緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

セルフ・レスキュー講習会・・・・佐賀県勤労者山岳会連盟

2009-11-29 18:20:16 | 佐賀労山月例山行
紅葉真っ盛りの金立山キャンプ場で佐賀県勤労者山岳会の年間行事、セルフ・レスキュー
講習会が唐津勤労者山岳会との合同で開催されました。
約35名が参加し、吉野さん、稲永さん、峰原さん 3名の講師の方より登山事故は起こしたくなく
ても起こすもので、それよりも事故を起こしした時、事故に出くわしたときにどう対応できるかを
教えていただいた。
ヒューマンエラー/認知心理学と言われるらしいが、注意していても緊張していても、あやまちは
起こすものだと教わった。

佐賀労山でも唐津労山でもこの8年間を通算してみると年間に約 1~1.5人の方が山岳保険へ
事故通知をして保険を使っているとのこと。
事故の内容は転倒、転・滑落で約75%を占めるらしい。

事故が発生したら、
 ① まず "落ち着く" こと。
 ② 事故者以外(元気な人)の安全性を確保すること。
 ③ 事故者と事故現場、状況を確認して確実に把握する。
    救助要請が必要か、自力下山が必要か判断するのがリーダーの役割
救助ヘリを要請するのは、119番(消防署)へ連絡すると山岳救助隊(県警)へ連絡がいくと
教えていただきました。
しかし、救助ヘリから救助隊が下り立つには広い場所でないといけなく、そんな場所を見つけ
そこまでけが人を搬出するための技術が必要

ロープ、シュリンゲ、カラビナ を使い慣れる訓練は日頃から忘れないように、その日のため
自らのため、仲間のため、練習をするよう
首を締め付けないよう、ロープの結びは殺すこと

シュリンゲは 60cm x 2本, 120cm x 1本, 150or180cm x 1本 は常備しなさい
環付カラビナ で結び輪っかをまとめ、ロープとつなぐ

ロープは立ち木に結ぶか、グリップを作って引き上げ時に使えます。

グリップの作り方はロープの芯を抜いて柔らかくしたロープを 60cm程作っておき絞めたいロープ
にぐるぐると5回ほど巻く

そのあと、手前側を先の方の輪に通して引き上げます。引き上げた先を立ち木側のカラビナ
に噛ませると出来上がり

滑落者のとこまではロープを垂らし、ロープを腕の下から巻き、背中を通って前側も下から
ロープを巻き、下りて行けること学びました。

背負うときは、腰より肩に近い方に相手を担げば、割りと担げましたが写真のようでは
重たくてとてもではありませんでした。
相手も胸を背中に付けた方が良かったです。

次はテーピングです。
筋を痛めた、ねじった、骨折したようだ、でも肌に真っすぐ直にテーピングを巻くと剥がす
時に毛も抜けて痛い思いをするし、粘着剤で肌が負けたりするそうです。
まず、アンダーラップテープを巻けば良いと教えていただけました。

そのあと、上下の位置を巻いてベース巻きをします。

痛いのが内側なら外側より内側へ筋張りをします。

そのあとは、ひと巻きづつテープは切りながら固定するとのことでした。

ありがとうございました   

この金立キャンプ場は紅葉が真っ最中でした。
講習会が始まるチョット前に少し観賞できました。

太陽が出ていればもっとすごいことになっていたのですが・・・

素晴らしい紅葉谷でした



皆さんお疲れさまでした。
ケガはしたくないです

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