よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

ポルトガル旅行記:4日目(その8)-「静かな一日の終わり」:オビドス

2017年10月31日 | 海外旅行ーポルトガル
Obidos, Portugal

さてさて、オビドス(Obidos)の街を散策する時間も残りわずかとなりました


時刻は夕方の6時です。そろそろ飲食店は夕食に向けて、開店の準備を始めだしたようですね


何度か書きましたが、ポルトガルのレストランはディナータイムは7時くらいから開店するのが一般的で、
8時頃からお店が込みはじめ、9時頃に一番混雑するんですよね。
ランチも2時頃が一番ピークのようですから、何事も日本より1~2時間は時刻が遅いようですな


城壁に囲まれたオビドスの街です。となれば城壁の上から街を眺めたくなりますわねぇ


まるでジオラマのような可愛い町並みを一望できました。なんと愛おしい町並みなのでしょう。
一番奥にオビドスのお城が見えていますが、ポルトガルではポサーダと言いまして、
かつてのお城が宿泊施設として利用されている場所がいくつかあるんですよ。
ここオビドスのポサーダはずいぶん人気のポサーダだと聞きました


またポルトガルに来る機会があれば、ポサーダはともかくとして(けっこう値段が高いようなので)
こういう小さな田舎町や村に泊まってみるのもいいかなぁと思うんですよね


集合場所に向かって城壁を出ると、馬車が目の前にやって来ました。
慌ててカメラを構えると、なんと馬クンがワタクシの目の前で停まってくれたんですよ。
「お前はえらいのぉ」と思ったのですが、馬クンは停まって大きなウ〇コをしたのでありました

この後、ワタクシ達はリスボンの街に向かい、予定よりかなり遅れて8時頃に到着いたしました。
ワタクシ達は翌日の朝からの行動が早いのと、お金の節約もあったのでこの日はレストランに行かず、
スーパーマーケットに行ってお惣菜を買いこみ、ホテルで食べることにしたんですよ


ホテルに戻って部屋に置いてある、けっこう値段が高そうなポルトワインを開けました。
もちろんこのポルトワインはサービスですので、お金を払う必要は無いんです。
そうそう、ポルトガルで生産されるワインをポルトワイン(もしくはポートワイン)と呼ぶんじゃないんです。
ポルトワインとはポルトガル北部の都市ポルトで造られる、甘口の酒精強化ワインの事なんです。
ポルトワインの醸造は、ブドウジュースをアルコール発酵をさせる際に、
アルコール度77%のブランデーを添加し酒精強化を行います。
アルコール発酵とは糖分がアルコールに変化をする工程なのですが、ブランデーによって強制的にアルコール発酵が止まり、
糖分が多く残った状態のワインが出来上がります。ですので、ポルトワインは独特な甘みがあるんですね


ワタクシはドライな辛口のワインが好きなので、ポルトワインはちょっと苦手かなぁ。
でも、気がつけばけっこうな量を飲んでおりました。
かくしてポルトガル滞在4日目の夜は、静かに過ごしたのでありました

使用したカメラ:3~5枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


お惣菜を売っているような大きなスーパーは別ですが、飲料水やお酒、野菜や果物、お菓子程度を売っている小さなスーパーは
どのお店に入っても経営しているのは南アジア系の移民でした。
なぜそうなったのかはわかりませんが、ちょっと興味深かった事実です



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ポルトガル旅行記:4日目(その7)-「視覚的な統一感」:オビドス

2017年10月30日 | 海外旅行ーポルトガル
Obidos, Portugal

さてさて、この日一番楽しみにしていたオビドス(Obidos)の村にやって来たワタクシと家人は、
城壁に囲まれたオビドスの光景を興味深く眺めながら村の中を散策しておりました


写真に「コルク」の文字が見えますが、世界のコルク生産のうち55%がポルトガルで生産されています。
ワタクシなどは「コルク」と言われるとワインの栓くらいしか思い浮かびませんが、
ポルトガルではバッグ、ベルト、帽子、鍋敷き、ブックカバー、アクセサリーなど様々なものが作られていました


ワタクシはヨーロッパは二度しか訪れたことが無く、チェコとポルトガルのことしか知りません。
ただ、この二つの国はいずれもそうでしたし、映像や写真で見るヨーロッパの街で感じることは、
建造物の高さや色彩が統一されているために、実に視覚的なリズム感があるんですよねぇ


日本でも「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている地域に行くと、
同じような色彩や高さの建造物が立ち並んでいるために、実に町並みが美しく見えますね。
ヨーロッパは石造りやレンガ造りの古い建造物が多く、地震などで建造物が倒壊することも極めて少ないために、
視覚的な統一感のある町並みが数多いのは羨ましい限りです


午後6時近いオビドスの町では、日差しもかなり西に傾いてまいりました。
日が傾いてくると、気温も下がって来るので実に心地よい陽気になるんですよねぇ


ここはジンジーニャ(サクランボのリキュール)を売るお店でした。
どこの店でもジンジーニャ一杯が1€で売られていました。
ワタクシは入り口前のお店で三杯飲んだので3€得したな…などとアホなことを考えておりました


