愛ーエステ

長年のエステティシャンとしての経験を生かし正しいスキンケアをお伝えします。

素肌美人

2019年05月29日 | 美容

昨日、今日の写真のモデルであるO様が化粧品を買いに来店された。

 

 

 

O様は2年前、シミがお悩みで来店され、ピュールボーテをフルで使われ、もう、攻めのトリートメントも数回されている。

 

 

 

 

初めてお会いした時は、それはそれは濃---い厚塗りメイクをされており、余程、シミが嫌で隠したかったのだろう。

 

 

 

クリニックに行ってレーザーを受けようか、どうしょうか迷っておられた時にピュールボーテと巡り合った。

 

 

 

 

それからはコンスタントに2~3か月毎に化粧品を買いに来て下さるのだが、昨日、来られたO様の、お顔を見て正直ビックリした。

 

 

 

 

いつもおろしている前髪を後ろに引きつめてカチューシャに。そしてノーメイクに近い薄化粧。

 

 

 

 

シミがある時はピュールボーテのBBクリームではカバー力が無く、他メーカーのファンデを使っておられたのが、シミが殆ど無くなった今、BBクリームさえつけるのが嫌で素顔でいたいと言われていた。

 

 

 

 

「あの時、ピュールボーテを教えてもらって本当に良かった!!お蔭様で、こんなスッピンでも外に出られるようになったのよ~(^◇^)」

 

 

 

 

いえいえ、そんな嬉しい声を聞かせてもらえる私達の方が数倍、嬉しい!!

 

 

 

人生が変わる化粧品・・・逆に言えば、巡り逢わなければO様の人生も変わらなかったんだろな~(^◇^)

 

 

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同窓会

2019年05月28日 | 美容

T様、50代、ドクターピュールボーテを使い始めて4か月目。

 

 

今、現在はOption Tフルトリートメントの真っ只中。

 

 

 

大阪出身の方で、私の大好きな「ざっくばらん」な性格の持ち主。

 

 

 

そんなT様、先日、同窓会がある前日にSOU顔を初めて受けに来店された。

 

 

 

 

父の仕事の関係で毎年のように引っ越しをしていた「転勤族」の私には同窓会は無く、本当に羨ましい限りだ。

 

 

 

 

ドクターピュールボーテの商品を使ってはいるものの、SOU顔初めて受けられたT様は施術が終わり、鏡を見て頂いた時に目をまん丸にされ、頬を両手ではさみこみながら

 

 

「これ!!なぁーに!!凄すぎるやん!!」

 

 

 

フェイスラインがシャープになり、凹凸がハッキリされて大喜びで帰って行かれたT様に次回、同窓会での同級生の反応をお聞きするのが楽しみだった。

 

 

 

 

そして昨日、来店された時に、さっそく聞いてみた。

 

 

 

 

「如何でしたか?同級生の反応は?」

 

 

 

 

それがさぁ・・・・T様は少し暗い顔で・・・

 

 

「皆、大阪の人間やから、あけすけに言うねん。」

 

 

 

 

 

「あんたーーー!!なんか、変な注射してるんちゃう??」

 

 

 

 

「どないしたん!!そんな綺麗になるって、なんかヤバイことしてへん?」

 

 

 

 

さっすが大阪のおばちゃんの反応と言うか、表現は素晴らしい。

 

 

 

私は笑いをこらえながら

 

 

「それって最高の褒め言葉じゃないですか」と言ったら、T様も笑っておられた。

 

 

 

 

T様は初めて来られた時、顔色も全体にくすんでおり、頬には肝斑と思われる濃いシミがあり、

 

 

おまけに超ドライスキンで、もう素肌に関しては諦めていた方だ。

 

 

 

今は頬のシミも完璧ではないが、ほぼ目立たない程度になり、何よりも肌全体のトーンが明るくなり、ハリが出ているので、とても50代には見えない。

 

 

 

そんなT様を見ていて、つくづく思ったこと・・・・。

 

 

 

素肌が綺麗になると気持ちが前向きに明るくなる。そして人生が変わるのだと。

 

 

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シュノーケリング5

2019年05月27日 | 美容

沖縄で初のシュノーケリング初日。

 

