ぼく ママのおなかにいるとき、
ジジの車 洗ってやろうとおもってたの
ババのお手伝いも してやろうと思ってたの
(じゃあ、みんなのお手伝いしようと思って、生まれてきたの?)
うん! たすかるでしょっ!
子どもが言葉を話しだすようになって物心つくまでの4~5歳くらいまでの間って、思いがけない言葉に巡り合うものです。
上の言葉、息子が、4歳くらいだったと思いますが、車庫の前で車を見て、突然こんなことを言い出しました。
車、洗ってくれるのはいいですが、なんで「ママのおなかにいる時」がつくのか・・・そこが、なんとも素敵で、おもしろくて。
私の両親であり、息子のジジとババである二人は、ずっと仮面夫婦といっても過言ではなかった・・・
私は母から離婚の相談も何度も受けていたのに、孫ができてからは、母の意識は、離婚ではない方向をむくようになり、幼かった孫が夫婦を結ぶ絆を、期せずにして作ってくれていたことは、はたから見てもよくわかりました。
しかし、上記の言葉を改めて思い出すと、期せずしてどころか、期して生まれてきたのだと今になって思います。
私はそれが怖くてきっと子供が怖いのですけど(苦笑)
金木犀さまはお子さんがいらっしゃったんですね。
今は何歳になるんですか?
親子って素晴らしいですよね。
よその知らない方の赤ちゃんがかわいくて、お母さんに見られないように、
こっそり、べろべろ~ってすると、
笑ってくれればいいけど、不思議そうにいつまでもじーっと見られて、
こちらが恥ずかしくなって身の置き所がなくなってしまうことがあります。
他人の子の扱いは、難しい・・
息子は、来年、成人式を迎えます。
言葉を話し始めたころの言葉が面白くて、
手帳にいろいろ書きとめていたのが、ついこの間のような気もしますし、
はるかずっと遠くのことのような気もします。
私が尊敬するのは子を持つ母親、そして同時にご主人の面倒も見ないといけない(苦笑)奥さんである方々です。
お給料は貰えないけど家の事をするのは本当に大変な事。
女性は男性と違って妊娠・出産によって制約が出て来ますからね。
そんな中、本当にけなげで、見返りを求めない愛情を注ぐ皆さんは偉大だと思います。
私にはできそうにありませんよ・・・。
しかし、人それぞれ、生まれてきた役割・持ってきた役割がありますから。
sable de sesokoさんご自身のこの人生の仕事や役割において、結婚という形にとらわれることが不要なら、それも「あり」だと思います。
(もちろん、今の時代、妻だけが育児や家事をするなんて言う考え方も変わってきてますし、ね)
誰にとっても、人生はいいこといいことばっかりとはいきませんが・・。
それを乗り越えるために生れてきた、ともいえますから。
お互い、自分の人生というこのステージを苦しみながら楽しみましょう。