小学校3年の頃、子ども向けの『嵐が丘』を読みました。
その中で印象に残っていた台詞がこちら。
「どうしてあの方と結婚なさりたいのですか?」
「だって、彼は若くて綺麗でお金持ちだもの」
「人間は、いつまでも若くて綺麗じゃありませんよ。
それにお金のことだって、先々どうなるかわかったもんじゃありません」
これ、妙に心に残りました。
子ども心にも、この言葉の真実味は響きましたね。
「ネリー、僕は彼女に怒りを感じていないんだよ。
怒っていない相手を、どうして許す必要があるんだ?」
こ、こここ、怖い。
正直「今まで読んだ台詞の中で怖かったものベスト3」に入ると思います。
いつか誰かをじんわり脅す時に使ってやろうとストックしていますが、幸いそんな機会は巡ってきません。
ええと、そういう思い出のある『嵐が丘』の完訳版を読んでみることにしました。
上巻を読んで、ちょっと唖然。
こんなに言葉の通じない人たちが、寄ってたかって喚き散らす話だったんだ…。
常識的なひとが殆ど出てこない小説は、かなり疲れます。
下巻は読まないで、図書館に返そうっと。

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その中で印象に残っていた台詞がこちら。
「どうしてあの方と結婚なさりたいのですか?」
「だって、彼は若くて綺麗でお金持ちだもの」
「人間は、いつまでも若くて綺麗じゃありませんよ。
それにお金のことだって、先々どうなるかわかったもんじゃありません」
これ、妙に心に残りました。
子ども心にも、この言葉の真実味は響きましたね。
「ネリー、僕は彼女に怒りを感じていないんだよ。
怒っていない相手を、どうして許す必要があるんだ?」
こ、こここ、怖い。
正直「今まで読んだ台詞の中で怖かったものベスト3」に入ると思います。
ええと、そういう思い出のある『嵐が丘』の完訳版を読んでみることにしました。
上巻を読んで、ちょっと唖然。
こんなに言葉の通じない人たちが、寄ってたかって喚き散らす話だったんだ…。

常識的なひとが殆ど出てこない小説は、かなり疲れます。
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