あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

やった、効いた、治ったの「三た」治療

2022-11-20 20:01:00 | ブログ
こんにちは。今日は雨☔️の予報でしたが、
雨はほとんど降りませんでしたね。
明日からは、晴れるようです🌞
やはり、お天気が良いと気持ちが良いですね。
毎週日曜日は、院長の自伝です。

患者さんの訴える場所に鍼をやった。そうしたら痛みが取れた。
そして苦痛が治った。めでたしめでたしだ。しかし、同じ訴えの患者さんが来院したので同じ
ように鍼をやったが効かなかった、治らなかったという事が起きるのは当然であります。

なぜなら患者さん一人一人の社会歴、年齢、顔や体格が違うように、
体質や痛みの種類(熱証か寒証か)、痛む時間帯、痛みの深さなどが違うからです。
それを一様に鍼を刺して、電気をかけて… そんな簡単なものではありません。
それでもたまに治る方がいらっしゃるからややこしいのです。
鍼灸師が東洋医学を勉強しなくなり
「エビデンス・エビデンス」と西洋医学の用語を使い、
さも解ったかの様なふりをしている鍼灸師が多くなってしまいました。
 小宇宙たる人体に薬を使わないで極細い鍼で病を健康体に導くのですからそんな簡単なものではありません。

最近は各地で○○セミナーとかいって、一日あるいは数日で簡単に治療できるようになるとの触れ込みで
『名医』と言われる人の講習会が行われていますが、
講師の治療室をのぞいてみると患者さんなどいないと言う話を聞いたことがあります。
鍼灸医学は医学知識は勿論のこと術が重んぜられる。
数日のセミナーで修得出来るものではないのです。

三千年以上にわたり東洋民族の健康を守り続けてきた医学であるが、
まだまだ研究段階であり、多くの可能性を秘めた医学がたった数日で修得出来るはずがない!のです。

NHKスペシャルの番組「人体の不思議」で、
「人体はネットワーク」「神秘の世界」として五臓六腑は互いに連絡を取りながら
生命維持に関与していることが解ってきたと報道されていたが、東洋医学では常識のことであります。

鍼灸学生のみなさま、東洋医学を学ぶのは
免許取得がスタートラインです😊
一緒にこの道に進む仲間が増えることを心から祈っています。
コメント
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