自民党のサボタージュにより、潰された電力自由化法案

昨日、国会が閉幕され、４つの大事な法案が潰れました。
そのひとつが、電力の自由化などを折り込んだ法案。安倍総理は、野党が多数の参院のねじれのせいだ、と言っていますが、本当にそうでしょうか？
以下、細野豪志さんのツイッターより。

細野豪志‏＠hosono_54　6月24日

（その１）通常国会も最終盤。参議院では奇妙なことが起こっています。先週金曜日、与党から平田議長に対して不可解な不信任案が提出されました。議会の長に対する不信任案は最優先で採決すべき案件なのですが、週末を超えていまだに採決されていません。異常な事態ですので、連ツイでお知らせします。

（その２）２４日、ついに議長自身が採決を要請しましたが、与党の議運委員長は２５日の採決も見送るようです。不信任案が出された本当の理由は、予算委員会を開きたくないということのようです。実際、２４日に予算委員会が開かれましたが、与党議員は審議拒否。閣僚も誰一人出席しませんでした。

（その３）これは、総理、閣僚は「答弁又は説明のため出席を求められたときは、出席しなければならない」とした憲法６３条に違反する行為です。

（その４）さらに奇妙なのは、民主党が、議長不信任案を早期に処理して、参議院での質疑採決が残っている電気事業法、生活保護法、生活困窮者自立支援法、海賊海域警備特措法の４つの内閣提出法案を処理するよう促しているにも関わらず、与党に応じる気配がないことです。

（その５）これらの４法案は、いずれも、我々が与党時代に関わった、もしくは与野党で議論したうえで衆議院から送ったものばかりです。不可思議なのは、我々野党が法案を成立させようとしているにも関わらず、与党が、不信任案の採決を遅らせることで４法案の成立を困難にさせていることです。

（その６）このところ、自民党からねじれの解消が必要であるとの主張が聞こえてきます。４法案不成立の原因を民主党に押し付けて、「衆参のねじれ」の解消の必要性を参議院選挙で訴えるつもりなのでしょうか。

（その７）民主党は、国民生活に必要な法案の成立を望んでいます。通常国会の会期はあと２日。最後までそのための努力をしたいと思います。政局に目を奪われることなく、政府与党がその責任を全うすることを期待したいと思います。

日付変わって、６月２５日

細野豪志‏＠hosono_54　6月25日

閣僚の委員会出席を定めた憲法63条違反、定数削減の約束反古、社会保障の実務者協議のサボタージュ。我々は忍びがたきを忍んで問責決議の提出を見送り、4法案を成立させようとしています。ところが与党は本気で内閣提出法案の成立を阻止する気のようです。信じがたいことが行われようとしています。

いよいよ、国会最終日。国民のために残された法案成立を目指したいと思います。昨晩から、最後の努力をしている人たちが与野党にいます。党利党略を越えて結論を出した上で、来るべき戦いに挑みたいと思います。

これから、参議院で問責決議案が採決されます。4法案の審議採決を優先し、国民生活に関わる法案を成立させるべきとの私たちの主張は退けられました。先に問責決議案を採決すれば、法案が成立しないことは分かりきったことです。昨晩、恐れていたことが現実になりました。

そして、民主党の蓮舫議員のツイッターには、内閣から審議拒否の回答があったと

蓮舫‏＠renho_sha　6月25日

さらに、予算委員長が内閣に対し正式に文書で予算委員会への出席要求をしたところ、添付のような署名のないメモで拒否との回答がありました。
国権の最高機関である国会へのこうした軽んじた対応は議会制民主主義の軽視です。
画像→https://twitter.com/renho_sha/status/349762817848643584/photo/1

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結局のところ、与党自民党は、この4法案を通させないために、意味のない議長の不信任案を提出し、議長の不信任案は最優先で審議しなければならないのに、与党は審議拒否。閣僚も出席をサボタージュしたまま、通さなければならない４法案が滞ってしまい、会期は終わり、審議できずに廃案になってしまった。

なんという税金の無駄遣い。しかも、衆院が通ったものが参院では通らなかった。つまり、野党が多数の参院が悪い、ねじれが悪いというようなイメージをつけるための、姑息な対応。
なんだかもう、ずる賢くやったが勝ち、みたいな昔の政治手法がいまだに使われていて、うんざりする。子どもにも教えられない。こういう人たちに教育うんぬん、語ってもらいたくもないし、政治家の前に人としてダメだ。

昔いじめっこで、親が見えない所で、「やめて、やめて、叩かないで」とあたかも自分が叩かれているようなことを言いながら、人を叩いていた子どもがいたが、久しぶりにそんなことまで思い出した。
まあ、嫌な子だこと。

ネットの大海の小さな片隅でこっそりとしゃべっているこの弱小ブログにも、自民党批判記事には、わざわざ探しだしてコメントくださるような方たちがいらっしゃる。申し訳ないけれど、お相手できませんので表には出していないけれど、一つ前の記事にも速攻で笑っちゃうくらいわかりやすいコメントを頂いたので、面白さのあまり？今回だけ特別にご紹介しますね。

　　Unknown 2013-06-26 21:50:15 あ
　　電力自由化法案は民主党の
　　問責で潰されました。

ほらね（笑）。上記細野さんのツイッター太字緑で示すように、細野さんが危惧した通りのコメントありがとうございます。
嘘なのに、まことしやかな真実のように、デマを書いて回っている人たち。民主党政権時代も、ネットに書き込み、マスコミに嘘をリークし、ずっと同じようなことをやっていたよね。
得意顔で嘘を真実のように言うのは安倍政権のやり方そのもの。奇しくもハンドルネーム「あ」の字の人は、「あ」のつく総理のチーム名でしょうか。

正解は、
　　電力自由化法案は自民党の
　　姑息なサボタージュで潰されました。

でした。皆さん、もう、だまされないでね。
ネット選挙なんて、やらないほうがいいと思うわ。
民主党が思っているネット選挙と、自民党のそれは質が違うし、民主党に自民と同じようなことやってほしくないしね・・・
でも、「あ」の字の人のように「息をするように嘘をつく」のは、民主党は出来ないと思うけどね。