はなねこ山 Ⅱ

山歩き里歩きと 野の花山の花

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初歩きは 富士山眺望の山 ~ 奈良倉山、鶴寝山     2016.01.04

2016-01-06 | 1月、2月に歩いた山

 

年の初めは、やはり 富士山の見える山がいいでしょうね。

大月市選定 秀麗富岳十二景 のうち、まだ登っていない 奈良倉山へ行くことにしました。

 

 

 鶴峠8:35-9:50奈良倉山10:10-(登山道)-10:55松姫峠11:05

   -11:30鶴寝山12:20-松姫峠12:35-(林道、巻道)-13:55鶴峠

 3名(nonn ちゃん、tami さん)

 

   登山口は 鶴峠

上野原駅からのハイキングバス(富士急山梨バス)が 運行休止期間なので

車でのアプローチです。バス利用の方々、ゴメンナサイです。

 

 

登り始めは、カラマツや杉、檜などの森。  「JTの森 小菅」の看板があります。

未舗装の林道を横切り ショートカットして、登山道に入りました。

北側が開けて三頭山が見えています。すっきりと見える場所は少ないものの

これ以後も木々を透かして何度も見えてきます。

 

北側を登って行くコースは、冬は寒いので、なるべく選ばないようにしていますが

今日は 三月の陽気だそうで、風もないため 暑いくらいです。

 

やがて、自然林を行くようになりました。

木々が葉を落としたこの季節は、地面に伸びた 長い影や

 

青い空へと腕を伸ばしている 樹形を見るのが楽しい

 

などと 見上げているうちに

あらら、けっこうな急登になりました。

 

「JTの森 小菅」の看板によると、この尾根は 多摩川水系と相模川水系の分水嶺だそうです。

今いる場所に降った雨は、やがて、相模湖から相模川へと流れていくのですね。

 

松姫峠への巻道を右に分けて進むと、奈良倉山の山頂(1348.9m)にでました。

「秀麗富岳十二景  五番山頂」 と表示されています。

 

 

木々に囲まれた三角点から 南に数メートル行くと

おお  なんてすてきな眺めでしょう。

ここからの富士山は、緩やかに裾野を広げた 良い姿ですね。

 

じゅうぶんに眺望を楽しんでから 山頂に戻り

ああだこうだと言いつつ ポーズをつけて 新春の記念撮影をします。

誰も来なくて よかった。。。 

 

 

松姫峠へと下っていきます。途中から林道(未舗装)と登山道に分れるので

往きは登山道を、帰りは林道を通りましたが、どちらもアップダウンはないに等しく

山陰に入る登山道は、冬枯れのこの時期は あまり面白くはありません。

 

途中で林道に出ると、やはり日射し燦々のこちらのほうが気持ちいいですね。

新緑や紅葉の頃は、どんなにか素晴らしい森になることでしょう。

 

右手には、この時期ならではの眺望

木々を透かして、石尾根がず~っと見えています。

 

松姫峠が見えてきました。

あら  車がたくさん止まってる。。。 と、思ったら、パトロールの車でした。

 

松姫トンネルの開通以降、山梨側からの旧道が通行止めになったのは承知していましたが

ここで出会った ハンターさんの話では

バスの運行休止を受けて 小菅側にもゲートが設置され、一般車は進入できないとのこと。

 

こちらを計画しなくて良かった~ と

下調べが不十分なのを棚に上げて、新春早々のラッキーを素直に喜びました。

 

松姫峠   

 

松姫峠からは、小金沢連嶺が見渡せます。

 

富士山は楢ノ木尾根の後ろから チラッとね。

 

 

牛ノ寝通りに入って行くと、ハンターさんたちとすれ違いました。

「どこまで?大菩薩まで行くの?」 「いえいえ 暗くなってしまいますから 

腰に着けた猟銃の弾が、鈍く輝いていますね。 お仕事 ご苦労様です。

 

 

 

 

気持ちの良い 落葉広葉樹の森をわずかに登ると

鶴寝山(1369m) 

 

山頂にはベンチが置かれ、富士山を見ながら 休憩できます。

ここからの富士山もいいですね。

 

この先の 大マテイ山は眺望がないので、今日はここまでにして、ランチタイム。

お正月の食べ過ぎを解消するほどの歩きではなかったけれど、おなかは空きました。

 

休憩中に、大ダワ方面から 今日初めて出会う 登山者がやってきました。

話を聞きそびれましたが、どんなコースだったのかな

この後、鶴峠に下山するまで 一人の登山者にも行き会わず、静かな山でした。

 

 

松姫峠から、今度は林道を行きますが、南側はカラマツです。

やっぱり 紅葉の頃がいいかな

右下には、深城ダムの湖面が光って見えていました。

 

 

