これすごい。
4年前の記事だけど、知らなかった。
元電通社員の告発。今またピックアップしてくださったツイッター氏に感謝。
この元電通社員の告発が興味深い。東日本大震災の後、東電を叩くべきはずのところをメディアが沈黙を貫いた。電通は記事を封じるために、クライアントから口止め料として、さらに多くの広告を取ってきたそうだ。クライアントも媒体も喜び、電通も売り上げが上がるという構造だ https://t.co/JGoutqX1uY
— Martin Fackler (@martfack) September 30, 2020
「やっぱり」というしかない。東日本大震災、原発事故当初。
マスコミは、原発を推進し巨大津波を予見しておきながら、安全対策をサボって原発事故を起こした東電、への批判を一切しなかった。
その代わりだったのか、彼らは、当時の「脱原発」の旗を揚げた菅政権に対してだけ、サンドバックのように叩きに叩いた。
私は、その恐ろしさに、新聞もテレビもネットニュースも見ることができなかった。ラジオは、比較的まっとうなことを言っていたのは、電通のチェックが他のメディアより手薄だったのか?
命がけで原発事故に対応した当時の政権は倒されて、その後、安倍政権が生れ、事故当時の「脱原発」の空気は、アベノミクスの欲望の空気に見事に塗り替えられた。
「脱原発」は白紙撤回され、原発は日本の主要電源の一つに戻されて、今に至る。
電通の集合意識エネルギーもマイナスのフォースだから、過去のことも、どんどん明るみになっているのだろう。
【電通】生き証人インタビュー 電通と私2:藤沢涼 2016年8月23日号
(抜粋)
電通の社員の中には、警視総監の子息もいた。そのほか、政財界との「ずぶずぶ」な関係もある。
すべてに網を張っておいて、どこかで問題が生じたら、それを封じるような策が常にどこかにある。すごい世界だな、と思った。悪い記事が出たら「もうこの雑誌には出稿しない」とクライアントのお偉いさんから一本電話がかかってきて、部長が凍り付くという場面もよく見た。
そこで記事を封じるために、クライアントから口止め料として、さらに多くの広告を取ってきて自分の会社の売り上げにつなげる。クライアントも媒体も喜ぶし、電通も利益が上がる構造だ。
「社会の不都合な真実がここにあるな」と感じていた。
私が電通を辞める前年に東日本大震災が起きた。東電を叩くべきはずのところをテレビも雑誌も沈黙を貫いた。私は上司に掛け合った。「これは正しい仕事なのか」と。しかし「東電の広告費はお前の給料の一部だから共犯だ」と釘を刺された。これが退社の大きなきっかけになった。
そしてスガのメディア支配第2章。
内閣記者クラブの幹事社に、記者クラブに入っていないメディアから「総理と番記者の懇談が開かれるが事実か」という問い合わせに対して、「開かれるかどうかについてはお答えできない」と回答した。「オフレコ取材である以上、外部に伝えるのは適当でないと考えるから」と記者クラブのメンバーに伝えた
— Martin Fackler (@martfack) September 30, 2020
学問の世界にも介入してきた。
今日の「赤旗」が1面トップでスクープ。日本学術会議の新会員について、同会議が推薦した会員候補のうち、数人を菅首相が任命しなかった。安保法制や共謀罪を批判してきた人が含まれる。推薦者が任命されなかったケースは過去にない。学術会議の自主性、学問の自由への乱暴な介入は許されない。 pic.twitter.com/JovuG1UmEy
— 志位和夫 (@shiikazuo) September 30, 2020
今は当時と違うのは、心ある人たちのリークなどによって、「国民がそれを知ることができる」ということ。
GOTOに興味がある方、それもいいですが、政権の裏で起こっていることも同じように関心を持っていただけたら、もっといいなと思います。