こんにちは。
今日は、鍼灸師にとって欠かせない『宇宙と地球』『人と健康』
についての一考察を述べてみたいと思います。
宇宙は約137億年前、地球は約46億年前に誕生しました。
人類は、約800万~600万年前にアフリカの類人猿が進化して誕生したものだといわれています。
この脈々と受け継がれている生命の育みが危機状態にあります。
この脈々と受け継がれている生命の育みが危機状態にあります。
人類の傲慢さ故の様々な自然破壊がその原因です。
水の惑星『地球』の永続の危機なのです。
「地球は青かった」世界初の宇宙飛行士・ガガーリン(1961年)の言葉は今で
も鮮明に脳裏に焼き付いて離れません。そして今年の7月、宇宙飛行士の野口聡一
さんが地球に戻ってよかったと感じたこととして、「水ですね、水。流れる水」
と答えておられます。
水に関しては、ユダヤ人作家による著書「日本人とユダヤ人」(イザヤ・ベンダサン著)の
なかでも、「日本は水と自由が容易に手に入る」と書かれていました。
「地球は青かった」世界初の宇宙飛行士・ガガーリン(1961年)の言葉は今で
も鮮明に脳裏に焼き付いて離れません。そして今年の7月、宇宙飛行士の野口聡一
さんが地球に戻ってよかったと感じたこととして、「水ですね、水。流れる水」
と答えておられます。
水に関しては、ユダヤ人作家による著書「日本人とユダヤ人」(イザヤ・ベンダサン著)の
なかでも、「日本は水と自由が容易に手に入る」と書かれていました。
他にも長野県の黒姫山に自然林をつくっている環境問題研究家のcw・ニコル氏も
自然豊かな日本が大好きなお一人ですね。
その日本も経済第一主義による自然破壊が各地で大災害を引き起こしてしまっています。
みなさん、生命は「水」無しでは存在できません!
我々が学ぶ東洋医学にも同じくして「手の太陰の気絶すれば、即ち皮毛焦る…皮
毛焦れれば則ち津液(水)去る…」(難経二十四難)
みなさん、生命は「水」無しでは存在できません!
我々が学ぶ東洋医学にも同じくして「手の太陰の気絶すれば、即ち皮毛焦る…皮
毛焦れれば則ち津液(水)去る…」(難経二十四難)
「天一水を生ず」(易経)
「水はこれ三才(天・地・人)の母」(道家)
等々、水にまつわる記述は限りなく多いのです。
地球にとっても人類にとっても水は命そのものなのですね。
人は地上に生を受け、天の気と地の気とを受けて育っていると謳う『天人
合一論』は東洋思想を貫く原理です。
大宇宙に対する小宇宙という考えは、ギリシャやインドなどにもあり東洋医学だけのものではありません。
ただし東洋医学は、陰陽という一見相反するような要素のバランスを整えることが人体の健康に繋がるという考え
に発展させ、更に陰陽二元論だけではすべての自然現象を明解に説明することが
難しかったために、三才論(天・地・人)や五行論(木・火・土・金・水、人体に例
えれば肝・心・脾・肺・腎)にまでその理論を発展させてきました。
に発展させ、更に陰陽二元論だけではすべての自然現象を明解に説明することが
難しかったために、三才論(天・地・人)や五行論(木・火・土・金・水、人体に例
えれば肝・心・脾・肺・腎)にまでその理論を発展させてきました。
このように臨床にまで体系化したのが東洋医学なのです。
薬剤乱用による人体への悪影響を考える時、宇宙と一体不離の関係であるとする自然哲学から生まれた
生命観と疾病観による脉診流・鍼灸治療は、膨大し続ける国民医療費を減少させる救世主となれるのでは
と考えています。
上記は、私の所属する漢方鍼医会の『漢方鍼医』の巻頭言に掲載した記事の一部です。
上記は、私の所属する漢方鍼医会の『漢方鍼医』の巻頭言に掲載した記事の一部です。
アフガニスタンの医療に一生をかけられた中村哲医師。
治しても治しても患者が減らない現状に「水」の大切さを知ったそうです。
「干魃による飲料水の不足によることを知った。問題は医療以前であった。基金
で栄養失調になった上、半砂漠化して飲料水まで欠乏すればコレラ・赤痢などの
腸管感染症で容易に落命するのである。…」
【医者井戸を掘る(中村哲著)】より
「治未病」に全精力を傾けられた中村哲医師のご冥福を心よりお祈り致します。
「干魃による飲料水の不足によることを知った。問題は医療以前であった。基金
で栄養失調になった上、半砂漠化して飲料水まで欠乏すればコレラ・赤痢などの
腸管感染症で容易に落命するのである。…」
【医者井戸を掘る(中村哲著)】より
「治未病」に全精力を傾けられた中村哲医師のご冥福を心よりお祈り致します。
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