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稼働されてなかったのが不幸中の幸い・今朝の地震で福島第二の燃料プールが冷却停止状態に

2016年11月22日 | 脱原発
早朝の地震には、驚きましたが、ラジオをつけたら、福島県に津波警報が出ていました。なぜよりによって、また福島に・・と。
布団の上で、福島第一原発の無事を祈り続けました。

朝のニュースでは、第一ではなく、稼働していない福島第二原発の3号機にある、使用済み核燃料の冷却用水のポンプが停止したとのこと。
幸いにも、ポンプは再起動され、水温が28.7度から、29.5度と、わずかの上昇だけで事なきを得ました。

あれから5年半たっていますが、この幸運は、あのときのまま福島第二原発も再稼働されていなかったためにほかなりません。

もし、燃料棒がまだ熱い状態でプールに入っていたら、あっという間に水温は上昇し、燃料プールの水は蒸発、使用済み核燃料はむき出しになり、さらなる危険が起こります。
止まっていたからこそ、危機の回避ができたのだと思います。


3.11当時、福島第一の使用済み核燃料の入ったプールは、冷却が止まったことで非常に危険な状態になったのだけれど、偶然が重なって、原子炉の上に残っていた水が入ってきて、冷やすことができたのだという。
当時の菅総理も「神のご加護」だったと、何度も言っています。


今日の菅さんのブログより抜粋

今朝、福島県沖を震源とする大きな地震があった。今のところ大きな被害は伝わってきていない。しかし、福島第二原発3号機の使用済み燃料プールの冷却が停止したという発表があり、5年半前の福島原発事故の時にF1の4号機のプールが冷却できず、プール内でメルトダウンが起きる瀬戸際であったことを思い出した。

当時F1の4号機のプールには使用済み燃料だけでなく、定期点検中で使用中の燃料も移されており、冷却できなくなって水が蒸発してプール内でメルトダウンを起こすことが心配されたのだ。原子炉の上部に残っていた水がゲートを圧迫し、隙間からプールに戻ったために危機は回避された。

この幸運な偶然が無ければ東京を含む250キロ圏が避難の対象になっていた。私が自著で「神のご加護」があったと書いたのはこうしたいくつかの幸運な偶然があったからだ。



たしかに、そこに使用済み核燃料がある限り、再稼働しようがしまいが危険は変わらないのかもしれませんが、稼働していればリスクは格段に上がります。
だからこそ再稼働には反対なのです。

地震列島の我が国において、大きな地震が起こるたびに、地震の被害より、原発のことでハラハラしなければならないなんて、本当に馬鹿げています。

いっときのお金のために、美しい国を汚染列島にしたいのか、国土を失うかもしれないのに…。
再稼働の屁理屈なんて積み木を積むようなもの、一揺れで崩れてしまう危うさです。



原子力規制庁「福島第二原発3号機 燃料プール 冷却再開」
NHKNEWSWEB 1月22日 8時00分
原子力規制庁によりますと、福島第二原子力発電所の3号機では、使用済み燃料などを保管する燃料プールの冷却用のポンプが停止し、核燃料の冷却が停止しましたが、一時間半余りでポンプは再起動され、冷却を再開したということです。
福島第二原発3号機では、午前6時10分ごろ、使用済み燃料を冷却するための水をためるタンクの水位が低下したことを示す警報が鳴り、プールへの送水が停止しました。

規制庁によりますと、警報が鳴った原因はまだわかっていないということですが、東京電力で、タンクの周辺を確認したところ、冷却水が漏れだすなどの異常は見られなかったということで、およそ1時間40分後の午前7時50分前にポンプを再起動し、冷却を再開したということです。

冷却を再開した時点の燃料プールの水温は29.5度と、ポンプが停止する前の28.7度と比べて、1度近く上昇していたということですが、運転上の上限とされる65度までは余裕があり、核燃料の状態にも異常は見られないということです。

また、福島第二原発では、今のところ、これ以外にはこの地震と津波による異常はなく、原発周辺の放射線量を観測するモニタリングポストの値にも変化はないということです。



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