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経済優先のため、公共交通を捨て車社会になった日本

2008年05月03日 | 車社会を考える
私は、常々日本の公共交通は、中曽根さんの国鉄民営化によって破壊されたと思っていたんですが、【ネットワーク地球村】の今月の会報には、政府が経済優先でGNPをあげるために、公共交通から自動車社会へ意図的なきりかえがあったと書かれていました。国鉄民営化もその意図の一手順だったのでしょう。

歴史は繰り返すといいますが、小泉さんの郵政民営化は、国鉄民営化に重なってみえてきます。
市場にはある程度、競争原理というものは必要であると思うけど、国の福祉、人が生きるうえでの基本的なライフラインの安全安心は、政治が守らなければならない役割であり、そのための民主主義であり、税金であると思うんですよね。
国鉄が民営化され、どうなったのか。
何度も書いてるけど、民営化によって効率が優先されるようになり、赤字路線は廃止され、田舎ほど公共交通がなくなってしまった。今になって、病気や高齢で免許を返さなければならない人も、返せない。田舎ほど車がなければ生活できないような状態になってしまったから。
同様に、郵政民営化で、取引額の少ない田舎の郵便局のATMがだんだん撤去されだしている。国民の虎の子、簡保や郵貯は、外資からの投資の対象となり、今後ちゃんと守られるのだろうか。

以下青字は、会報を一部抜粋(太字の部分は私の判断)

日本はヨーロッパと同じように既に公共交通が整っていましたが、アメリカ型の自動車社会を目指しました。経済優先。そのほうがGNPが高くなるからです。
日本は、毎年5~6兆円を投入して自動車道路を延長してきました。
その結果、JRのローカル線や私鉄が赤字になって廃止され、バス路線が赤字で廃止され、マイカーを持たざるを得ない状況を作り、自動車社会に突き進んで行きました。
その結果、面積あたり世界最大の自動車道路を実現、面積あたり世界最大の自動車保有国になり、土建業と自動車産業は驚異的に発展し、GNP世界2位の経済大国を実現しました。国全体が大量消費、経済優先に染まってしまいました。
しかしこの方向は、資源、エネルギー、事故、地球環境の面では間違っていました。


なんにでもいえるけど、便利なものをいったん持ってしまえば、手放すのは容易ではない。広告はリスクを言わないって言うことを忘れてはならない。
国民が熱狂した郵政民営化選挙っていうのも、小泉・竹中改革の誇大広告だったと多くの人々が気がついてきたのが、よかったと思う今日この頃です。

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2 コメント

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こんばんは~(^o^)丿 (ゆりあ)
2008-05-04 00:35:53
私も以前は一度、免許をとって車に乗ってた頃もあったのですが、(もう更新をやめたので)今は専ら「徒歩&電車」です。
実家(四国)では、車があった方が確かに便利なのですが、我が家は誰も車に乗らない家族なので(笑)、10キロ程度の道のりなら、普通に自転車で移動してます♪

大学に入学した当時は、京都にも路面電車があったのになぁ…
いつしかバスにとって替わられて、残念でした!
お年寄りや体の不自由な方にとっては、
昇り降りの多い地下鉄よりも、
路面電車の方が、はるかに乗りやすいですものね。

日本中に広々として走りやすい自転車道が整備されるといいのになぁ~!!!

独り言みたいなコメントで、ごめんなさい。m(__)m
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路面電車 (金木犀)
2008-05-04 16:55:51
ゆりあさん、こんにちは♪

>お年寄りや体の不自由な方にとっては、
 昇り降りの多い地下鉄よりも、
 路面電車の方が、はるかに乗りやすいですものね

本当にそうですよねえ。路面電車は、身近な乗り物として、もう一度復活して欲しいなあ。
地下鉄は、乗換えのとき、上ったり降りたりずーっと歩いたり、それがちょっと大変。元気な若者ばかりが利用するわけじゃないですものね。

>日本中に広々として走りやすい自転車道が整備されるといいのになぁ~!!!

ドイツのミュンスターでは、自転車専用のアウトバーンがあるそうです。
うらやましいですねえ~~。私も独り言・・・
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070410/4546/print
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