よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ポルトガル旅行記:8日目(その1)-「朝の日差しを浴びて」:アルファマ地区・リスボン

2018年02月17日 | 海外旅行ーポルトガル
Alfama, Lisbon, Portugal

さてさて、いよいよポルトガル最後の日となった8月28日、この日もワタクシ達は朝の7:30になると
ホテル一階の食堂へと向かいました


いつもホテルの食堂には一番乗りです。よほど飢えているのかと思われていたかもしれませんな


旅の最終日というのは、もうこれで旅が終ってしまうという切ない思いと、
家に帰るというホッとした気持ちが入り混じるのですが、この日は切なさの方が強かったです。
ワタクシ達は12時過ぎに空港に行けばいいので、この日も11時頃まではリスボンを散策しようと思っていました


ワタクシ達はタクシーに乗って、まだ散策をしていなかったアルファマ地区(Alfama)に向かいました。
タクシーに乗って、アルファマ地区にあるサンタルジア展望台(Miradouro de Santa Luzia)に到着です


目の前には白い壁が特徴的なアルファマの街が、そして海のように雄大なテージョ川が広がります


1755年のリスボン地震の時に、アルファマは被害を受けることがありませんでした。
そのために狭い路地の迷路と小さな広場という、絵になるような光景が残ったんですよ


地図を見ていても路地が複雑に入り組んでいます。まあ、だいたい西に向かって歩いて行けば、
そのうちバイシャ地区(リスボンの中心部)に出ていくのは間違いありません。
そういう時はあまり地図を気にせず、気の向くまま西に向かって歩いて行くことにしましょう


広場のすぐ横をトラムが走っています。狭い路をトラムが窮屈そうに走る姿も、アルファマならではの光景です


素敵な油絵を売っていました。一か所だけ商品がありませんが、ワタクシ達がお土産に買ったんですよ

使用したカメラ:1,2枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-Pro2


リスボン(ポルトガル語では「リシュボア」ですが)がガイドブックとか雑誌などで取り上げられるとき、
アルファマの写真が使われていることが多いようです。
それだけ、古い町並みを残すアルファマ地区は魅力があるということでしょうね



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ポルトガル旅行記:7日目(その7)-「名残惜しい夜」:ケーブルカー グロリア線・リスボン

2018年02月16日 | 海外旅行ーポルトガル
Elevador da Glória, Lisbon, Portugal

さてさて、リスボンで過ごす最後の夜、ワタクシ達はワインバーで美味しいお酒と食事を楽しみ、
夜の8時にお店の外に出てきたんですよ


夜の8時といっても外はこの状態です。これからやっと夜らしい暗さになるところですね


ワタクシ達はペットボトルの水を買おうと、インド系の方が経営する小さなお店に入ったのですが、
そこの女の子がすごく可愛かったんですよ。でも、写真を撮られるのは少し恥ずかしいのかなぁ


リスボンには三路線のケーブルカーがあるのですが、家人はまだケーブルカーに乗っていないんです。
近くにケーブルカー・グロリア線(Elevador da Glória)があるので、乗りに行くことにしました


こういうアングルで写真を撮りたくなるのは、鉄道好きの性というものでしょうか


運転手さんの目線で撮影してみました。こうして見ると、けっこうな急こう配ですよねぇ。
坂道というのは下から見るとさほど急には見えなくても、上から見下ろすと急坂だなぁと思うのは
スキー場などでよく経験しますよねぇ


リスボンの街は本当に急坂がいっぱいでした。若い人はいいでしょうが、年配の人には
急な坂道や階段を上下するのはけっこうな労力だろうなぁと感じました。
そう考えると、ケーブルカーはもちろんですが、トラム(路面電車)なども市民にとっては
欠かすことのできない交通手段なんだろうなぁと思います


乗車時間は4分くらいでしょうか。ケーブルカーは坂の下に到着しました


駅前にはレスタウラドーレス広場が広がっています。やっと風景が夜らしくなってきた気がします。
この広場を何度も何度も歩きました。ワタクシにとっては忘れられない風景になったように感じます


ホテルの近くに戻ってくると、小さな公園で皆さんが音楽に合わせてダンスを楽しんでいました。
観光客なのか地元の方なのかはわかりませんが、皆さん、実に楽しそうに夜を過ごしているんですよ。
日本人のワタクシ達はどうしても「恥ずかしい」という意識が先に出てきてしまうのですが、
欧米の方は陽気でいいですねぇ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


最後の夜、ホテルに戻ったワタクシ達は「ポルトガル楽しかったなぁ」「いい国やねぇ」と
何度も何度も繰り返したように思います。滞在中に嫌な思いをすることはほぼありませんでした。
もう一度訪れたいと思う国になったことは言うまでもありません



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ポルトガル旅行記:7日目(その6)-「最後の夜はワインを満喫」:Chafariz do Vinho(シャファリス ドゥ ヴィーニョ)・リスボン

