先日の日曜日に院長自らが体験したことをお話ししたいと思います。
娘の誕生日を祝う為に久々にレストランでフレンチをいただきました。
ですが、我が家に帰ると同時にトイレにかけ込むこととなりました。。。
娘の誕生日を祝う為に久々にレストランでフレンチをいただきました。
ですが、我が家に帰ると同時にトイレにかけ込むこととなりました。。。
下痢なのです。腹痛は無く、いわゆるしぶり腹ですっきりしないので、しばらくトイレに座っていると今度は嘔吐です。
二度ほど吐き出し胃内の総てを吐き出した感じでした。ですが、まだ立ち上がれないのです。
すると体中がかーっと燃え上がるように熱くなり、頭がぼうっとすると共に上半身から冷
や汗(感覚的には熱汗)が吹き出しました。
心配して様子を見に来た家内(副院長)が、「顔が真っ青だよ」と言うのです。
心配して様子を見に来た家内(副院長)が、「顔が真っ青だよ」と言うのです。
しかし、私はこれですっきりして、入浴後、家内の鍼治療を受けぐっすりと眠る事が出来ました。
勿論月曜日からの治療も通常と変わりなく行うことができたのです。
スタッフに一部始終を話すと「汗吐下」だねと言いました。
さすが若いスタッフは頭が柔らかい。私は東洋医学の瀉法の原則である『汗吐下』
と『和』の原則に結びつかなかったのです。治法の原則を着実に取得している
スタッフに教えられた瞬間でした。
実際の症状は下痢(下法)から始まり、嘔吐(吐法)、そして発汗(汗法)と順番
は逆でしたが、これにより身体が調い(和法)体調は完璧となったのです。
これも日頃から鍼を行う事により、生命力を整え、恒常性維持機能(ホメオスタ
シス)を高めている成果なのだと確信いたしました。
人体を小宇宙として『天人合一論』を唱える東洋医学の妙味に己の体験を通して
改めて感じ入った出来事でした!
汗吐下和の治療法について簡単に記しておきます。
汗法とは、風邪などにより熱発している時に汗を出して解熱させる方法です。
吐法とは、食道や胃内にある消化不良による有害物質などを嘔吐により吐かせる方法です。
下法とは、腸内にある異常な残便物を大便として排出する方法です。
和法とは、生体の構成要素である臓腑の気・血・津液(水)を調和して健康を保つ方法です。
下法とは、腸内にある異常な残便物を大便として排出する方法です。
和法とは、生体の構成要素である臓腑の気・血・津液(水)を調和して健康を保つ方法です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます