「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」 村上春樹
「強者と弱者の紛争から手を引けば、
私たちは強者の側に立つことになる。
中立になるわけではないのだ」 バンクシー
作家の村上春樹も覆面画家のバンクシーもパワーの人ですが、
どちらも、イスラエルのパレスチナ攻撃に対してパレスチナに寄り添った発言をした。
今、ロシア・ソ連の歴史の背景や西側の横暴、反米、反ネオコン、NATO批判、いろんな理由で、ロシア擁護の立場を取っている人たちがいらっしゃるのですが・・
どんな理由があったとしても、今起こっていることを、「どっちもどっち」あるいはロシアのフェイク写真、フェイク動画などのプロパガンダを真に受けて、「ゼレンスキーが悪い」となってしまうのは違うと思う。
今この時も、ウクライナでロシアの攻撃によって命の危機にさらされている、あるいは殺されてしまった無関係の罪のない人たちに対して、同じように言えるのだろうか。
民族衣装を着たウクライナの猫。ウクライナにもロシアにも猫好きが沢山います😿。猫のためにも平和を! pic.twitter.com/MxYmAbipc8
— M. Manabe (@nekomanabe) February 25, 2022
子どもや妊婦さんだけじゃない。一緒に暮らす犬や猫たちも同時に殺す。がれきの下に押しつぶされていく命。
同様に、培ってきたウクライナの自然、生態系、ふるさと、産業、文化も一緒に破壊している。
生命にエネルギーを与えるのがパワーの力、生命からエネルギーを奪うのがフォースの力。
プーチンは、フォースの中でもマイナスフォースという、周囲を闇に引きずり落とすようなマイナスのエネルギーがとても強い。プロバガンダにだまされるロシア国民も、批判して牢屋に入れられるロシア国民も、命令されてウクライナで殺されてしまったロシア兵もプーチンの被害者だ。
考えは自由であり、どう考えるのもその人の自由だけど、影響力のある人が影響力のあるメディアで訳知りで中立を装うこと自体、私には、明らかに、壁の側に立つこと、強者の側に立つことのように感じるのです。
「パワーかフォースか」・・8章パワーの根源より
パワーの根源を探っていくと、それは「意味」とつながることがわかります。また「意味」は生命の大切さとつながっていることもわかります。
フォースは具体的かつ論理的なので、議論好きでもあります。フォースは実証することと、他からサポートを必要とします。
しかしパワーの根源は議論する必要がなく、証明する対象にはなりません。自明なので論争する必要がないのです。
健康が病気より大切で、命が死より大事であり、名誉は不名誉より望ましく、信頼と信用は、疑いや皮肉より望ましく、破壊より創造が望ましいでしょう。
そういう事だと思います。
ロシアがウクライナ攻撃するのはやむにやまれる理由があるからだ、といくら言葉を尽くしても、それは自明の理ではない。
ロシアのラブロフ外務大臣が、いくら言葉を尽くしても、「ウクライナを攻撃していない」というのは嘘だ。100回言われても真実にはならない。
戦争より平和が望ましいのは当たり前のこと。
論争の必要もない。悪いことは悪い。シンプルな答えしか出てきません。
尚、ゼレンスキー大統領に対して、不思議人間によれば、「この人は本気で命をかけている」という決意を最初にテレビ画面から受け取ったと言います。なぜわかるのか不思議ですけど、不思議人間なので・・・
(反対にプーチンは、自分を守ることしか考えていません)
ゼレンスキー氏は、欧米各国のリーダーたちより、今は、よほど強いパワーですから、自分の意志で逃げずに残ることを決め、国民を守ることを決めたのだと思います。一部の方がいうような、欧米の操り人形ではないと私どもは信じています。
※尚、パワーやフォースの数値は、私どもが勝手に個人的に調べているもので断定するものではありません。
歴史は繰り返す・・・
人類の愚かさを見せ付けられているのだと感じます。
21世紀最初の年、2001年9月11日の衝撃に近いものがありました。
21世紀は、もう、暴力的な紛争など存在しないのだろうと思っていたのに。。。
2年前の今日、スペインでは、新型コロナで、非常事態宣言が発せられ、不要不急の外出禁止となりました。
この記事の中で最後の方に言及しています。
「見えなくてもあるもの」
https://shihihaida.blog.fc2.com/blog-entry-1066.html
翌月には、イベルメクチンの試験管内実験でのウィルス不活性化についての研究結果報道があり、これで、感染拡大はなくなり、安心と思っていたのに、ワクチン狂想曲が始まり、今なお不透明。。。
TVは、もう、すっかり、宇露戦争一色。。。
感情的にならずに、理性でどうやって克服するか。
日和見菌的な人々にかけられている洗脳をいかに解くか。
先日、目にした記事です。
『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、ウクライナ侵攻を受けてガーディアン紙に緊急寄稿。全文公開!
2022年2月28日 ガーディアン紙
プーチンは負けた――ウラジーミル・プーチンがすでにこの戦争に敗れた理由
(原題:Why Vladimir Putin has already lost this war)
https://web.kawade.co.jp/bungei/34777/
ユヴァル氏の著作は読んだことありませんので、彼に対しての分析はできませんが、この記事に関しては、そうだな、と思うので、シェアします。
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「パワーかフォースか」原理主義なので、内容と登場人物の意識レベルの特徴がはっきり明確になって、とてもよかったです。
新記事にするかもしれないです、ありがとうございました。
なお、著者の方、423P理性。今の時代のキーパーソンならぬ、キー意識レベルの方です。