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プラスチックごみ、サンゴ成長に悪影響 死滅することも

2018年07月30日 | 海からのメッセージ




海の生物たちの宝庫、サンゴ礁。生物多様性を保つためにもかけがえないもの。
が、サンゴにもまたプラスチックの害があることを知り、がくぜんとした。

サンゴは褐虫藻という微小な藻を体内に取り込んで共生関係を作っている。
その藻が取り込めなければ、サンゴは死滅することもあるというのだが、マイクロプラスチック入りの餌を与えられたサンゴの幼生は、藻が取り込みにくくなるという実験結果です。

以下、メモのために記事全文。


プラスチックごみ、サンゴ成長に悪影響 死滅することも
朝日新聞 2018年7月29日

紫外線などで劣化したプラスチックごみが砕けてできた微小粒子「マイクロプラスチック」が、サンゴの成長に悪影響を与える可能性があるという研究結果を、東京経済大などの研究チームがまとめた。マイクロプラスチックがサンゴの体内に入ることで、成長に欠かせない藻類を取り込みづらくなるという。

 サンゴの体内には「褐虫藻(かっちゅうそう)」という大きさ0・01ミリほどの微小な藻類が大量にいる。サンゴは褐虫藻にすむ場所や老廃物を与え、褐虫藻は光合成で作り出した栄養をサンゴに与え、共生している。サンゴの体内から褐虫藻が失われると白化して死滅につながることもある。

 研究チームは、まだ体内に褐虫藻を取り込んでいないサンゴの幼生約20匹に、直径0・003ミリのマイクロプラスチックを混ぜた餌を与えた。培養皿に褐虫藻を放ち、サンゴが体内に取り込む具合を調べた。

 その結果、褐虫藻を取り込んだサンゴは1日後では約2割、2日後でも半数ほどしかなかった。一方、マイクロプラスチックを混ぜた餌を与えなかったサンゴ約20匹は、すべて2日後までに褐虫藻を取り込んだ。

 マイクロプラスチックによる海洋汚染は地球規模で問題になっている。サンゴ礁は多くの生物の生息地となっており、生物多様性の宝庫だ。東京経済大の大久保奈弥(なみ)准教授(海洋生物学)は「サンゴの生存や成長に影響を及ぼす恐れがあるプラスチックの使用を制限するなど対策が必要だ」と話している。

 研究成果は、海洋環境の専門誌「マリン・ポリューション・ブレティン」の電子版(https://doi.org/10.1016/j.marpolbul.2018.07.016)に掲載された。(川村剛志)

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今、世界60カ国以上の国で、何らかの形で、使い捨てプラスチックの生産禁止や課金が行われています。
この6月に行われたG7サミットで、日本とアメリカのみ、プラスチックごみ削減の数値目標を盛り込んだ文書に署名しませんでした。
特に日本は、四方を海に囲まれた海洋国家であるにも関わらず、これはとても恥ずかしいことだと思います。
エコバッグを使うなど、個人個人の良心に頼ったことには、限界があります。日本はいつまでこれを放っておくのでしょうか。
私自身、エコバッグを一人で使い出した当初は、それこそ偽善者扱いされたり、万引まがいの白い目で見られたり、嫌な思いも何度かありました。今でも所によっては、そういう偏見がまだあります。いつまで足踏みにしているのか、いい加減にして欲しい。

「エコバックはエゴなのか」
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この記事を書いたのは10年前の2008年だというのに、いまだ日本の状況は変わっていない。そして海の状況は、さらにひどくなった。




写真は、ウィキペディア「太平洋ゴミベルトより。

「このコアホウドリのひなは、親鳥によりプラスチックを与えられ、それを吐き出すことができなかった。そして飢えか窒息により死亡した。」
と、説明にあります。死んだ体は土に還ってゆくのに、お腹の中のプラスチックはいつまでも消えない。


★おまけ 「妄想の異世界で楽しく生きている人々」

首相、自民総裁3選有力 所属議員310人が支持

安倍さんの三選はほぼ決まりのようですね。総理とその周辺の嘘によって、公文書が改ざんされ、自殺者まででています。国会の信頼も失われているのに、自民党議員は、何を拠り所にしているのか、自分の足元の危機感もなく現実を矮小化して、まるでお構いなしなのですね。


7月5日 於:赤坂自民亭

そりゃあ、この写真見れば、能天気なのわかりますが・・地方の自民党員はこんなことで納得できるのでしょうか?それとも似た者同士なのか?
申し訳ないけど、私には、彼らがもう無能の集団にしか見えないんです。
意識レベルマイナスは、現実ではない虚の世界と申し上げましたが、彼らは、そのとおり妄想の中の異世界で楽しく生きているみたいだ。






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