には変わりはないので、私は「よくおやりになっていますね」と、その点のみ心の中で認めて差しげている。

 

 

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オヤジ3

2019年03月24日 | 美容

「自分で自分に手をかけているか?」自問自答してみたが、とてもじゃないけれど「はい」とは言えない。

 

 

 

外で人と会う時はそれなりに化粧はするが、口紅などは殆ど色がつかないものを使っているので化粧をしてる!というふうには見えない。

 

 

 

 

一日、家から出ないとなると顔さえ洗わない時もある。

 

 

 

夏場は日焼け止めを塗るが冬場は買い物も夕方からにして化粧もしないで出掛ける。

 

 

 

きっとボロボロの顔をしているだろうが、そんなこと知ったこっちゃない。

 

 

 

「しょうがない、歳をとってきたんだから」首から下の体のサインだと病院に行ったりもしただろうけれど、顔だからほっといた。全くの無抵抗主義である。

 

 

 

サロンのお客様で小唄と三味線の師匠をされてる方は、もと芸者さんで今は置屋のおかあさんだが、化粧は落としたことがないという。

 

 

寝る時もしている。

 

 

お風呂に入った時に洗い流すけれど上がるとまた、化粧をする。

 

 

 

肌に何も塗っていない時間は、ほんの何分しかないのである。

 

 

 

それを80歳近い今まで、ずっと続けられているというのに、肌はつるつるでとても若く見える。

 

 

 

もちろんオヤジには見えない。同じ方法は実践はしないけれど、こういう気持ちが女性を保ち続けるのだろうと思う。

 

 

 

一方私は、女性ホルモンが減少しつつあるというのに、それを精神面から少しでも補おうとせずに、率先して失う方向へと向かっていたのだ。

 

 

 

私は心を入れ替えた。

 

 

中学生の柔道部員じゃないんだから、いつまでも素顔というのはやめよう。

 

 

 

「小太り」はすぐに修正は出来ないが、「おやじ」はすぐにでも何とかしなければならない。

 

 

 

本棚の奥の方にしまい込んであった口紅を出してきて、つけてみたら、オヤジはオバチャンになっていた。

 

 

オヤジの女装に見えないのが何より幸いだった。

 

 

私は若い娘に戻りたいなどと野望を抱いているのではない。

 

 

オヤジから、おばちゃんに戻りたいだけだ。

 

もう歳だからと自分を甘やかそうとしていた私であるが事と次第によっては甘やかしすぎるのも考え物だと反省したのであった。

 

 

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オヤジ2

2019年03月23日 | 美容

寝起きの姿を鏡で見たら、そこにオヤジが一人居たのを発見してしまった。

 

 

 

冷静にオヤジに見えた理由を分析した。当然、寝起きなので化粧はしていない。

 

ヘアスタイルはショートカットで寝癖もついていたかもしれない。パジャマもベージュ、ブルー、紺といった色ばかりだ。

 

 

 

友人で若い頃からとてもボーイッシュな人がいて、彼女も化粧が嫌いでずっとスッピンで過ごしていた。

 

 

 

似合わないからとスカートも穿いたことがない。

 

 

 

その彼女が40歳を過ぎた時、自転車に乗っていて後ろの荷台から野菜を落としてしまった。

 

 

 

落下した気配がしたのでスピードを落として振り向くと、後ろからやってきた小学生がそれを拾ってくれ、彼女と目が合った。

 

 

 

すると彼は「お、お、お・・・」と手を振りながら言いよどんでいる。

 

 

 

彼女を見て、おじさんと呼んでいいのやら、おばさんと呼んでいいのやら「お、お、お」の間に子供は必死に考えていたらしい。

 

 

 

結局、彼は「おじさああん」と大声で呼んだ。

 

 

 

そして彼女は彼を傷つけないように、おじさんのフリをして拾ってもらった野菜を受け取った。

 

 

 

私は中身が女か男かと言われたら、世の中のパターン化した男女分けに従うとすれば男に近いのは間違いない。

 

 

 

主婦の気持ちよりも働いている旦那の気持ちの方がよく理解できる。

 

 

恋愛に命を燃やしたこともないし、交際した男性の数が女の勲章になるとも思っていないし、貢ぎ物を求めたこともない。

 

 

他の女性の容姿にライバル意識を燃やしたこともないし、我慢してキツイ下着をつけてプロポーションを良く見せようとしたこともない。

 

 

 

仕事では我慢も忍耐も努力もするが、プライベートでは、ただただ、ぬるい。

 

 

 

髪の毛をショートにしてるのも、ロングが似合わない以前に、手入れが簡単だからだ。

 

「それがいけなかった・・」オヤジは反省しはじめた。

 

 

それは、かつて腹の中で笑っていた、頭をパンチパーマにした大阪のオバチャンと同じ仲間の証だからであった。

つづく

 

 

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オヤジへの変身

2019年03月22日 | 美容

朝、起きる。

 

 

布団を蹴り上げて、リビングに行き、そこにある鏡に何気なく目をやる。

 

 

「えっ?この人誰??」

 

 

