新年最初の観察会は、八王子城跡周辺を歩きました。
冬枯れが進み、色付きの実は残り少なくなりました。
残っていた タラヨウと 種が見えた マサキ
他に色のついた実は、ミヤマガマズミの赤い実、紫色のヤブムラサキの実など
チドリノキ(左) とミツデカエデ(右)の翼果を並べました。
翼の開く角度が違っています。
(チドリノキは ほぼ直角、ミツデカエデは 平行または鋭角)
ミツバウツギの実を開いて見ると
思ったよりも大きな種(長さ4~5mm) が入っていました。
ひとつの実には、1~3個の種が入っているそうです。
いつまでも残っている コウヤボウキ
他に残っていた 枯れ色の実や種は、イチヤクソウ、カツラなど
冬芽は
アカメガシワ、クマノミズキ、ニガキ、ウワミズザクラ
オオベニガシワ、シロモジ(葉芽) など
越冬中の根生葉を教わりました。
ハルジオン(左上)、ヒメジョオン(右上)、サワギク(下)
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そして
越冬中の オオムラサキの幼虫です。
突起は4対、尾端は開いています。
春まで お休みなさい。
この日は 南関東で初雪となり、都内でも 7cm ほど積もったようですが
幸いなことに、観察会は 本降りになる前に終了。
新年早々 ラッキーなことでした。
オオムラサキの幼虫は、木を降りてすぐは薄茶色や黄緑がかった色ですが
この時期はエノキの枯葉を保護色にしてるので可愛くないかも。
なかなか見られないけど、顔を上げるととっても可愛いんですよ。
観察会でなければ、雪予報のこんな日には絶対出かけませんが
出て見れば、案外楽しいことがありますね。
オオムラサキの幼虫って
けっこうグロテスクですね。
寒い日でも、出かけていろいろと発見ありですね。(^^)