 

 

天候は曇天のち雨予報。

 

 

 

 

海中でのパンをばら撒いた途端に集まってくる魚たちの美しい姿に魅入ってしまったものの、ほっとした途端、どーーんと深くなった部分が目に入った。

 

 

 

 

又、不安が私を襲った。

 

 

 

シュノーケルをやっていると、自分の呼吸音が聞こえる。

 

 

 

シュノーケルを口から離さない限り、息は出来る。

 

 

 

そういう状態が水中で楽なのは当たり前なのだが、その当たり前が不安につながるのだ。

 

 

 

 

「ああっ、鼻で思いっ切り息をしたい!!」私は急いでボートに戻り、

 

足をかける船尾のステップにつかまり、

 

 

ゴーグルをずりあげて「はぁはぁ」と鼻と口で思いっきり息をしてやっとひと心地ついたものの、ものすごい虚脱感に襲われた。

 

 

 

 

生まれて初めての事をやるのは、この歳になるとなかなかきつい。

 

 

 

いくら係員の青年に「ライフジャケットを着て居るから大丈夫ですよ」

 

 

と言われても、ダイバーが潮に流された事故などが頭に浮かび、

 

 

波もない穏やかな海だというのに

 

 

「ううむ、自然では何が起こるかわからんぞ」と警戒しまくるのだ。

 

 

 

 

 

このまま、ずっとステップにつかまっていようかとも思ったが、

 

 

又、海の中を見たくてバタバタと泳いでいった。

 

 

 

 

自分の思っている以上にボートから離れた私は

 

 

「えらいこっちゃ」と慌ててUターンする。

 

 

 

ボートの位置を中心に半径10メートルの区域の間を行きつ戻りつしていたのであった。

 

 

 

 

そのうち私はぐったり疲れてきた。

 

 

ウエットスーツを着ているとはいえ、海の中で体は冷えきり、おまけに雨も本降りになってきた。

 

 

 

私はまたまた得意の「船尾のステップしがみつき作戦」に出たが、

 

今回は二度とステップから手を放したくなかった。

 

 

 

時間にして15分か20分だったにもかかわらず、

 

 

けだるくて動く気になれない。

 

 

 

 

 

何よりも疲れたのは脚でも腕でもなくアゴだった。

 

 

シュノーケルが私の呼吸を支えている唯一の道具だったので水中を見ている時に必死にくわえすぎていたらしいのである。

 

 

つづく

 

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シュノーケリング4

2019年05月26日 | 美容

沖縄での初めてのシュノーケリング、私が30代の頃の話を。

 

 

 

 

曇天の日、初めて脚ひれをつけて潜った時、とにかく息をするのに必死であった。

 

 

 

ライフジャケットを付けているので安心だと青年に言われても、人生、いつ、何が起こるかわからないと思い、緊張のあまり手を握りしめたゲンコツで何度も周りに居る友達の頭を叩きつけたことか・・・。

 

 

 

 

ぷかぷか海面に浮いている時、ふと顔を上げると遠くに砂浜が見える。

 

 

 

 

曇天にもかかわらず、デッキチェアに座ったカップルや散歩している人の姿がある。

 

 

 

左側にはキャンプ用のテントも見える。

 

 

 

 

それなのに、ふと水面下を見ると、そこにはテーブルサンゴが拡がっている。

 

 

 

 

私は水面に顔をつけたり、あげたりしながら「この両方の世界はいったい何なんだろうか」と呆然としていた。

 

 

 

 

 

魚を集めるためにもらったパンは緊張して両手をげんこつ状態にしていたので右手の中で見事に圧縮されていた。

 

 

 

 

皆はどうしているのかと、ふと見渡すと、それぞれが水面に顔をつけている。

 

 

 

 

「よしっ」と私は気合をいれて水面に横になった。

 

 

 

そしてパンを海中でほぐした途端、海底から、すさまじい数の魚が私めがけて突進してきたのだった。

 

 

 

 

それはビックリする暇もなかった。

 

 

 

銀色、黒、青いの、小さいの、大きいの、それがパンくずめがけて集まってきて、パンを持った私の手に吸い付いてきた。

 

