時々私を襲う「韓国ドラマ見たいんだ病」(笑)
久々にやってきました。
今回は偶然にも『ソ・ジソブ祭り』か、ってくらい彼の作品ばかり。。。
もともと週1回見ていた「カインとアベル」中盤にさしかかって
急に「続きが早く見たい」と思ってうっかりレンタル屋に走ってしまって。
血は繋がらないんだけど仲良く育った兄弟が親の経営する病院が
着手する新事業(脳医学センターor救急センター)をめぐり
対立し、兄サイドの人間が弟を亡き者にしようという計画まで立てて。
殺し屋まで雇って弟を殺害。。。しかし弟は記憶喪失になりながらも
実は生きていた!そして、紆余曲折を経て記憶を取り戻し
今度は自分を陥れた兄とその周りの人間達に仕返しをするっていうのが
だいたいの内容。
弟(チョイン@ソ・ジソブ)がいつ記憶を取り戻すのか、事実を知った時
どうするのか・・・がとっても気になったのよ。
心穏やかで優しいチョインが復讐の鬼になるのか・・・
まあ、復讐されても仕方ないことを兄達はやっちゃうからねぇ。
記憶を失った間、北朝鮮から脱北してゲリラ活動を行う人達に助けられたから
その活動に参加するんだけど、もーそりゃワイルドでカッコイイんだ!
そして同時にレンタル屋でずっと気になってた「ロードナンバーワン」を
借りてみたら。こっちも主演がソ・ジソブだったっていう。
こちらはガチガチの戦争モノ(朝鮮戦争)なので、それはそれは
かなりグロいなって思うほどの世界観。
それでも、百戦錬磨、戦いの神様に守られてる?ような戦闘能力の高い
イ・ジャンウ(ソ・ジソブ)と最初は敵対していた同じ隊のシン・テホ(ユン・ゲサン)
が段々心のわだかまりを溶かしていき最後は信頼しあえる戦友と呼ばれる
存在なっていく過程と、本当に戦地なんじゃないかと思わせられる
リアリティ溢れた内容に見るのをやめられない衝動にかられました。
実はこの2人、三角関係にどっぷりはまってるんだけど、スヨン(キム・ハヌル)
とのラブシーンは戦争という凄惨な舞台を一瞬忘れさせてくれる
穏やかなシーンなんだけど、男2人のシーンのほうが印象深くて。
ただ、全20話のほとんど時間にしたら20時間以上分、戦争シーンなので
かなり暗い気分になってしまう・・・。
国の違う私が見てそうなんだもの、本国での視聴率が悪かったのも
そういうのがあるんじゃないかなと思ってしまった。
あまりにリアルな現実だもん。
だけどけして目をそらしちゃいけない現実が60年前にあっていうことを
覚えてなくちゃいけないな、って思います。
日本にしてもそうだけれど、凄惨な時代の上に今の私達があるんだもの。
そして国が違えば認識も違うから深く考えたことなかったけど。
この朝鮮戦争はまだ終わっていないのですよね。
休戦状態だっていうだけで。
去年も諍いがありましたもんね・・・。
つねにそういう恐怖や観念があるんだと思うと切ない。
今日だったかWSで人気K‐POPグループの子が兵役に就くって
発表があったといっていたけれど、その彼が
「韓国の人間なら当然のこと」って言っていて。
この作品を見た後で、休戦状態の不安定さに思いをめぐらせてた時だったから
いつも以上に「兵役に就く」重みを感じてしまいました。
備えあれば憂いなしだけど・・・備えが必要になる日がくることがありませんように!
と思わずにいられません。
はあ。濃すぎるぜ。ジソブ祭り・・・。
にしても俳優さんたちがうますぎて!
世界に引っ張り込まれまくりでした。
脇役の人達もいいんだよ。