奈良倉山のピークは通らずに、巻道(作業道)を通って帰ります。

斜面につけられた狭い道は、落ち葉がふかふかに積もっていい感じに見えたけれど

長い霜柱ができて浮きあがった地面は不安定で、歩きにくいこと

全体的に歩きやすいコースのなかで、ここだけが気を遣う道でした。

 

 

霜柱はできていても  

シモバシラ(氷の華)が見つけられなかったのは、残念 

ここには カメバヒキオコシはないのか、次回のために Hgさんに伺ってみましょ。

 

 

山の北側を通る 巻道と鶴峠への下山道では 日射しが届かないため

自然と急ぎ足になって、思っていたよりも 早く下山でき

また、お正月明けで 道路の混雑もなく、早めの帰宅となりました。

 

 

優美な富士山に出会えた 2016年の初山行でした。

 

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sanpo)
2016-01-06 21:20:37
はなねこさん
改めて、あけましておめでとうございます

初歩きは奈良倉山でしたか、あのあたりも静かで、いいですよね~
4日の富士山もきれいですね~
鶴寝山のあたりも好きなので、また春に行きたくなりました。
今年もこちらでいろいろな花を見せていただくのを楽しみにしていますね。
今年もよろしくお願いします。
返信する
明けましておめでとうございます。 (フクシア)
2016-01-07 06:35:18
明けましておめでとうございます。
早速登られましたね。今年は異常な暖かさで春の花がどうなるのか心配ですね。

奈良倉山からの富士山も秀麗富嶽の選ばれるだけあって良い眺めですよね。

今年も宜しくお願い致します。
返信する
sanpo さん♪ (はなねこ)
2016-01-07 20:59:40
明けましておめでとうございます。
今年もどこかでバッタリできると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

奈良倉山は初めてでしたが、富士山の眺めが良いですね。
鶴寝山のあたりは、sanpo さんもお好きでしたか。
私も以前に行った際に雰囲気が気に入って、今回もランチ場所にしました。
sanpo さんの歩かれた小金沢連嶺を、私もまた歩きたいです。
松姫峠であの稜線を眺めて、そう思いました。
返信する
フクシアさん♪ (はなねこ)
2016-01-07 21:06:44
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

奈良倉山からの富士山は、姿が良いですね。
展望場所に出たときには、思わず歓声を上げてしまいました。
ダイヤモンド富士にはなかなかお目にかかれないのですが
冬は、なるべく富士山の見える山に行こうと思っています。
それでも、いまからお花が待ち遠しいですね。
返信する
5番山頂良いですね。 (インレッド)
2016-01-08 18:01:54
今晩は。
五番山頂は登ったことが無いのですが、良い眺め
ですね。私は2番と11番山頂しか登っていませんが、
その内1番と3番も登ろうかと思っています。
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インレッドさん♪ (はなねこ)
2016-01-08 21:39:53
はい 5番山頂からの富士山は、姿が良いですよね。
今回のコースでは、インレッドさんには散歩にも足りないくらいですので
お隣の三頭山とでも合わせて登られるといいかもしれませんね。

1番の雁ヶ腹摺山は、山頂よりも少し手前の展望地からが雄大な眺めでした。
5番はお見事。私もここは大好きです。
なんて書いていたら、また行きたくなりました。
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Unknown (nousagi)
2016-01-10 16:05:46
こちら、まだでしたか。
これだけきれいに見えるのは嬉しいですね。
私も、秀麗富士の山で、富士山が見えないなんてこともありましたし。
あ、ご一緒した本社ヶ丸もガッカリでしたよね。
あちらも、今度は見られるでしょうか。
そのころに是非。
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nousagi さん♪ (はなねこ)
2016-01-10 20:47:57
以前、道を間違えて  松姫峠まで行ったことがありまして
そのときには、鶴寝山と大マテイ山にいったのですが
奈良倉山には寄らず、今思うと、もったいなかったですね。

秀麗富岳十二景のうちで富士山が見えなかったのは
実は、本社ヶ丸だけでした。
今度はお天気間違いなし!! という日にいきましょうね。
返信する
懐かしい風景 (ボッケニャンドリ)
2016-01-12 09:09:18
別荘がこの近所ですが、この辺りの山は大半が未踏峰です。

それでも幾つかは登ったことはあります。
何処に登っても富士山の風景は500円札の絵っぽくなりますね。



昨日、500円札を知らないと言われて…
返信する
ボッケニャンドリさん♪ (はなねこ)
2016-01-12 21:00:02
近くの山って、意外と登らないことが多いですよね。
でも、私からみると、もったいな~い  ですよ。
行ってみたいところだらけです。

500円札って、何年頃まで流通してたんでしょうね。
ええ、私はもちろん知ってますとも。。。
これ、自慢していいんでしょうか 
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