 

 

 

中で一番強烈だったのは体長が20センチくらい。

 

 

頭がズングリ丸くて、全体が黄緑色。

 

 

 

そこにショッキングピンクの放射状のラインが入っている。

 

 

何とも凄いデザインの魚であった。

 

 

顔だちがどことなく浜田幸一に似ていた。

 

 

 

体をぷりぷりと振りながら、パンくずを食べていた。

 

 

魚と同じ水中にいて、魚たちを見るのは、水族館で大きな水槽を眺めたりするのと全く違う。

 

 

こんなに生き生きとして、魚が綺麗なものだとは思わなかった。

 

 

 

エサを求めて魚たちは私の周りをぐるぐる泳いでいたが、パンがなくなると同時に私の前から姿を消してしまった。

 

 

ったく薄情な人間みたいな奴らだ。

 

 

つづく

 

 

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シュノーケリング3

2019年05月25日 | 美容

初めての沖縄でのシュノーケリング、

 

 

20年ぶりの海に怖気づいてしまったものの、お得意の居直り精神でフィンをつけて海に飛び込んだ。

 

 

 

 

ライフジャケットをつけているから海中に沈むことはないのだが、

 

 

 

ぷかぷか浮いているのも妙な気持ちである。

 

 

 

 

「いいですか、パンを投げますよ。このパンを持っていると魚が寄ってきますからね」

 

 

 

 

 

青年はボートの上から丸いパンを私達に投げてくれた。

 

 

 

パンを手にしながら、意を決して顔をつけると、そこには今までに見たことのない景色が広がっていた。

 

 

 

 

これまでテレビで海の中を映した映像を見ても私は特別な感動もなく

 

 

「へえ、こういうものなのか」

 

 

と思っただけだった。

 

 

 

ところが沖縄の海に行って、シュノーケルをやりながら、のぞいた光景を見て私は驚いた。

 

 

 

 

「これって本当に、本当なの」

 

 

 

 

とつぶやきながら、水面下に釘付けになった。

 

 

 

 

これが自然にできたものであるとは、とてもじゃないけど、思えなかったからだ。

 

 

 

 

 

グリーンとブルーが混ざったような不思議な色合いが、見渡す限りに広がっている。

 

 

 

足元には白、ベージュ、紫色のテーブルサンゴが見える。

 

 

 

 

サンゴの色に紫色まであるとは知らなかった。

 

 

 

 

その横には、どーんと深くなっている部分がある。

 

 

 

底に行くに従って、グリーンとブルーが段々濃くなっていって、深い部分がどうなっているのか全く見えない。

 

 

 

「うっ」

 

 

 

これを見た時、私は突然、恐ろしくなった。

 

 

 

 

息はちゃんとシュノーケルで出来ているし、ライフジャケットを着ているから、

 

 

そのまま海底に沈んでしまうことはない。

 

 

 

 

そう頭では分かっていながらも恐怖はのしかかり、

 

 

 

「わあ」

 

 

 

と言いながら、手足をばたばたさせてあばれ、

 

 

そばで泳いでいた友達の頭をげんこつで思いっ切りひっぱたいてしまったのであった。

 

 

 

 

 

できれば水面に顔をだして、一息つくために立ち泳ぎをしたいのだが、

 

 

うまくいかない。

 

 

 

脚ひれが邪魔になって体が垂直にならず、

 

 

 

どうしても腹這いで浮かんでしまうのである

 

 

 

ライフジャケットと脚ひれをつけた体を、

 

 

 

 

だましだまし、動かしながら、やっとの思いで立ち泳ぎ状態になりかけると

 

 

 

、又、腹ばい状態になってしまう。

 

 

 

このままで顔を水面の上に出すとなると体をエビぞりするしかなく、

 

 

 

私は根性の無いしゃちほこみたいな恰好で、ぷか~っと海面に浮いていた。

 

 

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シュノーケリング2

2019年05月24日 | 美容

買いそろえて来たシュノーケルの用具を全て身に付けてみると、

 

 

 

「なるほどねぇ」いっぱしの素潜り名人に見えるではないか!!

