続きから(笑)
「 あれから20年経って自分はここから離れる準備をしなくてはならないけれども、まだ心ここに非ずでふらふらしているのを見ると心配で上がれない。そこに僕はいないし、むしろへんなものを寄り付けてしまうからしっかりして 」と言っている。
と妹が言いました。
妹はなんのことかまったく事情が分かっておりませんが、私にはピンとくるものがありました。
ぬいぐるみ・・・・・。
あのとき退院して実家に少しお世話になっていた時に上の子の3歳の誕生日を迎えてプレゼントを買いに行き、ちょうど抱っこすると赤ちゃんくらいの感覚のぬいぐるみを見つました。プレゼントと一緒に購入して、どこに行くのもつれ歩いていたのです。
子どもも大きくなってぬいぐるみをつれ歩くこともなくなっておりましたが、当時は時々思い出したようにぼやーっと抱っこしていたのです。
そう言えば!と気が付きました!Σ( ̄□ ̄;)
そして妹が「 これを言ったら信じるって言っている 」と言って教えてくれた一言が。
まさに誰にも言ったことはない、毎朝手を合わせては彼に語りかけていた言葉への返事だったのです。
(;・ω・)
本当です。
きっと、絶対に本当に私に伝えたくて来ている。
ぬいぐるみも毎朝のお願いごとも単に私が自分の自己満足のためにしてきたことなのかもしれないです。そう思うと切なくなって来ました。
だってここに彼を縛り付けて置く気なんてさらさらなくて、むしろ生まれ変わってもらい、今度は楽しくって笑顔で過ごしていけるようにと考えてあげなくてはいけないはずなのに。
ようやく気がついてあげることが出来ました。
そう思うと切なくなってようやく心の底から涙が出てきました。
20年間、フタをして生きていたんだということにも気がつけたのです。
その時にふっとイメージがよぎりましたが、それは妹の一番上の子にそっくりな雰囲気の青年で、なんであの子が思い浮かぶのかなと思っていました。
その後はぬいぐるみやいろいろなもの、写真以外はお焚き上げしてもらいまして、毎朝のお参りも彼にだけ特別に語りかけるのではなく、この次に生まれた時は楽しくて笑顔で過ごしていけるように祈っているから、と変えました。
ウワサでは(笑)20年ではなくて三十三回忌の時に戻られるらしいのですが、本当にそうなのかは私には分かりません(笑)
ただ、今でも時々妹がなんかこう言っている気がするんだけど、って言うので(笑)もしかしたらまだ上に上がるまで時間があるのかもしれません。
しかしあの頃はあの頃で私がヤバい状態だったので、あえて登場してみました (⌒‐⌒)的な出来事だったのかもしれません。
あれから、気持ちはとってもよく分かるけど写真、ぬいぐるみ、いろいろ置いている方の様子を見ると、ちょっぴり切なくなってきます。
ちなみに後日談として妹がその時の話を思い出して、「 自分もあんまりそんな直接語りかけられるという経験がなかったから、本当かどうか分からなかった。伝えてほしいという想いが伝わってきた。うちの上の子のような風情だった。 」と言っていたことがありました。
(;・∀・)え?????
それでは私が見ていたあれは・・・???(;・∀・)
え?????(;゜∀゜)
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