ついこの間の出来事であるが、その時私は背筋がぞーーっとした。

 

 

 

「ほんとにあった怖い話」というテレビ番組があるが、私にとってはこれが「ほんとに怖い出来事」だったのである。

 

 

 

鏡の中にいたのは背中を丸めた小太りのおやじであった。

 

 

小太りのおばちゃんだったらわかる。

 

 

おやじだったからビックリ仰天したのである。

 

 

霊でも出たのかと、もう一度目をこすってよく見ると、鏡に映っていたのは私とお揃いのベージュのパジャマを着た、まぎれもないおやじだった。

 

 

 

 

気分のいい目覚めになるはずが、私の体のまわりにはオーラのように「がーーん」の文字が放射状に広がった。

 

 

何度、「こんなはずではない。これは何かの間違いだ」と幾ら首を振っても目の前にあるのはまぎれもない現実なのであった。

 

 

 

若い頃、老いというものは徐々にやってきて、一年、一年、なだらかに少しづつ老いていくと思っていたが、実はそうではなかった。

 

 

 

老いはがつん、がつんと階段状に襲ってくるのだ。

 

 

なだらかにやってきてくれれば、それほど、どきっとすることはない。

 

 

 

「そう言えば、ちょっとシワが・・・」と心のゆとりも出来る。

 

 

 

ところが階段状に襲ってこられると、ある日、突然、老いと直面するハメになる。

 

 

 

昨日までは、おばちゃんだったのに一晩寝たら、おやじになっている自分を発見したのである。

 

 

 

「朝、起きて虫になっているのとどっちがいいか?」と考えた。

 

 

 

その時のショックを考えたら、まだ虫の方がマシのような気がした。

 

 

人間から虫になれば文学になるが、おばちゃんがおやじになると、そこには笑いしかない。

 

 

当人は泣き笑いするしかないのだ。

 

 

この階段は若い時と中年になった時と段差や形状が違うような気がする。

 

 

 

若い時の階段は10㎝ほどで次の段まで1メートルくらい歩かなくてはならない、あまり意味のない階段があるが、とてもなだらかなものだ。

 

 

 

ところが中年になってからの老いの階段は違う。段差が1メートルで足を置く部分が10㎝くらいと逆になり、気をつけないと転げ落ちそうになる。

 

 

 

もちろん、一度階段を下りてしまったら前の段に上がることなど殆ど不可能なのだ。

 

 

 

「ううむ」

 

 

鏡をちらちらと見ながら、頭を抱えた。

 

 

おばちゃんから、おばあちゃんになるのはいいが、おばちゃんからオヤジになるのは、どうしても食い止めたい。

 

 

これは私のこれまでの人生で、一番の試練だった。

 

 

つづく

 

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おまけ

2019年03月20日 | 美容

女性誌に「おまけ」が付いて売られるようになったのは、いつ頃からだっただろうか?

 

 

 

うちの両親は昔人間なので「烏合の衆になるな」「おまけで釣られるような人間になるな」と、しょっちゅう言っていたし、そのように躾けられた。

 

 

 

 

そうは言われても子供の頃は、やっぱりおまけが欲しくて、グリコのキャラメルは買ってもらった。

 

 

当時、母が読んでいた婦人雑誌には、おまけのような付録がついていたけれど、編み物、和裁、料理の冊子だったと思う。

 

 

 

女性誌のおまけはポーチ、バッグなど、デザイナーやメーカーとのコラボや、オリジナルで、その雑誌を買わなければ手に入らない物ばかりらしい。おまけ目当てで雑誌を買い、中身はろくに読まないといった人も多いと聞いた。

 

 

 

以前、子供向けのチョコレートにキャラクターのシールが封入されていてレアもの欲しさにチョコレートを山ほど買い、本体は捨ててシールのみを集めるのが問題になった覚えがあるが、それと似たようなものなのだ。

 

 

 

街を歩いていると何人もの女性達が同じ柄とロゴのバッグを持っているのを見た。

 

 

 

店で売っているものほど立派ではなく、手作りであんなにバッグを持っているわけがないと首をかしげていたら、それが、おまけだったのである。

 

 

 

 

沢山の人が同じ物を持っているのは嫌じゃないのだろうかと思うのだけれど、彼女達はそうではないらしい。

 

 

 

相当、気に入っているのか、薄汚れているのに持ち続けている人もいた。

 

 

 

傍で見ていると、沢山の女性が同じおまけを喜んで、持っている状況に疑問を感じてしまう。

 

 

 

 

おまけを付けた女性誌は売上倍増だそうである。

 

 

それだけ、おまけに釣られる女性が多いわけだ。

 

 

私がお金を出して買ってあげているわけではないから、まあ、いいのだけれど、ちょっと嘆かわしい。

 

 

そして先日、本屋に行ったら、唯一、たまに購入していた雑誌まで、おまけを付けるようになっていた。

 

 

それを見た途端、「あぁ、おまえもか・・・」と気持ちが萎えてしまった。

 

 

そして「さようなら~」と悲しい気持ちで、その場を立ち去ったのだった。

 

 

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