河口湖から210円券で入った理由はただひとつ、切符蒐集マニアならよく分かりますが、富士急行は全列車非ワンマンで、車掌が補充券と概算鋏を使って切符を発行する、今となっては珍しくなったスタイルが残っています。確か下吉田を過ぎた辺りで車内改札に回ってきたので「高尾まで乗り越します」と210円乗車券を渡すと2枚の切符を発券してくれました。
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富士急行線内用の補充券です。発駅河口湖の駅名にパンチ穴、着駅大月の○のところにパンチ穴が開いています。
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発行事由は「別途」となっていますが、その隣の「区変」が正等。原券欄は200円と10円が開いており、河口湖から大月は1,110円ですので領収額900円となります。
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ちなみに日付は6日に開いてますが、乗車したのは11月7日です。なので総合的には誤発行になりますが、金額は間違っていませんので問題ないでしょう。他社連絡じゃないですから。そして切符には車掌の名前がゴム印で捺されるようです。何かあったときに責任を明確にするためでしょう。列車番号を記入する欄がありませんから。