
かつて、スポ根アニメが流行った頃の日本は、「体罰」だの「ど根性」だの「水を飲むな」だの、今思えばなんて非科学的で選手の人格否定的なやり方だったのだろうとあたらためて驚く。
1964年の東京オリンピック。「東洋の魔女」と言われた女子バレーボールの監督も、「鬼の大松」と言われ、スパルタ式の厳しい指導が結果を出したから、そのような指導は、肯定的に受け止められていた。
星一徹も息子を平手打ちしていたっけなあ。今だったら間違いなく炎上する案件だ。

しかし星飛雄馬のように剛速球を投げられなかったとしても、たいした結果が出なくても、体罰もありの鬼のような指導などが、指導者のあるべき姿として長く戦後の日本のスポーツに浸透してしまったことは、悲劇としか言いようがない。
戦後民主主義の中でもいまだに軍隊様式がはびこっていたんだ。
指導者や上級生によるパワハラ、セクハラ、いじめ。昨今のアマチュアスポーツ界の各方面のゴタゴタにも、象徴されている。
昭和も終わって平成も最後になって、ようやくスポーツ界内側からの改革が始まってきたのではないでしょうか。


大坂なおみ 633P(平和)
今、日本に喜びを与えてくれたテニスの大坂なおみさんの快挙は、彼女が全米オープンで優勝した快挙、だけでなく、彼女の人柄やコーチとの関係性が、素敵だと評価されているのですね。
スポーツ選手のパワーとは、運動の優劣の問題と考えられがちですが、あにはからんや。
その真価は、成功体験のその後の態度にどれだけ人々を癒し、励まし、エネルギーを与えてくれるか、というところにあります。
人生の本当の成功は、有名になって金持ちになることではないのです。
→成功体験を乗り越えて
テニスを好きな人は当然でしょうが、テニスを知らない人でもなんとなく大坂選手の人間性に惹かれてしまうのは、やはり彼女の持つ高いエネルギーや癒やしの力によるものと思います。
また、サーシャコーチは、「希望」を示す322Pですから、二人の中にはとても良い関係性ができていますね。
二人に関して、市井の中のパワーの人のコメント欄よりご紹介します。
大坂なおみ選手とサーシャコーチ (私は少数派)
2018-09-11 21:19:48
>「大坂なおみさん(633p)」
って、びっくりです!
彼女の全米決勝戦のプレイも振る舞いも素晴らしく、あのようなとんでもない状況にも関わらず、自分のテニスに集中して終始セレナ選手を圧倒しました。勝利インタビューも謙虚で賢明な人間性がにじみ出ていました。どこまでもセレナ選手をリスペクトする姿、会場の人たちへの気遣いの言葉は世界中から絶賛されていますね。
サーシャコーチの選手と対等の目線でコーチする姿勢、決して上から目線で押さえつけたり威圧したりしないコーチングは日本のスポーツ界にはなかなか見られない素晴らしい指導者だとテレビで言ってました。
日本の従来ありがちだった上下関係に基づく指導は変えていくべき時なのではないかと私は思います。
私は少数派さんへ (金木犀)
2018-09-11 22:26:36
そうなんですよ。
実は彼女が優勝する前に、調べていたのですが、私どもも本当に驚きました。
パワーの方は、10の位と1の位が23という数値に集まっていたのに、彼女は33だったから。
この意味するところはこれから、少しずつ分かってくるかもしれませんが、とにかく高いパワーの方です。
アスリートでこのレベルの人たちは、イチロー選手と浅田真央さん、それからサッカー日本代表の西野前監督くらいしか知りません。
皆、私達に勇気や喜びを与えてくださるとともに、癒やしのようなエネルギーを持っている方たちですね。
スポーツの世界は、肉体とメンタルのコントロールが結果に繋がります。
特別に鍛えられた人が、やがて「ある境地」に達することは理解することができることです。
このことから、意識レベルを高める一つのヒントになると思います。
また、なおみさんのコーチのフォローが素晴らしいですね。
日本のスポーツの世界は、「巨人の星」じゃないですが、上下関係が絶対的で、指導者は厳しく鍛える、ときに体罰もあり。なんていうのが、選手の方にも植え付けられていました。
パワハラもセクハラも含めて、やっぱり選手の人権を傷つけるようなことは、いけないことなんだ、と、今のスポーツ界のゴタゴタは、日本のスポーツ界が目覚めてきている証なのだと思います。
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ただ、今はマスコミもすごいし、いろいろな人が思惑を持って寄ってくるだろうし、嫉妬する人もいるだろうし・・
これから別の意味で大変かもしれません。
誘惑や落とし穴がどこにあるかわからないので、今の自分のペースを崩さぬように、と祈ります。
なおみさんなら、試練も乗り越えてゆけるエネルギーを持ってますから大丈夫と思いますが。

意識エネルギーの高い方たちに共通している特長として、「情緒の安定」が挙げられます。
これは幸福を感じるときに出てくる脳内伝達物質セロトニンによるものです。
裏返せば、セロトニンがこんこんと出ているような方たちの意識エネルギーは、皆高いのです。
タイで洞窟に閉じ込められた少年たちが、瞑想と呼吸法によってパニックが避けられたという報道もありました。
彼らが行った、瞑想と呼吸法によって、心を安定させるセロトニンが活性化したのだと思います。
また、体の歪みによって脳ストレスが発生してセロトニン神経が阻害されます。
ですから、アスリートたちが体幹を鍛えることで姿勢が整い、セロトニンの分泌が増え、インナーマッスルがよく働き、一瞬にして「ある境地」に達することも想像に難くありません。

それはそれとしても、体操の宮川さんも、もし新たなコーチが必要なら、やはり310以上のパワーの方と組まれると、より納得できる結果が得られるのではないかなあと思います。速水・元コーチは、パワーですがまだ弱く、残念ながら知る限りでは、思い当たる方を知りませんが・・・。
今、好調な水泳やフィギュアスケートなども、日本ではなく海外での練習で選手たちが吸収してきたものが多いのではないでしょうか。
「私は少数派」さんも書かれていますが、日本のスポーツ界においても、意識改革というか、気づいた人達によって過去のしがらみから離れた、新しい変化が起こればいいなと思います。