 

 

 

鏡の前で感心していると、インターホンが鳴った。

 

 

 

ビックリして出ると「お荷物、お届けにあがりました」と若い男性の声がした。

 

 

 

「あわわわ、は、はいはい」私は片手で受話器を持ちながら、慌ててゴーグルをかなぐり捨てて、彼が来る何十秒かの間に水着に上にTシャツとチノパンをはいて、何食わぬ顔をして荷物を受け取った。

 

 

 

 

苦労して買い求めたグッズを持っていった沖縄の海は静かであった。

 

 

 

梅雨がまだ明けておらず、曇天と時折降る大雨が、やる気まんまんの私達を迎えてくれた。

 

 

 

その上、とても寒い。

 

 

 

それでも私達はシュノーケルを強行した。

 

 

 

 

宿泊した場所のプライベートビーチでシュノーケリングツァーをやっていて、それに参加したのだが、参加したのは私達5人だけだった。

 

 

 

 

 

「今日は寒いのでウエットスーツを着てください」案内してくれる青年がそういうので、30歳の男性一人と37歳から43歳の4人の女達は派手なウエットスーツに身を固めることになった。

 

 

 

 

水着選びに必死になったのが何のためだかわからない。

 

 

 

 

おまけにウエットスーツを着た私の姿はサンダーバードに無理矢理参加した、間抜けな乗組員みたいなのである。

 

 

 

しかし寒さには勝てない。

 

 

 

その上にライフジャケットを着用し、私達はモーターボートで沖まで連れて行かれた。

 

 

 

「こわいよーー」何しろ海に行くのが20年ぶりの私である。

 

 

 

 

「大丈夫ですよ。ライフジャケットを着ていますから」そう言われても、脚が立たない所はやはり不安だ。

 

 

期待と不安が交錯したものの、「ここまで来たら、やるっきゃないのだ」と活を入れて脚ひれをつけて海に飛び込んだ。

 

 

つづく

 

 

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シュノーケリング

2019年05月22日 | 美容

シュノーケリングに行くのに水着のことしか頭になかった私は友人から持参すべき道具の一覧表をメモしてもらい再び、水着を購入した店に行った。

 

 

シュノーケル、ゴーグル、手袋、サーフパンツなど、メモしてあるものを買った。

 

 

 

怪我をしないためにビーチサンダルとは別に、海用の靴も必要なのだ。

 

 

 

ブーツタイプのものはあるが、これは日焼けした時に、恰好悪くなるのでローカットのものがよいのだが、子供用と男性用があるのに女性用がない。

 

 

 

 

売り場の店員さんに聞いてみると「もしかしたら釣具店にあるかもしれません」と言う。

 

 

 

 

ビルの中にある釣り具店に行ってみたら、そこにあるのは、釣り好きのオヤジが履くような絶対にすべりはしないけれど、私の趣味には到底合いそうにないデザインのものばかりであった。

 

 

 

 

又、店に戻り、店員さんになかったと言うと、彼女は系列店に電話をかけて、一生懸命探してくれた。

 

 

 

すると3条のある店に一足だけあった。

 

 

 

 

私はその一足のナイキのアクアターフを求めて、疲れてもうろうとした頭で歩いて行った。

 

 

 

 

「どうしてこんなことまでしなきゃならんのか?」

 

 

 

 

でも店でアクアターフを手にした時はやっぱり嬉しくなって「これから沖縄に行ってシュノーケルをやるんだわあ」という気分が盛り上がってきたのである。

 

 

 

 

 

家に帰り、やっと揃った旅行グッズをずらっと並べてみた。

 

 

 

水着、サーフパンツ、シュノーケル、手袋、ゴーグル、アクアターフ。

 

 

 

 

スクール水着は親が買ってくれたから全部、初めて自分で買ったものばかりである。

 

 

 

 

私は思わず、全部を身につけてみようと服を脱いで水着に着替え、ゴーグルをはめ、シュノーケルを口にくわえ、手袋をして靴を履いた。

 

 

 

 

鏡に映してみるとなかなかいいではないか。

 

 

 

 

