権力をずーっと持っていたい症候群

ロシアの大統領選、またもやプーチンが圧勝で権力を握って１８年だ。投票所で一人が複数の投票用紙を入れるという不正が行われた映像も見つかったが、プーチン一強のロシアでは、そんなことは大した事ではないのだろう。
ロシアの子どもたちは、生まれる前から国家の顔はプーチンだから、プーチン以外考えられないかも。
まだ１５歳のザギトワは、プーチンの前で、ようやく国旗や国歌のもと、金メダルを見せられたと喜んだ。
彼女が生まれる前から権力者だった人なので、彼に称賛されれば舞い上がらないほうがおかしい。
あざとい権力者は人気者を利用するのは常套手段だ。ロシアに限ったことではないけど。


中国の習近平は、中国の憲法を変えてまで、国家主席の任期を撤廃した。
あっと言う間のほぼ満場一致で決議され、彼は終身主席の座にいることもできるようになった。


私が子供の頃は、気づいたときには佐藤栄作が総理大臣という立場にずーっといたので、小学校の頃は天皇陛下があの方であるのと同じく総理大臣は佐藤栄作に決まっているのだと思っていたくらいだ。（いろいろばかな子どもだった）
安倍さんも６年も総理大臣をやっていれば、私と同じ誤解をするような小学生もいるかもしれないな。
一時代前なら、責任問題で辞任しなければならない案件も、しれっと問題ないような感じで、権力の座に居座り続けている。
権力に固執するのは麻生さんも同じだろうが、一度下野して、もう二度とあんな思いはしたくないと身にしみたのか、彼らはせっかく反省と謙虚さを持つ機会が与えられたのに、逆に権力を持つことの奢りと異様なまでの権力への執着心を身につけてしまったようだ。


アメリカの大統領、トランプは、たとえ側近であろうとも、意見が一致しなければ容赦なくやめさせる。それも次々に。
彼を誰も止められなくなれば、独裁政治だ。アメリカ国民も、国が不安定すぎて、たまったものではないだろう。

しかし、日本やアメリカは、民主主義国家だ。
安倍さんもトランプさんも、もしかして内心は、ロシアや中国が羨ましいと思っているかも知れないけど、まだ、国民が彼らを批判する自由はあるのだから、それだけは日本の民主主義を作ってくれた先人に心から感謝したい。


・・・と思っていたら、コメ欄で教えていただいたが、東京都で東京都迷惑防止条例の「改正案」が通されようとしているという。
意識の二極分化・・暗黒フォースの谷間まで下がってしまうと、エネルギーがないから、やりたいことが思ったように行かない。
苦しいからこそ、我慢できずに、いろいろなことを仕掛けてくるのです。
プーチンも、習近平も、トランプも、みんな同じ。

「森友」文書改ざん等の陰で･･･超危険な東京都迷惑防止条例改正案
　http://blog.livedoor.jp/tokyolaw/archives/1070125860.html


都知事の小池百合子さんは、かつては自民党の広報本部長で、自民党ネットサポーターズクラブ（略称J-NSC）の相談役だったし、日本会議（＝憲法改悪、富国強兵、特権階級回復、ネオ明治維新を目指す）所属の議員、であることをお忘れなく。
政治家批判は民主国家では当たり前の話、それさえ、規制されてしまうような可能性のある法律ができたら、たまったものではない。
それとは別に、一般の人を差別・恫喝・威嚇するヘイトスピーチをなんとかしてほしいんだけど。

ついでに、自民党ネットサポーターズクラブの総会の写真見たけど、若いお兄ちゃんが多いのかと思ったら、女性もけっこういたし、いい大人が多かったので、ちょっと引きました・・・
　https://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12320834376.html