2018年02月15日 | 海外旅行ーポルトガル
“Chafariz do Vinho”, Lisbon, Portugal

さてさて、リスボンに戻ってポルトガル最後の夜を迎えるのですが、ワタクシ達のホテルは
1日目~4日目に宿泊したHotel Britaniaを選んでいました。フロントの人とも顔なじみになっていたので、
すぐにチェックインを済ませて部屋に行き、シャワーを浴びました

この日、ワタクシ達はポルトガルの美味しいワインを飲みたく、最期の夕食をホテルから歩いて行ける距離の
「Chafariz do Vinho」というワインバーを予約し、ホテルから歩いて行きました。
しかし、地図の場所に向かって行くと、どうも雰囲気が良くないというか、治安の悪そうなエリアなんですよ。
どちらかというと低所得者層の居住地域という感じで、「こんな場所にワインバーがるの?」と
ちょっと不安になりながら歩いて行きました


お店を見つけることが出来たのですが、外見もあまり綺麗じゃないし、
「これは店の選択を間違えたかなあ」と思いながら、お店の中に入って行きました


あらあら、これはビックリ。元はワイン倉庫だった建物を改築したそうで、実に素敵な空間が広がっていたんです。
お店の方もすごくフレンドリーで、お店の選択は間違いありませんでした。
そうそう、「Chafariz do Vinho」とは「ワインの泉」「ワインの噴水」という意味なんです


まずは家人とワインで乾杯。ポルトガルはワインが安くて美味しいのです。毎日ワインを飲み、ビールを飲み、
ポルトガルの食事を満喫しました。日本に帰って来て体重計に乗るのが怖かったのですが、
なんと体重は旅行前と少しも変わっていませんでした。毎日2万歩くらい歩いたのが良かったのですかね


どーですか。英語メニューで「Small serving of traditional Portuguese cheese (three varieties)」
書かれていたので「三種類の伝統的なポルトガルチーズ盛り合わせ(Sサイズ)」という意味でしょうね。
ワインにはチーズは不可欠です。ワインとチーズという組み合わせは、ビールと枝豆に匹敵しますな


どーですか。続いては「Small serving of Iberian smoked meats (four varieties)」ですので
「四種類のイベリア風燻製ハムの盛り合わせ(Sサイズ)」という感じでしょうか。
なにせポルトガルのレストランは一品の量が多くて困るのですが、ワインバーはタパス感覚の料理が出されるので
量がさほど多くなくてありがたいのです。このハムもワインに合いますわ


どーですか。これは「Farinheira–Fried Portuguese sausage with honey, apple and oinon」です。
「ファレイラ-ポルトガル風ソーセージの蜂蜜、リンゴ、玉ねぎ添え」という感じですかね。
これはワインよりもビールに合う味でした。もちろんビールも飲んでいたワタクシです


ワタクシ達の座席の窓から、リスボンの下町を眺めました。このエリアは観光地ではありませんし、
どちらかというと低所得者街という感じです。ですので、日本人の観光客は全くいません。
お店の方も日本人は珍しいようで、「このお店をどうやって知ったの?」とワタクシに訊いてくるくらいでした。
「trip advisorで美味しそうなワインバーを探したんです」と答えると、
「オブリガード」と笑顔で応えてくれました。(「オブリガード」は「ありがとう」ですね)


どーですか。次は「Codfish confit salad à la Andalusia with oranges-oinons-vinaigrette」です。
「アンダルシア風のバカリャウ(干しダラ)サラダ、オレンジとタマネギのヴィネグレットソース」という意味ですかね。
ポルトガルで何度も食べたバカリャウもこれで食べおさめです。それにしても見映えのいい料理ですよねぇ。
今の言葉で言うと、こういうのが「インスタ映え」ということなのでしょうか


どーですか。最後は「Fresh rolled pasta with fresh sheep cheese, spinach and pesto」です。
「羊のチーズ、ほうれん草のバジルソース和えの生ロールパスタ」というところでしょうか。
これが実に美味かったんですよ。ついつい、ワインをもう一杯注文してしまいました。
ポルトガル最後の夜も、満足満足のお酒と料理でありました。ああ、幸せ

Chafariz do Vinho…Rua da Mãe d'Água à Praca da Alegria, Lisbon 1250-004, Portugal

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


ポルトガルは英語メニュー(他にスペイン語、フランス語、ドイツ語なども)を置いているお店が多く、
注文する時にすごく助かりました。とはいえ、英語メニューでもイマイチわからないものも多いのですが、
「どんなものが出てくるんやろ」とドキドキ、ワクワクするのも楽しいものですね


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ポルトガル旅行記:7日目(その5)-「鉄路でリスボンへ」:サンタ アポローニャ駅・リスボン

2018年02月14日 | 海外旅行ーポルトガル
Estação Ferroviária de Lisboa-Santa Apolónia, Lisbon, Portugal

さてさて、世界遺産であるギマランイス歴史地区を訪ねたワタクシ達ですが、
そろそろ時間がお昼に近づいてきましたので、昼食を食べる場所を探しました


駅に向かう途中でワタクシ達が入ったお店は、100%地元の人ばかり。
90%以上が地元のオッサン達で、オッサン達はコーヒーを飲みながら仲間うちで喋ったり、
新聞を読んだりしながら、ゆったりと時間を過ごしているようでした


