「クモ、トギレナイ、ソラ」----------------------------------------------
一人でいるのが好きなんじゃなくて一人になるのが恐かった。
中途半端な優しさにふりまわされているうちに自分を見失うのが嫌だった。
伝えたい言葉の切れ端をつかんで投げつけることができたらいいのに。
想いのはてに脚色をくり返してるうちにあなたは見えなくなっていくんだ。
クモトギレナイこのソラの下で狂おしいほど狂おしいほど言葉を叫ぶ
苦も途切れないこの空のしたで僕はただ想いをこの想いを伝えたいんだ
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本日、皆既月食。
あいにくの厚い雲により、うわさの赤き月をみながらの
月見酒
なんてしゃれたことはかなわんかったわけですが
そのかわりに
ギターをゆるくかきならし
いつもはバンドで奏でるこの歌を
ひとり歌っておった歌うたいです。
自分の生んだモノっていうのは
そのときの感情というものが
もろフィードバックされているもんで
今の自分をその上に重ねてみようと試みたときに
(とくにひとりで歌に向き合うときに)
懐かしく そして、むずがゆい。
この一種の拒絶反応の中に自分を再び浸し、そしてなじませることで
成長した自分 成長していない自分
過去を許容できる自分 再び共感してしまう自分
などなど、さまざまなものに出会えるわけです。
なんかアルバムをめくっているときのような、そんな感じ。
それにしても今日は月の魔力もあってだろか
声が変に艶っぽくなった(笑)