富士山を 西側から眺める山へ 。
アシタカツツジやシロヤシオが咲き始めていました。
登山口の田貫湖キャンプ場
山肌の緑は わずかの間に濃くなりました。
日射しは 夏を思わせる強さで
湖畔を渡る涼やかな風がほしいところですが
今朝は かなりの強風です。
バンガローの間を抜けていくと 手入れの行き届いた植林帯になりました。
ひと登りで尾根に乗ると、ここは東海自然歩道で
歩きやすい道が続いています。
まだ少し早いかな。。と思っていた アシタカツツジが咲いていました。
愛鷹山や天子山塊などに自生する アシタカツツジは
花は ミツバツツジよりも小ぶりで
花付きがよく かたまって咲いています。
鮮やかな赤紫が 新緑に映えますね。
風に揺れて じっとしていてくれないのが残念でしたが。
左手は植林帯、右手は明るい自然林で、チゴユリやクサイチゴ、ニガイチゴが 咲き
ユキザサやマイヅルソウの蕾が膨らんでいました。
一株だけ咲いていた ユキザサ/斑入り葉のマイヅルソウ
植林帯を抜けると、富士休暇村からの道と合流
逆光の富士山と、下には田貫湖が見えました。
鳥の囀りが心地よい森
太陽大好き フデリンドウは 開き始めたところで
た~くさん咲いていました。
フデリンドウ/フデリンドウ/タチツボスミレ
スミレは もう終盤でしたが、タチツボスミレは元気いっぱい
咲き残りのトウカイスミレやナガバノスミレサイシン、エイザンスミレ
シコクスミレやフモトスミレ、ヒメミヤマスミレ(かな?)は、まずまず咲いていました。
長者ヶ岳山頂(1335.8m)
迎えてくれたのは、見慣れた姿と違う 富士山
フジザクラが可憐な花を咲かせています。
足元には、ヤマウツボがニョキニョキ
フジザクラ/キクザキイチゲ/ヤマウツボ
天子ヶ岳への稜線でも
芽吹きのやわらかな緑、広がり始めた葉の緑が キラキラ して
春先と紅葉の時季は、木の名前を知らないことが とても残念
覚えられない頭は もっと残念です。
天子湖への道を分けると、岩場の登りになりました。
ふと目を上げると 赤い縁取りの葉っぱが見えて
あら~ ♪♪ うれしい
ほんの数輪ですが シロヤシオが咲いていました。
この木に限っては、花付きはよくありませんでしたが
今年はツツジ類がいいということですから、期待できるかもしれませんね。
天子ヶ岳の山頂(1330m)は 樹林の中にあり
山頂標が反対を向いていたので、うっかりと通り過ぎてしまうところでした。
すぐ近くの 展望地からは、 ピカピカに輝く富士山が見えました。
やはり 今年は雪が多いですね。
山頂広場には、瓔珞つつじ伝説 の木
まだ花は見られませんでしたが
説明版に 別名「風鈴ツツジ」 とあったので
サラサドウダンなのかなぁと思います。
いつか、この花も見にこなくては。
天子ヶ岳からの下りは とても急で、こちらから登るのは大変かもしれません。
ミツバツチグリやタチツボスミレが斜面を彩り、ヤマルリソウやキランソウなども咲いているので
見とれて足を滑らせないように 注意して下っていくと
こちらにも 赤紫色の蕾がいっぱい
アシタカツツジと富士山の競演が見られるのも もうすぐですね。
エンレイソウ/タチキランソウ/ヒメハギ
急な下りが終わると、桜並木の緩やかな尾根道となり
その先は 緑のトンネル
その後、植林帯を下り、工事中の林道を横切り
わずかに下ると、天子ヶ岳登山口でした。
この先は林道歩きですが
ここから50分だという 田貫湖キャンプ場までが けっこう遠い
緩やかに下りながら尾根を回り込むと、その先は休暇村まで だらだらと登って行きます。
長いし 暑いし おまけに 面白くな~い!!
次はピストンにしようかな。。。 などと考えながら、ようやく田貫湖畔出ると
ど~んと 大きな富士山が迎えてくれました。
朝の強風もすっかりおさまった 田貫湖畔をめぐって 駐車場へ
艶やかなアシタカツツジと 生命力あふれる新緑に元気をもらった 山歩きでした。
ここは雨&雷で登山口5分で敗退したお山なので、いつかリベンジに行かなければ(笑)
でもうちからだと泊りじゃないと行けないんですよ、バスが不便で。
フデリンドウに白っぽ子があるなんて知りませんでした。
カワイイですね(*^_^*)
ヨウラクツツジですか。先日西上州の笠ヶ岳に行った時に、
夜叉のヨウラクと言う山に登ったばかりでした。こちらでも
ヤシオツツジをヨウラクツツジと言っています。何か関係で
もあるのでしょうか?。ちなみにヨウラクとは仏像の首や
手や胸に飾る宝石のようです。
田貫湖はダイヤモンド富士で有名なところですね。
アシタカツツジ、色も鮮やかに見えますね。
私もバスを使ってグルリップしようと調べたのですが
便数が少ないですね。
キャンプと山歩きとで行くのがいいのでしょうね。
大きな富士山が見える山は、この季節、爽快ですね。
あの白い子、私も初めて見ました。(^^)
夜叉のヨウラク、拝見していました。
あら! ヤシオツツジをヨウラクツツジと呼んでいるのですか?
私はてっきりサラサドウダンかと思っていました。
やはり見に行かなくてはなりませんね。
ツツジの花は華やかで、気持ちが浮き立ちますね。
そうです。ダイヤモンド富士のところです。
周回コースをサイクリングしたり散策したりする人で
にぎわっていました。
アシタカツツジは初めは濃い色でしたが、淡い色もありました。
ツツジも交雑するとかいう話ですよ。スミレと一緒。。。(^^;
フフ、なんだか違う富士山、可愛い。
はなねこさんは地の利、足の利(?)で
私たちにはなかなか出かけにくい山に行けて羨ましいことです。
って結局は熱意でしょうね。
瓔珞つつじのお話は日本昔話をちょうど一生懸命見ていたころ。
頭上にはアシタカツツジやシロヤシロ、足元にはスミレ達やフデリンドウが・・良い季節になりましたね!
シロヤシロ、、満開までには、まだ少し早かったようですが、
お天気も良く、楽しい山歩きを楽しまれたようですね。
わたしたちが、5月の中旬に登った時は、稜線上のシロヤシロが、満開だった
ことを思い出しました。
4月末に三ツ峠ネットワークでここで観察会を行ったんですが、僕は親の法要のため行けずざんねんでした。
そうなんですよね。
富士山て、場所によって見え方がちがうってよくわかりました。
これまでは、山中湖や河口湖などからがほとんどだったので
ちょっと新鮮でした。
日本昔話は、私もファンでしたよ。なつかしいです。(^^)