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テロの時代のもとを正せば、ブッシュ対ゴアの大統領選

2016年11月25日 | パワーかフォースか
恒例パレード、今年は厳戒下で 米ニューヨーク
(朝日新聞2016年11月25日)

 米国の祝日「感謝祭」の24日、ニューヨークで大手百貨店「メーシーズ」による90回目を迎えた感謝祭パレードがあり、ポケモンのピカチュウなど、おなじみのキャラクターの巨大なバルーンが通りを行進した。
 過激派組織「イスラム国」(IS)が機関誌で、今年7月にフランス・ニースでトラックが花火客に突入したテロ事件を引き合いに、今回のパレードをテロの標的として名指ししていた。そのため、沿道に土砂を積んだトラック80台余りが配備され、3千人超の警官が警備するなど、厳戒下のパレードとなった。

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今朝のテレ朝「モーニングショー」で、このニュースに関連して、玉川徹氏の言われたことに共感したので。

もともと、ISが生まれた背景には、かつてのブッシュ政権が9.11と無関係で、大量破壊兵器も持っていなかったイラクに対して、難癖のようなことをつけて(大量破壊兵器は「ない」と言っているのに「ある」と決めつけ)攻撃し、イラクを破壊した事にある。
(まるで、当初からイラクを攻撃するためにテロを利用してるんじゃないかと思えるほど、さくさく進む準備の良さへの違和感たら・・・)

しかし、さらにもとを正せば、その前の大統領選にある。
ブッシュ大統領が生まれたものの、今回の大統領選と同じように、総得票数ではもうひとりの候補、アル・ゴアが勝っていたということ。しかも最後までもめたフロリダ州は、ブッシュの弟ジェフブッシュが知事を務めており、フロリダ州の結果は、ブッシュが勝ったというが、それが真実であったかどうか限りなく怪しいと言われている。数えなおしするか否かでも、もめたが結局、司法はブッシュ勝利と結論づけた。
 →ブッシュ対ゴア事件(ウィキペディア)

玉川氏は、もし、あのときアル・ゴアが大統領なら、イラク攻撃はなかったし、ISも生まれることもなかったかもしれない、と言ったのだ。

最初の選択が、この先ずっと影響を受けてしまう、バタフライ・エフェクト。

今回の大統領選も、総得票数では、ヒラリー・クリントンが200万票の差をつけて勝っていたのだけれど、民意ではなくて制度の問題で、トランプが勝った。しかし、この選択は、あの時と同じ。
玉川氏は、アメリカの良心や、民意が、現行のアメリカの選挙制度には反映されないのではないかと危惧した。
今のところ、トランプは思ったよりまともなことを言っていると、正常時バイアスも働いて、前より支持が上がっているらしいのですが。

ブッシュ政権になって、クリントン前政権が交わした中東など世界との複数の平和条約や軍縮協定をことごとく破棄し、アメリカ一国主義を貫こうとした。自分たちで、9.11が起こるべくして起こるような呼び水を作っていたとも言える。


トランプも、オバマ政権のやろうとしていた、オバマケアを破棄し、アメリカ一国主義で、TPP、パリ協定を、破棄すると言っている。
こんなことをすればアメリカも、国際社会との軋轢が生まれるだろうし、フォースには逆フォースが生まれるように、国内も荒れるかもしれない。

オバマに抑えられていたプーチンは、暴れる機会を待ちかねていたように、トランプが勝った翌日に、シリアを空爆した。
アメリカに気を使う必要がなくなったので、日本に擦り寄って利用する必要もなくなり、安倍総理は、あっさりとプーチンから梯子を外された。

三国同盟の頃と同じように、裏切りや嘘が普通に跋扈する時代。
しかし、当時と違って、わかりやすいのは、ダメなものの結果が早く出る、ということ。
安倍総理も、だいぶ弱ってきているので、これからの政権運営は、大変だろうなと思います。(応援しているわけではありませんが。)

苦労して世界のバランスを取っていたオバマという重しが外れて、好き勝手に主張し始めそうな世界。
こんな時代の私たちの心構えとして、あまり偉そうなことはいえませんが、どんな時も、どこかで世界を俯瞰して、目の前のことに一喜一憂するよりも、自分たちが平和の光になリ続けることかもしれないと思います。



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4 コメント

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逆転の可能性 (ひろみ)
2016-11-27 05:54:39
先ほど、知ったのですが・・・、先日の11月8日の選挙は、選挙人を選出する選挙で、12月19日に選挙人が陶業して最終決定するようです。
で、今、アメリカでは、トランプ氏に投票しないよう、選挙人に呼びかけているそうで、既に6人が投票見送りするとかしないとか・・・。

つまり、まだ、トランプ氏は、限りなく当選に近い大統領候補であって、次期大統領に決定したわけではないようです。

アメリカの選挙人制度はややこしいですね。。。
前回のブッシュ氏VSゴア氏のときには、逆転できませんでしたが、前回の苦い思い出があるので、今回は逆転するかも。。。

緑の党がウィスコンシン州での表の集計のやり直しを申請し受理されたそうで、他の州でも同じように申請するとか・・・。

と、アメリカの大統領がフォースの意識レベルの人にならない希望が出てきました。

まだまだ、アメリカ大統領選挙、目が離せません(笑)
返信する
ひろみさんへ (金木犀)
2016-11-27 19:05:12
変化して欲しい気持ちでいっぱいですが
一喜一憂せずに、と、本文にも書いたばかりですし、
もし、ひっくり返ったとしても、
それで、ただですむかどうか・・・
いや~、わかりません。
東京都と同じように、今は静観しています。
返信する
たしかに・・・ (ひろみ)
2016-11-27 19:56:16
どんなことがあろうと、それはそれで
意味があることだからと思って
静観しています。

アメリカにもいろいろなアメリカ人がいて
考え方も生き方もいろいろ。

スペインもそうです。

とにかく、私自身と、子供たちが、平和で
穏やかに暮らしていれば、それでいいんだなー
それがいいんだなーって最近は思っています。

社会に無関心になるわけでもなく
かといって、デモとかの大きな活動を
するわけでもなく、淡々と・・・
私たち、特に子供が心地よく暮らせるように
問題のあるところを少しずつ変えていくことを
心がけているくらいです。
まぁ、ネット上では、こうやって、コメント
書いたり、記事書いたりしてますけど(笑)

量子力学的な効果、バタフライ効果を狙って(笑)
返信する
ひろみさんへ (金木犀)
2016-11-27 23:38:19
>量子力学的な効果、バタフライ効果を狙って(笑)

ですよね!
選挙結果は望んだようにはなりませんでしたが、やはり過去と似てるけれど、違う。
個人的には、ブッシュとゴアの選挙では、何も発信できなかったけれど、今は書きたいことを書けるから、それだけでも、変化しています。

何より、SNSの普及で、情報が個人レベルで一瞬で世界に流れます。
情報は、あふれてきますが、人間の良心に寄り添うものなら残り、添わないものは淘汰される、いつかきっと。
天の理は、「そういうふうになっている」のではないかな、と。
返信する

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