今年の祇園祭の時に京都駅に居た私は様々な浴衣姿の女性を見た。
今や浴衣は女の子にとってワンピース感覚。
クロックスを穿いている女性も居れば、普通のミュールを穿いている女性も沢山居た。浴衣には下駄と言うのは、もう古いらしい。
だが、先日、どうしても納得出来ない驚くべき状況を目撃してしまった。
最寄り駅に行く途中、生成の地にブルーの花模様の浴衣姿の女の子が歩いていたので思わず目をやったとたん、頭の中に「??」
まさか、そんな事があるはずがない!!!・・・・と思いつつ、後をついて点検したら、やっぱりそうだったので、ビックリ仰天!!
その女の子は浴衣の下にパンツしか穿いていなかった・・・。
思わず周囲を見渡したが、他の人は何も関心が無いようだった。
甚だしく透けているわけではないので公衆の面前で恥をかくわけではないが、
光線の加減で時折、脚がにっきょりと透けて見える。これで電車に乗るとなったら、私の方がハラハラしてしまう。
家の中で風呂上りに浴衣を着るなら、それもありかもしれないけれど、一応、電車に乗るのだから、それなりの準備が必要だ。浴衣で外に出る場合は昔は肌襦袢と裾除けをつけたものだけれど、今では、上下がつながった、便利な和装用のスリップがある。タンクトップとペチコートでも代用できるし、とにかく浴衣の下に一枚着るのは常識だと思っていた。
しかし、常識は今や常識ではなくなってきている。私の知らない所で「浴衣の下はパンツ一丁でOK]とでも出ているのだろうか?
この話を着物スタイリストを仕事としている女性に話したら「そういう話には事欠きません」っとため息をついた。花火大会などで浴衣姿の女の子を眺めていると必ず5人位は左前に着ている子がいると言う。
洋服は透けない限り、極端に言えば、下がすっぽんぽんでも平気だが、着物はそうはいかない。やはり女の子達は浴衣を着物ではなく、木綿のワンピースと思っているらしい。だから胸が開いても丈が短くても平気なんだ。
世の中の男性にとっては喜ばしいことでも、最低限、見苦しくなく着物を着てほしいと思っている我々の年代から見れば頭を抱えたくなる状況なのだった。
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