これは「ビファナ」と言いまして、甘辛い豚肉をパンで挟んだものなんですよ。
まあ、豚肉サンドイッチというか豚肉バーガーみたいなものですが、いわばポルトガルB級グルメです。
これがなかなか美味しくってねぇ…絶対に日本人好みの味でした


家人は「チーズトースト」を注文しました。観光客が来るような店ではないので英語は通じません。
しかし、お店の方は愛想がよく、観光客がいないお店で食事をするのも心地よかったんですよ


お昼が近くなり、青空が広がって来ました。ポルトガルの夏はこうじゃないとねぇ


ギマランイス駅から列車に乗ります。ローカル線の終着駅らしい佇まいがいいですね。
この列車に乗ってポルト=カンパニャン駅に向かいます


ポルト=カンパニャン駅(Estação Ferroviária de Porto-Campanhã)に特急列車がやって来ました。
高速特急のアルファ・ペンドゥラール(Alfa Pendular)に乗って、リスボンを目指します


13:50発の特急列車はけっこうな乗車率でした。1等車の乗客の大半は欧米人の観光客でした。
車内は快適で、ブログに何度も書きましたが、ポルトガル国鉄は本当に時間に正確な運転をしてくれます


16:40にリスボンのサンタ・アポローニャ駅(Estação Ferroviária de Lisboa-Santa Apolónia)に到着です。
三日ぶりのリスボンですが、ポルトよりも日差しが強い気がします


いよいよこの日はポルトガル最後の夜を迎えます。旅に出るとどうして、日時が過ぎるのが早いのでしょうね

使用したカメラ:6,8,9枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


外国で鉄道に乗ったのは台湾、タイ、ベトナム、チェコに続いてポルトガルが5カ国目です。
それぞれの国の鉄道に個性があり、鉄道を通してお国柄がわかるような気がします。
一度でいいから、外国の寝台列車に乗って国境を越えてみたいですね



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ポルトガル旅行記:7日目(その4)ー「初めて知るポルトガル史」:ギマランイス

2018年02月12日 | 海外旅行ーポルトガル
Guimarães, Portugal

さてさて、ギマランイスの世界遺産である「ギマランイスの歴史地区」へやって来たワタクシ達ですが、
歴史地区の中核ともいうべきギマランイス城(Castelo de Guimarães)に着きました


このギマランイス城ですが、ここで1109年にはポルトガルに栄光をもたらすアフォンソ・エンリケス(アフォンソ1世)が
生まれているんです。アフォンソ・エンリケスは宗主国カスティーリャ=レオン(現在のスペインの一部ですな)の
国王アルフォンソ7世に叛旗を翻してこれを打ち負かし、ポルトゥカーレ公爵として独立します。
これがポルトガルの名前の由来ですね


その後、イスラーム勢力に大勝すると、1139年、機に乗じてポルトガル王アフォンソ1世と名乗ります。
1143年にはローマ教皇によってポルトガル王位が承認され、これをもってポルトガルは正式に独立国となるわけです


そんな歴史をワタクシはもちろん知る由も無く、ポルトガルに行くにあたっていろんな史料を調べて
このような歴史を知ったわけです。「ヨーロッパ史」を高校などで勉強するといっても、
英国やフランス、ドイツなどを中心としたヨーロッパ史を少しかじる程度ですから、
本当にポルトガルについて何も知らないんだなぁということがよくわかりました


「Seeing Is Believing…百聞は一見に如かず」と言いますが、本などで学んだ知識を
実際の場所に行って目にすると、自分の頭の中に何十倍も記憶が深く刻み込まれる気がします


ギマランイスは静かな世界遺産でした。特別にポルトガルの歴史に興味がある人は別でしょうが、
ここに来る人の大半はある程度余裕のある日程でポルトガルに来て、
ポルトあたりからワンディトリップを楽しむ人たちのように感じました


夏のハイシーズンのリスボンもポルトも、多くの観光客でごった返していたので、
静かなギマランイスの街はすごく新鮮な感じがしました


定年退職したら夏や年末年始ではなく、6月とか9月のようなてから人が少ない時期に旅が出来るかなぁ。
そんなことを思いつつ、一方で「退職金が減らされるのではないか」「年金がちゃんともらえるのか」と、
現実的な不安を抱いたりもします。まさかそんな心配をするような世の中になるとは思いませんでしたが


お昼が近づくにつれ、徐々に空の雲が消え始めていきました。夏のポルトガルに曇天は似合いません

使用したカメラ:1,2,4,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


今回のポルトガル旅行で、海外に行ったのは13回目なんですよ。
そのうちの10回は40歳を過ぎてからなんです。あと何度海外に行けるかわからないのですが、
オーストリア、ハンガリー、トルコ、ウズベキスタン、ミャンマー、ペルーは行ってみたいし、
チェコ、ポルトガル、ベトナム、タイ、メキシコは再訪したいなぁ。
普段の生活費を控えめにして、お金を貯えていかないとねぇ



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