いかにも「これから沖縄に行くぞーー」という感じである。

 

 

 

ゴーグルをしているため、鼻で息ができないのでシュノーケルで呼吸してみた。

 

 

 

何だか妙だったけれど、息はできる。

 

 

 

子供の頃、兄と二人でちくわを隠し持って風呂に入り、「シュノーケルだあ」と遊んでいたのを見つかり、母親にいやというほど、尻をぶたれたことを思い出したりした。

 

 

つづく

 

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水着談義2

2019年05月21日 | 美容

水着を試着するために試着室に押し込まれたものの「試着は3枚までにお願いします」と書いてあるのに店員さんは「いいです、いいです。どんどん着て下さい。とにかく20年ぶりなんですから」といって差し入れてくれた。

 

 

 

水着のデザインがこんなに大事だとは思わなかった。

 

 

 

腹のところにうまいこと布が交差しているために腹がへこんでみえるもの、背中にポイントがあるために、尻がスッキリ見えるもの、似合う物と似合わないものでは体重が5キロくらい、違うように見える。

 

 

 

最初は何でもいいと思っていたのに、やはり少しでもスタイルがよく見えるほうがいいと思うようになってしまった。

 

 

 

1枚だけ買うつもりでいたのだが、海で3泊すると言ったら、彼女が

 

 

「それでしたら3枚必要ですね、濡れた水着を着るのは気持ちが悪いですから」と言う。

 

 

 

私は紺地の花柄とブルー系のパレオつきとやらと、黄色と水色とシルバーが、パレットの上でぐちゃぐちゃになったような柄のと3枚買った。

 

 

 

その話を友人にしたら「まーー、シュノーケルをやりに行くんだからね。私達が前に和歌山ニシュノーケルをしに行った時は水着の上にTシャツとサーフパンツをはいてやったのよ」とまたまた呆れられた。

 

 

 

 

「水着が乾かない時は生乾きのまま、「ちょっと冷たいなー」と思いながら着ればいいのよ。どうせ海に入れば濡れちゃうんだから」他の友達もそう言った。

 

 

 

「そりゃ、そうだな」私は納得した。

 

 

 

でも10枚以上、試着した中から厳選した3枚の水着は、どうしたらいいんだろうか?

 

 

 

「いいんじゃないの、せっかく買ったんだから、みんな持ってくれば。私達、拝見させて頂くから。そうそう、シュノーケルをやる時に必要なものを書いておいたから、これは絶対に持っていかないと駄目よ」

 

 

 

「ひーっ」

 

 

何かとんちんかんなことをやっているようだと、うすうす感じた私は「はい」と素直に返事をして、あらためて水着を購入した店に行った。

つづく

 

 

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水着談義

2019年05月20日 | 美容

30代の頃、突然、沖縄旅行が決定し、水着を買いに行った時の話を。

 

 

 

幹事をしてくれる女性に、おそるおそる「やっぱり水着もいるのかなぁ」と尋ねたら「当ったり前じゃない、水着を持っていかなくてどうすんのよ」と呆れられた。

 

 

 

私は高校生の時以来、水着姿になったことがない。

 

 

 

それも友達と海に行った時だけで学校のプールの授業の時は体重が60キロありながら「病弱なもので」と教師に言って、見学にまわっていた。

 

 

 

だから私はスクール水着しか着たことがないのである。

 

 

 

 

無地の競泳用の水着でも買うか。ナンパされに行くわけじゃないんだから水着であれば何でもいいわさ・・・と思い大手のスポーツ店に行った。

 

 

 

丁度、水着コーナーが大々的に設けられたところで沢山の店員さんがいた。

 

 

 

 

私は自分に似ているコロコロ体型の店員さんに「ハイレッグじゃなくて無地の水着が欲しいんですけど」と声をかけた。

 

 

 

 

こういう場合、背が高くてスタイルがいい店員さんにアドバイスを受けても、素直に聞くことが出来ない。

 

 

 

 

「そんなこと言ったって、どうせあなたには私の悩みなんか、わかりっこないわよ」と言いたくなるのだ。

 

 

 

 

声をかけた若い店員さんは、とても感じがよく、無地の水着が置いてある場所に連れて行ってくれた。

 

