こんにちは🌞今日はやっと晴れましたね☀️
我が家も、一日中洗濯物との戦いでしたよー!
毎週日曜日は院長の自伝です。
先ず、先に紹介した東洋医学の聖書である『素問・上古天真論篇 第一』に学ぶ「温故知新」について述べます。
「上古」とは、人類の生活がまだごく初期の段階にあったころを指す総称であり、
「天真」とは、先天的に与えられた真元のことであります。
また人類の健康を保つ為に欠かすことの出来ない「腎気」、「精気」のことであります。
つまり人の生・老・病・死の変化から、長命であるか若死にであるかに至るまで、
すべては「天真」の盛衰にかかっています。それゆえ、生を養い精を保つことは
人々の健康にとって重要な意義があることを述べた篇であります。
更に、気候変化に注意して心の安定を保ち、貪欲であったり、妄想したりしては
ならない。そうすれば真気が調和し、精神もまた内を守ってすりへり散じること
はなく、病が襲うことはないのです。
これは、上古の人が養生の道理をすべて掌握していたからであり、これにより、
はじめて疾病の危害を受けずに済むのであります。」と書かれています。
そして、男女の年齢による生理的変化を次の様に述べています。興味深い内容
ですので、そのまま現代語訳で引用させていただきます。
『黄帝がいう。「老いれば、もう再び子供を産むことができなくなる。これは
精力が不足したからなのか。それとも天から与えられた限度があるからなのか。
岐伯がいう。「男女の一般的な生理過程は、女性は七歳になると、腎気が充た
されだし、歯が脱けかわり、毛髪もまた長くなってきます。
十四歳になると、天癸(性ホルモン)が産生し、生殖能力が備わり、月経が始まり、
子供を生むことができる様になります。
二十一歳になると、腎気が充満し、智歯が成長して、身体の丈もまたのびきります。
二十八歳になると、筋骨はしっかりして、毛髪ののびも極まります。この時期は身体が最も強壮である時期です。
三十五歳になると、陽明経の脈(胃・大腸の脈)が次第に衰え、顔面部はやつれはじめ、頭髪も抜けはじめます。
四十二歳になると、三つの陽経(胃・大腸、小腸・膀胱、胆・三焦)の脈はすべて衰えてしまいます。
先ず、先に紹介した東洋医学の聖書である『素問・上古天真論篇 第一』に学ぶ「温故知新」について述べます。
「上古」とは、人類の生活がまだごく初期の段階にあったころを指す総称であり、
「天真」とは、先天的に与えられた真元のことであります。
また人類の健康を保つ為に欠かすことの出来ない「腎気」、「精気」のことであります。
つまり人の生・老・病・死の変化から、長命であるか若死にであるかに至るまで、
すべては「天真」の盛衰にかかっています。それゆえ、生を養い精を保つことは
人々の健康にとって重要な意義があることを述べた篇であります。
更に、気候変化に注意して心の安定を保ち、貪欲であったり、妄想したりしては
ならない。そうすれば真気が調和し、精神もまた内を守ってすりへり散じること
はなく、病が襲うことはないのです。
これは、上古の人が養生の道理をすべて掌握していたからであり、これにより、
はじめて疾病の危害を受けずに済むのであります。」と書かれています。
そして、男女の年齢による生理的変化を次の様に述べています。興味深い内容
ですので、そのまま現代語訳で引用させていただきます。
『黄帝がいう。「老いれば、もう再び子供を産むことができなくなる。これは
精力が不足したからなのか。それとも天から与えられた限度があるからなのか。
岐伯がいう。「男女の一般的な生理過程は、女性は七歳になると、腎気が充た
されだし、歯が脱けかわり、毛髪もまた長くなってきます。
十四歳になると、天癸(性ホルモン)が産生し、生殖能力が備わり、月経が始まり、
子供を生むことができる様になります。
二十一歳になると、腎気が充満し、智歯が成長して、身体の丈もまたのびきります。
二十八歳になると、筋骨はしっかりして、毛髪ののびも極まります。この時期は身体が最も強壮である時期です。
三十五歳になると、陽明経の脈(胃・大腸の脈)が次第に衰え、顔面部はやつれはじめ、頭髪も抜けはじめます。
四十二歳になると、三つの陽経(胃・大腸、小腸・膀胱、胆・三焦)の脈はすべて衰えてしまいます。
それゆえ顔面部はまったくやつれ、頭髪もまた白くなりはじめます。
四十九歳になると、天癸が産生されなくなり、月経も止まり、身体も老化が始まり、子供も産めなくなります。
男性は八歳になると、腎気が充実しはじめ、毛髪は長くなり、歯が生えかわります。
十六歳になると、腎気が旺盛になり、天癸は、発育して成熟し、精気が充満して、射精することができ、男女和合して子を産むことができます。
二十四歳になると、腎気は充実し、筋骨はしっかりし、智歯が成長し、身体もまた伸びて最も盛んになります。
三十二歳になると、筋肉が強壮となり、肌肉が豊かで逞しくなります。
四十歳になると、腎気が衰えだし、頭髪は抜け、歯は痩せてつやがなくなります。
四十八歳になると、陽気が上部で衰え、顔面がやつれ、髪ともみあげはごましおになります。
五十六歳になると、筋肉の活動が衰え、天癸は竭きて、精気も少なく、腎蔵の気が衰え、肉体疲労が極まります。
六十四歳になると、歯は抜け、頭髪も落ち、五蔵がすべて衰えてしまい、筋骨はしっかりしていられなくなり、天癸もまた尽きてしまいます。
四十九歳になると、天癸が産生されなくなり、月経も止まり、身体も老化が始まり、子供も産めなくなります。
男性は八歳になると、腎気が充実しはじめ、毛髪は長くなり、歯が生えかわります。
十六歳になると、腎気が旺盛になり、天癸は、発育して成熟し、精気が充満して、射精することができ、男女和合して子を産むことができます。
二十四歳になると、腎気は充実し、筋骨はしっかりし、智歯が成長し、身体もまた伸びて最も盛んになります。
三十二歳になると、筋肉が強壮となり、肌肉が豊かで逞しくなります。
四十歳になると、腎気が衰えだし、頭髪は抜け、歯は痩せてつやがなくなります。
四十八歳になると、陽気が上部で衰え、顔面がやつれ、髪ともみあげはごましおになります。
五十六歳になると、筋肉の活動が衰え、天癸は竭きて、精気も少なく、腎蔵の気が衰え、肉体疲労が極まります。
六十四歳になると、歯は抜け、頭髪も落ち、五蔵がすべて衰えてしまい、筋骨はしっかりしていられなくなり、天癸もまた尽きてしまいます。
それゆえ髪の色は白くなり、身体は重くなり、歩くのもおぼつかなくなって、もう再び子を産むことができなくなってしまうのです。
黄帝がいう。「年老いてもなお子を生むことができる人がいるが、これはどのような道理によるのか」。
岐伯がいう。「これはその人の天から授かった精力が一般の人を超えており、
気血経脈が常に通じていて、腎気がありあまっているからです。この種の人は子
を産むことができるというものの、それでも普通には、男子は六十四歳、女子は
四十九歳をすぎずして男女の精気はすべて枯渇してしまうのです」。
黄帝がいう。「養生の道をわきまえている人は、六十四歳以上になっても、子を産むことができるのか」。
岐伯がいう。「養生をわきまえている人は、真気を保持することができ、肉体は容易には老い衰えません。
黄帝がいう。「年老いてもなお子を生むことができる人がいるが、これはどのような道理によるのか」。
岐伯がいう。「これはその人の天から授かった精力が一般の人を超えており、
気血経脈が常に通じていて、腎気がありあまっているからです。この種の人は子
を産むことができるというものの、それでも普通には、男子は六十四歳、女子は
四十九歳をすぎずして男女の精気はすべて枯渇してしまうのです」。
黄帝がいう。「養生の道をわきまえている人は、六十四歳以上になっても、子を産むことができるのか」。
岐伯がいう。「養生をわきまえている人は、真気を保持することができ、肉体は容易には老い衰えません。
それゆえ高年齢になっても、それまで通りに子を産むことができます。』(現代語訳黄帝内経素問より)
いかがでしょうか、女子は七の倍数で転機が訪れ、男子は八の倍数で転機が訪れると述べています。
いかがでしょうか、女子は七の倍数で転機が訪れ、男子は八の倍数で転機が訪れると述べています。
この様な事がすでに二千年以上も前に書かれていたのであります。
科学万能の現代に至っても教訓に値する内容です。いやいや人間の尊厳を超えた
現代医学のあり方にこそ見直されるべく内容ではないでしょうか。
科学万能の現代に至っても教訓に値する内容です。いやいや人間の尊厳を超えた
現代医学のあり方にこそ見直されるべく内容ではないでしょうか。
次週に続く
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