こんにちは😊スタッフの上野です✨
今週、昼間は暖かいと言われますが、朝晩はまだ冷え込みますね💦まだまだ、冬の名残りを感じます。
さて。治療院も、まだ寒い日がありますが、暑い!と冬場でも汗をかいたり、手足がすごく温かい患者様がいらっしゃいます。
また、午後になると暑くなってきたり、夜間だけ何だか気分がざわざわする……胸がドキドキする…と訴えられる患者様もいらっしゃいます。
これは、どういうことなのでしょう?
東洋医学的には、熱は実熱や虚熱にわけられます。中でも、潮熱というものがあり、潮熱は潮の干満のように一定の時間帯に体温上昇あるいは熱感が強くなるものを言います。一般的には午後に体温上昇あるいは熱感が強くなるものが多いです。代表的なものに陽明潮熱、湿温潮熱、陰虚潮熱があります。
①陽明潮熱(日哺(にっぽ)潮熱)
日哺の時間帯(午後3時~5時:陽明の経気が盛んとなる時間帯)に体温上昇あるいは熱感が強くなるため、日哺潮熱とも呼ばれます。
②湿(しつ)温(おん)潮熱
湿熱によるもので、午後に熱が強くなる。身熱不揚(しんねつふよう)(体表に手を触れても最初はそれほど熱く感じないが、しばらくすると著しい熱を感じるもの)が特徴です。
③陰虚潮熱
陰虚によるもので、夕方から夜間にかけて体温上昇あるいは熱感が強くなるため、夜間潮熱ともいう。また、発熱が身体の奥深くから出てくるように感じることから骨蒸(こつじょう)潮熱ともいう。体力低下した人、パーキンソン病の方などに多いです。
なぜか1日の時間帯によって、暑さが変わる……という方は、当てはまるかもしれません。体内の衛気、営気の働きが上手くいかず、陰陽のバランスが崩れているからなのでしょう。
要注意なのは、これらの熱は、必ずしも体温計で測れる熱に限らないということです。体感できる暑さ=発熱、とは言いきれないのが特徴です。
春に向けて、体内の陰陽のバランスを整え、病気になりにくい身体を作るために!
鍼灸治療がお役に立てるといいなと思います😊
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