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10年経って・・レジ袋有料化への動き

2018年11月06日 | 海からのメッセージ
 


ウミガメは好物のクラゲと間違えてビニールやレジ袋を食べてしまう。


ちょうど10年前、マイバッグ運動が活性化して、レジ袋削減に一歩踏み出したかに見えました。
しかし、海洋生物など野生動物の影響への危機感が今より少なかったし、当時出版された武田某氏の「偽善エコロジー」なる本が脚光を浴びて、新たなエコバッグを作るためにCO2が増えるぞ、偽善だぞ、エゴだぞ、という「エコバッグはエゴ」的思考が、一部に受け入れられ、ある種の空気を作っていったのでした。
ツッコミどころ満載とは思いましたが、その本の効果かどうかわかりませんが、レジ袋削減運動はその後、国民的運動にはならず、ペットボトル含めて消費使い捨て文化は、便利さゆえに継続されて行きました。
 エコバックはエゴなのか・追記あり(2008年7月)




水鳥は魚を丸呑みするから、大きいプラスチックも飲み込んでしまう。
体はなくなっていくのに、お腹に溜まったプラスチックはそのままだ。涙。


ここ数年で、海のプラスチック汚染が加速度をまして、目に見える形でひどくなり、特に動物たちがプラスチックに殺されている写真など見るにつけ、人として良心が痛みます。ようやくプラスチック削減の機運が再び出てきました。今回は世界的潮流として。

わたしは、レジ袋有料化に全面的に賛成です。今度こそ、武田某氏も口をはさんでほしくない。次の世代のためにも、使い捨て文化はもう終わりにしなければ。

また、世界的規模で、水道水や食塩から、マイクロプラスチックが見つかっており、人の排泄物からも見つかったというニュースもあった。捨てたものが巡り巡って人間に戻ってくることも忘れてはならない。




レジ袋有料化 プラごみの削減を着実に前へ

2018年11月03日 読売新聞

 プラスチックごみによる環境汚染が顕在化している。一足飛びの「脱プラ」は難しいにしても、身の回りのプラごみを着実に減らしたい。

 環境省が「プラスチック資源循環戦略」の素案をまとめた。使い捨てプラ容器の削減に向けた数値目標などを掲げている。

 プラスチックは、主に石油から作られる合成樹脂だ。軽量で耐久性に優れる一方で、自然界では容易に分解しないことが環境保全上、問題となっている。海中に蓄積し、2050年までには魚の総重量を上回るとの推計もある。

 スーパーのレジ袋や総菜の容器など、使い捨てプラ容器の1人当たりの廃棄量で、日本は米国に次いで多い。プラスチックに代わる素材が見当たらない現状では、プラスチックの使用を出来るだけ控えることが大切である。

 今回の素案の柱は、スーパーやコンビニエンスストアにレジ袋の有料化を義務付けることだ。既に60か国以上で、有料化や使用禁止などの規制が導入されている。

 国内のプラスチック使用量のうち、レジ袋の割合は1%程度だ。それでも、各家庭にある身近なプラスチック製品の一つだけに、有料化は、プラごみ対策の象徴的な意味合いを持つと言える。

 有料化を契機に、プラごみ削減の意識をさらに高めたい。

 環境省によると、レジ袋対策に熱心な市区町村では、多くのスーパーが有料化を実施している。これに対して、コンビニでは、ほとんど進んでいない。

 マイバッグを持参する客が、スーパーと比較して少ないという事情がある。冷たい飲料と温かい弁当を別々の袋に入れて持ち帰る客が多く、レジ袋の需要は高い。有料化すれば、無料の他店に客が流れる懸念もあるという。

 コンビニで有料化を定着させるには、義務付けによる一律の実施が現実的な手段なのだろう。

 ペットボトルの削減も重要だ。中国や東南アジアの一部の国では、環境上の理由で、外国からの廃プラの輸入規制に転じた。輸出先を失った国内の業者の間では、在庫量の急増により、処理が追いつかないケースが目立つ。

 国内でのリサイクル率をさらに高める必要がある。

 容器を紙パックなどへ転換することも有効だ。水筒を持ち歩く人が増えれば、ペットボトルの使用量の抑制につながる。

 環境破壊を食い止めるには、自然界で分解される生分解性プラスチックの低価格化も不可欠だ。

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富山県はレジ袋有料化によって、90%もレジ袋の使用が減った というお話も10年前の2008年でした。
ほんと、その気になればみんな、やればできる子なんだって。

 →レジ袋が90%減った富山県

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