ポルトガルに来て日本人はもちろん、中国人や韓国人といった東洋人とほとんど会うことが無かったのですが、
ここオビドスでも全く出会うことがありませんでした。イタリア、フランスなどに比べて
東洋ではまだまだポルトガルはメジャーな観光地ではないのですね


オビドスの街を興味深く歩いていたのですが、なにせ散策できる時間が1時間しかありません。
気がつけばあっという間に時間が過ぎていました


土産物屋が並ぶメインストリートではなく、民家が並ぶ裏通りを通って集合場所に戻るとしましょうかね

使用したカメラ:4枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ポルトガルから帰国してちょうど2か月になりました。
2か月が過ぎても、いまだに訪れた場所の記憶は明確に残っています。
このブログを書くことで、うまく記憶が甦ってくるのかもしれないですね



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ポルトガル旅行記:4日目(その6)-「城壁に囲まれた小さな村」:オビドス

2017年10月29日 | 海外旅行ーポルトガル
Obidos, Portugal

さてさて、ワタクシ達現地ツアー一行はいよいよ最後の目的地であるオビドス(Obidos)という小さな村に着きました。
『谷間の真珠』という愛称を持つオビドスは、丘の上に佇む城壁に囲まれた小さな村なんです。
1228年にデニス王は、このオビドスを訪れて大いに気に入った妃イザベル王妃にこの地をプレゼントし、
それ以来オビドスは19世紀までポルトガル王妃の直轄地だったそうですよ


ガイドさんは城壁の中に入る前に、城壁の外にある小さなお店にワタクシ達を案内しました


オビドスの名産品がジンジーニャ(Ginjinha)という、サクランボから作るリキュールなんです。
ここはジンジーニャを造って売っているお店で、ガイドさんが言うには「城壁の中にあるお店のジンジーニャよりも、
ここの方が安くて美味しいんだ」ということです。向こうに写っている素敵な女性は、カナダ人の奥様です


無料で一杯のジンジーニャをいただきました。甘くて飲みやすいのですが、相当アルコール度数は高そうです。
お店のオッチャンはワタクシが美味そうに一気に飲み干すのを見ると、「もう一杯飲め」とおかわりをくれました。
さらに美味そうに飲み干すと、嬉しそうにもう一杯おかわりをくれました。
これ以上飲むと村の散策に支障が出そうでやめましたが、美味しいお酒だったので小さな瓶を三本買いました


ここはイスラム時代に作られたオビドスの入り口「ポルタ・ダ・ヴィラ」と呼ばれる城門です。
ここから村の中でへ入っていくのですな。ここもアズレージョが美しいです


城壁の中に入ると、家の壁はすべて白色で統一されてありました。
そして、どの建物も窓枠などを花で美しく飾っているんですよ


歳を重ねたらこういう「チョイ悪オヤジ」のような風貌になりたかったのですが、そうはなりませんでした。
どうもラテン系でこういう顔をしている人物を見ると、「マフィア」のように思えてしまうのです


リスボンから日帰りで行ける観光地なので、ここも観光客がすごくたくさん訪れていました。
メインストリートには土産物屋さんがズラリと並んでいました。
ただ、変に客引きしたりするお店が一軒もないのは、好感を持つことが出来たように思います


メインストリートの向こうに城壁があることがよくわかりますね。
欧州はどこの国に行っても城壁で囲んだ街がたくさんあります。
いかに欧州の歴史は、戦いが多かったかということですな


小さくてかわいくて抱きしめたくなるようなオビドスの村です。
ではでは、さらに奥の方へ歩いて行くとしましょうか

使用したカメラ:4,7,9枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


今回の日帰りツアーで、一番訪れたい場所がこのオビドスでした。
滞在時間が1時間しか取れなかったので、ゆっくりカフェでくつろいだりすることが出来なかったのが残念です。
でも、短い滞在時間でしたが、本当に可愛い村の姿を見ることが出来ました



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ポルトガル旅行記:4日目(その5)-「子供の笑顔は万国共通」:ナザレ

2017年10月28日 | 海外旅行ーポルトガル
Nazaré, Portugal

さてさて、ワタクシ達一行は昼食を食べた後バターリャ修道院を後にしまして、
次に目指したのは大西洋の海岸沿いにあるナザレ(Nazaré)という町でありました


ナザレは大西洋に面したポルトガル屈指のリゾート地なんです。
ナザレという名前を聞くと、イエスキリストに因んだイスラエルの地名を連想する人も多いと思いますが、
4世紀にパレスチナのナザレから一人の聖職者が、聖母マリア像を持ち込んだことにちなんで町の名がついたそうです


街は海岸部と丘陵地に分かれていまして、ワタクシ達は丘陵地の旧市街地に到着いたしました。
長い砂浜を持つナザレの街が、行楽客でにぎわっている様子がよくわかります。
丘陵地の旧市街地と海岸部とはケーブルカーで行き来することが出来るんですよ


