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政治における嘘は「だました方も悪いがだまされた側にも責任はある」という問題

2024年11月27日 | 社会のニュースを考える

「人を見たら泥棒と思え」って嫌な言葉だし、若い頃は騙されてばかりで痛い思いもしました。

でも、何回か騙されたあとで、やっぱりこれは、例のあれ(統一教会)だとか、寸借詐欺だとか、屋根が壊れているという語りの詐欺だ、とか、見え透いた口調に、速攻変だとわかるようになったから、若い頃の2~3000円くらいの被害は、社会勉強だったと今は思える。

斎藤知事が頼ったPR会社の代表、折田さん。彼女は多分、選挙広報を手伝うことでお金をもらうのは、仕事上、当たり前だと思っていたのだろうし、仕事として選挙中に戦略を立てて実行することが、いけないこととも知らなかったのだろう。
プロとしては、認識が甘すぎたですね。
でも、自らnoteなんかに、裏側を書き込まなければわからなかったことだし、案外折田さんも書いていたように東京の大きな広告代理店が頼られた場合は、こっそりと似たようなことをしてたのじゃないかなーって、私の妄想ですよ。

だってさ、以下のポンピィさんのX、すごくよくわかるもの。政治と(広告代理店・PR会社・洗脳された人たちによる)印象操作・プロパガンダ問題。SNS全盛期の今だからこそ。
   ↓


騙された人たちは、自分がPR会社の手の内にいたことを知って、愕然したことでしょう。
種蒔きと称して、演出された「ひとりぼっち」の殊勝な態度。知らなかったら、その瞬間の切り取られた映像に同情する気持ちも、わかりますから。同情は応援の第一歩になる。



伊丹万作の言葉は、途中から読めなくなっているけど、出典には、その続きに大事なことが書いてありました。


「だまされていた」と言って、平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。
いや、現在でも別のうそによって、だまされ始めているに違いないのである。
一度だまされたら、二度とだまされまいとする真剣な自己反省と努力がなければ人間が進歩するわけはない。
この意味から戦犯者の追求ということもむろん重要ではあるが、それ以上に現在の日本に必要なことは、まず国民全体がだまされたということの意味を本当に理解し、だまされるような脆弱(せいじやく)な自分というものを解剖し、分析し、徹底的に自己を改造する努力を始めることである。


出典はこちら 伊丹万作 戦争責任者の問題(青空文庫)


SNSは、玉石混淆と改めて肝に銘じて。
うまく使えば、大変勉強になりますし、洗脳の道具にもなる、諸刃の刃ですものね。

以下、PR会社と斎藤氏の選挙応援の関係性については、勉強になりました。




お金をもらえば、買収扱いで、公職選挙法違反。
会社全体で無報酬で応援したボランティアなら、企業から政治家への違法寄付となる。


どっちにしても、残念


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