宮崎暴走、運転手に認知症の入院歴 事故との関連捜査
10月30日 05:06朝日新聞
宮崎市中心部で28日、歩道を暴走した軽乗用車にはねられ2人が死亡、4人が重軽傷を負った事故で、運転していた男性(73)が過去に認知症で入院していたことが、捜査関係者への取材でわかった。宮崎県警は他の持病との関連も含め慎重に調べる。
捜査関係者などによると、運転していた川内実次(みつぎ)さん=鹿児島県日置市東市来町=は事故直後、歩道を車道と間違えたのかを警察官らに聞かれ、「はい」と認める反応をした。受け答えなどの際は、ぼうぜんとした様子だったという。
歩道上を走った約700メートルの間にブレーキ痕がないことや、途中で加速したとの目撃証言があることから、県警は川内さんが正常な運転ができない状態に陥っていた可能性があるとみている。一方で、歩道中央にある車止めのポールを避けて走ったような形跡もあるという。
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10月30日 05:06朝日新聞
宮崎市中心部で28日、歩道を暴走した軽乗用車にはねられ2人が死亡、4人が重軽傷を負った事故で、運転していた男性(73)が過去に認知症で入院していたことが、捜査関係者への取材でわかった。宮崎県警は他の持病との関連も含め慎重に調べる。
捜査関係者などによると、運転していた川内実次(みつぎ)さん=鹿児島県日置市東市来町=は事故直後、歩道を車道と間違えたのかを警察官らに聞かれ、「はい」と認める反応をした。受け答えなどの際は、ぼうぜんとした様子だったという。
歩道上を走った約700メートルの間にブレーキ痕がないことや、途中で加速したとの目撃証言があることから、県警は川内さんが正常な運転ができない状態に陥っていた可能性があるとみている。一方で、歩道中央にある車止めのポールを避けて走ったような形跡もあるという。
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数年前うちの近所でも、なぜか歩道をずずーっと走ってきた車に遭遇し、「え?なに?どした?」というびっくり体験をしたことがある。
幸い、途中で車道に出てくれたから良かったものの、今思えば、他人事じゃなかったかも。
この件は、ニュースを見た時から認知症かなあと思っていたので、「やっぱり」という以外の何物でもない。
前からいわれていたことだけれど、認知症とクルマの運転が社会問題としてクローズアップされるのも、時間の問題だったわけですよね。
今後も、無策で放置すれば、10年先には、このような事故はさらに増えてゆくことだろう。
一般的には、運転者の問題として、高齢者の免許返納とか運転者の認知機能のチェックなどの対策が挙げられているようですが、もっと大事なことをなぜ、放置しているのかと、歯がゆく思うのは私だけでしょうか。
単純にドライバーだけの問題にしてこのニュースを矮小化させてはならないと思う。
上記の絵を見ればわかるとおり、群馬、長野など交通の便の悪い山間部などが多い地域は、65歳以上の高齢者のうち、60%以上が免許を保有しているが、東京36.5%、大阪38.2%など都市部は、その保有率が40%以下なのである。
高齢者の多く住む田舎ほど車がなければ生活できない。
つまり、日本ではある時期から効率性を優先させ、あえて公共交通を減らす、あるいは全く廃止してしまう、というような理不尽なことが、国の政策としておこなれてしまったこと。
→経済優先のため、公共交通を捨て車社会になった日本
そのために、時が経ち、高齢になり認知症になってすら、通院のための足、買い物の足である、車を手放せない、乗らないわけにはいかないという現実が生まれた。
また、車の普及により、車社会の象徴のような、郊外型の大きなスーパーや多角的な大型店舗が進出してきたことで、更なる悲劇が。
自ずと客はそこに集中し、地域の昔ながらの店は、どんどん潰れていった。
そして、シャッター通りが多くなり、昔ながらの村の雑貨屋さんなどのような店舗がなくなれば、地域のコミュニティーも壊れてしまう。
最後に残るのは、高齢化、過疎化した町や村の、買い物難民。通院難民である。
小回りの利くコミュニティーバスなど、最近は地域によってそのような取り組みもあるようだし、また食料品を載せた巡回店舗カーのようなものもあるようだ。しかし、まだまだ完全とはいえない状態。
またごく最近になって、自動運転なんていう車が出てきた。技術の進歩はすごいと思うが、自分の車は安全運転でも、他の車の暴走に巻き込まれることもある。すべての車に、ぶつからない機能や自動運転機能などの装備が整っていない現状では、不測の事態にも安全であるという確約はなく、今すぐには大きな期待は持てない。
高齢者がムリしないでも、買い物も通院もできる町。そんな当たり前のことが壊れてきているから、悲劇が起こる。
「認知症とクルマの運転」に関して言うなら、街づくりという視点からも、もう一度行政の考え方を変えてほしいと心から思うのです。
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思いました。
85歳の父はいまだに車を運転しています。
車がないと
不便なところに住んでいます。
肉体的にも精神的にも
孤島に追いやられている
状況なのです・・・。
・・はなこころ
ようやく運転に慣れ、ドライブが楽しくなったころで、惜しい気がしましたが、それがなければ生涯運転経験なしになるところでした。
トボトボ紀行読ませていただきました。
親孝行できる時間は限られていますから。
楽しい時間を過ごせて、ほんとうによかったですね。
>肉体的にも精神的にも
孤島に追いやられている
状況なのです・・・
年金暮らしで入ってくる金額は限られているのに、消費税はあがり、介護保険の負担は増えてサービスは減る。
安倍さんの見ているのは経団連とお金持ちばかりで、庶民の暮らしは見えないみたいです。
携帯料金が下がったところで、高齢者には何の意味があるのかと思いますよ。
そういう方もいらっしゃるのだと、すごいなと。
父は、40年、無事故でしたが、70代後半によそ見をして、はじめて自損事故を起こしました。
その後、同乗して、ひやりとすることが何度かありましたので、説得して返納してもらいました。
幸い、公共交通の便もよくタクシー会社も近くにあって、通院にも困らずにすみました。
なんだかんだ言っても、便利な世の中ですね。
江戸時代を思えば(笑)