ただ、この日は海岸部が夏のバカンスの時期ということもあって、相当な混雑ぶりなんですよ。
ガイドさんも残念そうな顔をして、ちょっと車を停めることも難しいという説明をしてくれました


まあ、ワタクシはこの後に行くオビドスの街でゆっくり時間を取ってほしいのですが、
ガイドさんはポルトガルのリゾート地の雰囲気を見てほしいと思ったのでしょう。
ナザレからちょっと離れた海岸部のリゾート地へ車を走らせれてくれました


ここはサン・マルティーニョ・ド・ポルト(São Martinho do Porto)というリゾート地でして、
円形に入り組んだ湾の周囲をリゾートホテルが取り囲んでおりました


ここは外国の人というよりも、ポルトガルの富裕層のリゾート地という感じなのかなあ


外国の人というのは体型を気にしないというか、相当な重量級の女性の方でもビキニで砂浜を闊歩していました。
日本人が変に体型を気にしすぎというか、周囲の目を気にしすぎるのでしょうね


砂浜で可愛い子供を抱いた女性に出会いました。「なんて可愛いんでしょう」と言うと、
「そう言ってくれて嬉しいわ」と笑顔で応えてくれました。
「写真を撮っていいですか?」と訊くと、「もちろん」と言ってくれました。
子供の笑顔に心惹かれ、笑顔を可愛いと思うのは場所が変わろうが、時代が変わろうが永久に変わることはありませんね

使用したカメラ:1,2,3,5枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ふと思ったのですが、海水浴ってもう何年行ってないのでしょう。
海の家があって、そこでかき氷をたべたりおでんを食べたりしたのはもう何十年も前のように思います。
今の日本の海水浴場って昔とは違うのでしょうね



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ポルトガル旅行記:4日目(その4)-「やっぱり団体行動は苦手かな」:バターリャ修道院・バターリャ

2017年10月27日 | 海外旅行ーポルトガル
Mosteiro de Batalha, Batalha, Portugal

さてさて、世界遺産でもあるバターリャ修道院(Mosteiro de Batalha)を訪ねたワタクシ達は、
興味深く修道院の内部を見学しておりました


カトリックの教会に行くと、よくキリストの像や彫刻のところに「INRI」という文字を見るんですよ。
これはラテン語の「IESUS NAZARENUS REX IUDAEORUM」の頭字語でありまして、
日本語では「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」という訳になるんですね


ステンドグラスというのは、なんとも神々しい光を教会の中にもたらしてくれますね。
ではでは、そろそろ集合時間になりましたので外に出ねばなりません


もう一度修道院を振り返ってみたのですが、複雑な装飾が重厚感をもたらしていますねぇ。
この後、ワタクシ達は修道院近くの食堂で昼食を食べることとなりました


ワタクシは「サーモンのグリル」をいただきました。まあ、サーモンならハズレは無いだろうと考えたんですよ


家人は「カルボナーラ」を頼んだのですが、どうやらあまり美味しくなかったようでした。
ワタクシ達は食事中にカナダから来た若いご夫婦と会話が弾みました。
無口で穏やかなご主人、陽気で活発な奥様(しかも美人)でしたが、トロントからやって来たとのこと。
ワタクシが「トロントブルージェイズに青木っていう日本人選手がいるんですよ」と言うと、
「もちろん知ってるよ。青木はいい選手だ」と答えが返ってきたので、
「ちょっと前に川﨑宗則っていう選手がいたでしょ」と言うと、二人は「ムネ~」「ムネ~」と大喜び。
「今でもムネにはトロントに帰って来てほしいわ」「ムネはみんなに愛されていたよ」と言われました。
スポーツの話題というのは楽しくていいですなぁ


出発までもう少し時間があったので、修道院の裏側の方まで見に行くことにいたしました。
どのアングルから見ても、絵になる修道院だなぁと思います


ただ、「ここの見学は今から45分」とか時間を区切られるのはどうにもせわしないというか、
ワタクシなどは行ってみて良かったらゆっくり見学したいし、大したこと無ければとっとと次の場所に行きたいのですが、
団体行動ではそういうわけにはいきません


それとワタクシ達はもちろん、カナダ人のご夫婦も時間には正確なのですが、
アメリカ人の家族がけっこう時間にルーズなんですよ。ワタクシは最後に行くオビドスという街が楽しみなのですが、
時間がどんどん遅れてきてオビドスの散策時間が短くなるんじゃないかと気になって仕方がありません。
どうもワタクシは団体行動には向かないようですね


ではでは、次の目的地に向かうとしましょうか

使用したカメラ:3,6,7,8枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


どこかに行く…となった時に、目的地を考えたり、行程を考えたりするのが大好きなので、
それが出来ない団体行動というのは、その時点で私には向いていないのだなぁと思います。
でも、人との出会いが楽しめるのはいいですね



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