こんにちは。台風の影響💨もあり、一日中雨☔️でしたね。
急激に気温も低くなり、治療室でも今日暖房をつけはじめました。
今週の初めは、暑くて半袖でいましたから
この急激な温度変化に戸惑いますね。
さて、今日は治療院の各ベッドに置かせていただいているカレンダーより
「大悲千手眼」(だいひせんじゅげん)をご紹介させていただきます。
人生を照らす 禅語日めくりカレンダー、横田南嶺 致知出版社より引用
私たちは、思えばいくつの手をかけてもらって生きてきたのであろうか。
何本描いても書ききれないのであろう。千の手には千の眼があるというが、いつも見守られて生きてこられたのだ。
(以下も続く)
これは大変蘊蓄のある言葉で、心を打たれます。
この千の手には千の眼。
まさに手あてを原点とする鍼灸師への戒めと受け止めることができます。
患者さまより良くおっしゃっていただく言葉で
「先生の手って、眼がついているみたい!
なんでわかるのー⁉️」
というものがあります。
我々鍼灸師は、手や指先から患者さまのお身体の様子を窺い、
治療につなげています。
黄帝内経の素問・陰陽応象大論に「以表知裏」という言葉が出てきます。
「表を以て裏を知る」これは身体の表面から内面の病変を知る、という意味です。
「表を以て裏を知る」これは身体の表面から内面の病変を知る、という意味です。
体表に表れている身体からのサインをいかにキャッチするかが、
私たちにとって一番重要なことなのです。
つまり、このサインを読みとる「手」つまるところは「眼」を
いかに磨くかを当院では重視しています。
眼で見るよりも確かな情報が患者さまの身体より発信されています。
このサインを活かして治療を行うのが脈診流経絡治療です。
言い換えれば、目に見えないものを手の「眼」で観ていると言ってもいいのかもしれません。
これは決して特別な人にだけ見えるものではなく、
みなさまも、普段から肩こりなどで悩まれている方は
肩や首をいつも気にして触っておられれば、いつもと違う場所がすぐに
お分かりになると思います。
こういったサインを大事な治療の情報とさせていただいているのです。
より良い「手」をつくるために
よりよい「治療」に繋がるために
一生懸命頑張りたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます