あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

脉診流のおはなし

2023-03-28 22:59:00 | ブログ
こんにちは🌞今日は、最高のお花見日和だったそうですね🌸

名古屋市内、どこを走っていても🚙🚗
どこも桜が🌸満開で!

入学式までどうかそのまま咲いていて‼️と祈る気持ちでいっぱいになりますね😊😊😊

さて、当院は脉診流経絡治療 とか 脉診流漢方鍼治療
とさせていただいています😊時間のあるときに細かく経絡治療と漢方鍼治療の
ことはお話しさせていただくことにして😊

先日、当院に長くご来院いただいている患者さまに
「娘の自宅の近くにも、先生のところと同じ エイシン流の治療院があって‼️」
とお話しいただきました🥹🥹🥹🥹

ここでハッとさせられたのです😳😳😳😳
「みゃくしんりゅう」と読みます。
患者さまへのお話がなかなかきちんとできていないことにお詫び申し上げます🙏🙏🙏

ホームページで書かせていただいていますが😊

東洋医学では脉(みゃく)は、胃の気の状態を表したものと考え、 
飲食物から吸収された気血 (生体エネルギー) が五臓六腑にいきわたっているかどうか、 
病に冒されていないかをみる手がかりとしています。 
一般的に皆様が脉をみる場所を寸口と呼び、ここで「死生吉凶」 つまり、病気か健康かを診るわけです。

このために、脉診流と書かせていただいているのです😊

貴方も脉を取ってみて下さい。

走った後の脉。 ノンビリとくつろいで好きな音楽を聴いているときの脉。 
熱がある時の脉。 寒くて冷えているときの脉。 大好きな人に会えたときの脉。 
大嫌いな人が隣に座ったときの脉・ それぞれ脉の形状が違うことに気付きましたか。

テレビで放映された人気韓国映画 『チャングムの誓い』で脉を診ていますね。 約30種類の脈の形状から 病を診断しているのですよ。

例えば、風邪を引いて発熱しているとします。 すると、患者さんの多くが浮洪大・数と言われる 脉形を現します。
 このような時に、鍼を施し発汗させますと脉は正常になり健康を回復するのです。
 これとは逆に寒さに中(あた)ったり冷たいものを飲んだり食べたりして体が冷えた時の脉は沈・緊といった脈形になります。
 このような場合には陽気(温めるエネルギー)を補って身体を温める治療を行います。 

☆以上のことが古典医書には、 「十二経皆動脈有り、 独り寸口を取りて、以て、 五臓六腑の死生吉凶を 決す...。」 と、 
脉の重要性を説いています。

※十二経とは全身をくまなく巡る12のツボの流れのことです。 
これには、陰経(五臓を主る流れ)として、肝経・心経・脾経・肺経・腎経があります。 
陽経(五腑を主る流れ)として、 胆経・ 小腸経・胃経・大腸経・膀胱経があります。

でも、これでは十経しかありませんね。 そこで、 東洋医学では、 生命に最も大切な心臓の補佐役として
心包経を配当しました。 また、 全身のボディーガードとして三焦経を配当しました。 
これで十二経、 六臓六腑となるわけです。 心臓は君主に例えられ自ら仕事を行わずに
臣(総理大臣)である心包に仕事を行わせるようなものです。

また、三焦は全身を包む皮膜の様なもので全身の体液調整を行っています。

だから、名前は有るけど形のない心包と三焦は生命維持に重要な役割を担っています。
 形(解剖学)を主体に悪い所を取り除く西洋医学と、 機能(生理学)を大切にして修復を目指す東洋医学の違いですね。

脉診流(みゃくしんりゅう)とは、このような視点で
脉を拝見して、診断治療を行う治療形態です😊
お見知りおきを❣️




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