 

 

 

「私、水着を買うのは20年ぶりなんです」と言うと彼女は

 

 

「えーーー!!」とビックリしながら「どこかに行かれるのですか?」と聞いてきた。

 

 

 

 

「ええ、沖縄に・・・」と言った途端、彼女は目を丸くした。

 

 

 

 

「沖縄ぁ?沖縄に行くのに、この水着を持っていっちゃいけません!!いけません!いけません。逆に悪目立ちします。沖縄にはだめです!!」

 

 

 

 

ぐいぐいと私の手を引っ張って、華やかな花柄の水着が並んでいる所に連れて行った。

 

 

 

 

「せめてこのくらい着て下さいよ」彼女は紺地に白とグレーで花が描かれた水着を見せた。

 

 

 

肩が丸出しになっていて、本体についている細い紐を首にひっかけて着用するタイプだ。

 

胸には私が大嫌いなリボンがついている。

 

 

 

「リボンをほどいて首に結べば、どんなに泳いでも大丈夫。絶対に水着は落ちてきません」

 

 

「あのーー、これハイレグじゃないですよね」

 

 

念を押すと彼女は首を縦に振った。

 

 

「試着しないとわからないので、どんどん着てみてくださいね」

 

 

彼女は私を試着室に押し込んだ。

 

 

 

「いちおう、これもどうぞ」

 

 

カーテンの隙間から、何の飾りもないワンピース水着が差し入れられた。

 

 

まず、これを着てみた。

 

 

 

「どっひゃーー」であった。

 

 

 

下腹の出具合、尻のタレ具合、腕のたるみなど、もう、もろわかりである。

 

 

「ひーっ」

 

 

 

私は前面の鏡に映る、小柄な、トドの姿から目をそらしつつ、ぷりぷり水着に着替えた。

 

 

「おおっ」

 

 

 

これは発見であった。

 

 

さっきの水着では世間に露呈されていた下腹が、この水着を着ると目立たない。

 

 

 

様子を見にきた店員さんに、そう伝えると「そうなんです!」と胸を張り、私の水着姿を見て、体型に合いそうなものを次々に持ってきてくれた。

つづく

 

 

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母の病気5

2019年05月19日 | 美容

びっくり仰天するスタイルで現れた母を見て、「もったいない」だけでお洒落もせずに、私のお古を着ている母が不憫でならなかった。

 

 

 

若い時は何でもいいけれど、ある年齢に達したら、お洒落はしたほうがいいと思う。

 

 

 

 

この頃は私がああだこうだとうるさく言ったために、髪も短く切ってすっきりしたし、とんでもない恰好もしなくなった。

 

 

 

買い物に行くときも連れていって似合うものがあればプレゼントしたりしているのだが「あれが、いい」と指さすので、近寄ってみるとアルマーニやクリツィアのスーツだったりするので、こっちの心臓がドキドキする。

 

 

 

 

だいたい、試着してみると似合わないので、ほっと胸をなでおろしているのであるが、少しはセンスを磨いてもらおうと年輩の女性向きの雑誌を見せたりすることもある。

 

 

 

しかし彼女は服やアクセサリーではなく、モデルの女優の顔を見て、「あらーー、この人若い頃は綺麗だったのに、しわが凄いわねぇー」などと言っている。

 

 

 

 

そんなことよりも、見るべきものは他に沢山あるだろう、と,言いたくなるが全く彼女は気にしていない。

 

 

 

 

「おねえちゃんが学生の頃に着ていた、薄手のたっぷりしたコートを縫い直したらこういうワンピースが出来るわね」などと、サンローランのワンピースを指さしながら言っている。

 

 

 

リフォームも良い心がけではあるが、センスがない人がやっても無駄だと思う。

 

 

 

しかし私のそういう気持ちも、母の頑固な「勿体ない攻撃」には、どうやったって勝てないのである。

 

 

 

母に勝てない私も、今は我が娘が「要らなかったら捨ててね」

 

 

っと、どーんと持って来る下着類を見て、「もったいない」を連発し、捨てることなく履いている自分がいるのであった。

 

 

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