あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

臨死体験と在宅酸素

2022-06-12 21:31:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今日は昨日とうって変わって良いお天気になりましたね‼️
毎週日曜日は、院長の自伝です☺️

妻と知り合った時の話であるが、過去に二回の臨死体験をしていると言う。
一度目は学生時代の林間研修のとき。
二度目は担当医師と口論して退院してから実家へ帰る帰り道、妹と一緒に帰省するときに
実家目前の商業施設で、気管支喘息の大発作が起きたときだそうだ。
商業施設で、突然倒れ泡を吹いて倒れたため、救急搬送されたとのこと。
その時の事である。(救急搬送されたことは全く記憶はないそうで)
自分が救急外来のベットに横たわり看護師が下着を切るのを上から見ていた。
「あ! やめて!」その瞬間現世に戻ったと言う。
あの世は、えもいわずの綺麗なお花畑だそうで、妻はあの日以来死の恐怖がないらしい。
(極楽浄土とはああいう場所なのかと思ったとのこと)一度死ぬと怖いものはないとか(苦笑)
妻は笑いながら思い出を語る。「その時はね、一張羅のお気に入りの下着を身につけていて、
切られたくなかったから!」だった。
「そうか。その時普通の下着だったらあの世に行ってたかもしれないね。
俺たちの出会いもなかったと言うことだ!」と笑う。
 医師からは「40歳まではなんとか在宅酸素にならないようにしたい」と言われていたらしい。
今、妻を知る人は、異口同音に「え! 奥さんが?」と言われるほどに元気だ。
なかには、「殺しても死にそうに無い!」と言う人があると苦笑する。
前にも書いたように妻と私は二回り以上の年齢差がある。六年前のことで有るが、
子供はまだ小学生であり、私は古稀を迎える時のことである。
私は、ベーチェット病という国が指定する難病で眼は見えないがそのほかはなんの問題もない健康体だ。
しかし、当院に来院される同年代の患者さんや同窓会で出会った級友などの話を聞くと
皆さん何らかの病気を抱えている人が多くなってきた。
私も今は元気だがいつ何が起こるか判らない。
そこで、妻に「鍼灸師の免許を取らないか」と水を向けたところ、
その言葉を待っていたかの様に「学校に行きます」との返事であった。
そして無事鍼灸師の免許を取得した後に「医薬品登録販売者」の資格も取得した。
鍼灸専門学校に入ってから東洋医学の原点である“易経”の講座にも通っており、
そこで学んだ知識と私の四十年の臨床経験が交差して夕食にも花が咲く。

次週に続く

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2 コメント

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臨死体験といえば、 (舶匝)
2022-06-12 21:49:13
立花隆氏の著作を思い出します。様々なケースが書かれていました(上から見下ろすは頻出のようです)。
けど、衣類を切られる臨死体験は、初見。なかなか珍しい臨死体験かも。

ERの人たちは、如何にお高いブランド品であっても、衣服を容赦なく切る人たち。なので、当方は「その時」の備えて切られて構わない衣類を着ていました。けど、現世に戻るきっかけになるならば……穴の開いてない肌着もありかも。
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Unknown (harii-amano)
2022-06-13 22:09:41
船匠さま コメントありがとうございます。東洋医学では、魂魄という考え方もあってきっと魂が上にいっていた時に、珍しく切られてはなるものか!という下着を身につけていたからこそ、この世に留まることができたのでしょうね。

家内は、自分の親からいつ何時救急搬送されても困らないように、破れていたり伸びたものを着てはいけないと育てられてきたそうです。まさに、これが功を奏したのかもしれません。
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