という言葉をご存知でしょうか?
お恥ずかしながら、私も耳慣れない言葉で今年初めて耳にした言葉です。
5月に開催された全日本鍼灸学会の学術大会の中で、名古屋市立大学の睡眠医療センター長の中山明峰先生の講義にご縁をいただけ、不眠に悩む患者さまが増え続けているために先ずは知ることから始めたいと思い、本日から開講された睡眠育成士の講座へ参加してまいりました。
不眠の治療にお越しになる患者さまが年々増えております。睡眠導入剤をはじめ、色々な睡眠障害の薬物治療を長く続けてこられた上で治療院にお越しになる患者さまも、以前と比べて格段に増えてまいりました。
睡眠障害をおこす疾患は多数あり、その診断のための検査法も様々だそうです。今日は睡眠障害の診断につながる検査法と睡眠障害の概論を学んでまいりました。驚いたのが小児の睡眠障害の患者さまも大変増えているそうです。原因となる疾患も大人と同じものです。しっかり学んで、少しでも患者さまのQOLの向上につなげていければと感じました。
東洋思想の陰陽論でも、昼間に元気よく活動するためには夜にしっかりと眠ることが重要だと説いています。夜間睡眠が十分に取れてこそ、日中に最高のパフォーマンスをすることができるのです。
鍼灸では「陰主陽従」が基本中の基本で、治療は夜にしっかり眠れるようにすることと言っても過言ではないのですね。鍼灸治療を行うと、副交感神経が優位に立つことが科学的に証明されていますが、夜眠るための最低必要条件は副交感神経優位です。まさに鍼灸治療イコール不眠治療といってもいいのかもしれません。
知ることによって、さらに積極的なアプローチができると確信しています。残りの講座を楽しみに、今日の学びをしっかりとスタッフみんなで振り返りたいと思います。
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