橋本クリニックの院長のブログ ブログ時々更新中!!

橋本クリニックの院長のブログです。少し考え事をしていたので娘達に任せていましたが、心を入れ替え院長時々復帰します。

橋本クリニックのHP

橋本クリニック
ご挨拶

なかにしこどもクリニック

予約システム

【コラム】一覧

【コラム】ステロイドの外用について
【コラム】低温やけどについて
【コラム】水虫(足白鮮)は痒い?
【コラム】蚊の過敏症
【コラム】薬塗ったらよくなるけど、塗るのやめたら出てくる場合の対処法

【永久保存版】皮膚科医の勧める広島の皮膚科

医療でいう『悪性』について

2008年02月29日 09時13分32秒 | 医療のちょっとした話
皆さんこんにちは
広島県呉市呉駅前で皮膚科を開業します『橋本クリニック』の院長の橋本康志です
『広島ブログ』でランキング登録しています.ランキングが下がっています・・。ご協力をよろしくお願いいたします。
広島ブログにほんブログ村 地域生活ブログ 広島情報へ

病院で悪性または悪性の可能性があると言われたことはないでしょうか?
貴方がいわれたのではなくても家族や友人・知人が言われ、ショックを受けたことはあるのではないでしょうか?

悪性とは一般的には『癌』といわれるもので(正確には肉腫などもありますが、今回はわかりやすく『癌』と表現します。)
この悪性というのは、一般的な認識でもわかるのは命に関わるということです。
つまり放置していれば死に至る。いかにも悪そうです。これはわかりやすいのではないかと思います。
では医学的にはどういった場合に悪性というのでしょうか?命に関わる状態まで待っていられませんので、悪性と診断して治療に入ります。医学的に言う悪性の定義、これは二つです。『浸潤する(他の臓器に食い込むということです。)』『転移する(他の臓器に飛んでいくということです。)』
これら二つが揃って悪性と言われ『癌』ということになるのです。他には無秩序に増殖するという特徴もあります。
この『浸潤する(他の臓器に食い込むということです。)』『転移する(他の臓器に飛んでいくということです。)』ことで何が問題になるかというと、肝臓や肺、脳に転移や浸潤すると無秩序に増殖するため、その働きを保てなくなり命に関わることになるのです。

ここで転移や浸潤していれば、悪性すなわち『癌』と診断されるのですが、それでも遅い!そこで、これらの特徴を持つのはどういうときかという研究(病理という部門が専門です。)から顕微鏡で診断がつくようになりました。(というよりは証拠をつかむのはこの顕微鏡の結果です。)
病理の診断ではいくつかありますが、細胞分裂を行っている。核の形が不整、細胞の形が不整などの条件をチェックしていき、悪性と診断しています。
(病理の先生でも判断が難しいときが多々あるようです)

以上が悪性の診断でした。(わかりやすく書いたので正確でない部分があればすいません)
機会がありましたら、画像診断についても書き込んでみたいと思います。

診療案内ほか色々リンク

橋本クリニックのホームページ
橋本クリニックの診療案内
院長の顔写真と略歴

治療案内

これまで書いた記事でクリニックに関連しそうな記事・自院ホームページを集めて見ました。
順次追加していきます
ニキビ(尋常性ざそう)治療
イボ(尋常性疣贅)の治療について
脂漏性皮膚炎について
手掌・足底の多汗について
男性型脱毛症(AGA)の治療について
飛び火(伝染性膿痂疹)について
水いぼ(伝染性軟属腫)について
コラム『ステロイドについて』