緒方鍼灸院 【脉泉堂】 有田町の自然 平六のワンダー

「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

自然との出会い・ふれあい・気づきを初体験・・・佐賀 天山 2019.10.6

2019-10-08 08:38:33 | 日記

昨日は佐賀大学の留学生12人を含む15人で秋の自然体験、天山登山。
小城市晴田の集落より延々片道10km歩いて登ってきました。

僕が山の自然を楽しむようになったきっかけは45歳の頃、山野草観察会に参加したことから始まりました。
この時期はあの花が咲く頃だ、天気を気にしながら山歩きの計画を立て、朝早い時間から車を走らせ、お目当ての花達に出会い、写真に撮り、珍しい花に出会うと帰ってから図鑑を調べ、名前を調べることが好きになりました。

いつしか、子供たち、お年寄りの方へも案内を出して自然観察会をおこなうようになってきました。

今回、佐賀大学の学生の方より天山山歩きへの案内を依頼され、嬉しく引き受けました。
それも、外国からの留学生だったのには驚きましたけど、マレーシアは僕が最初に海外へ出て仕事をした国でもあり、懐かしく、喜んで案内させてもらいました。

出会い、体験は貴重な財産ですね。

本を読んで想像する世界とは違い
「目で見て、手で触り、音を聞き、温度を感じ、においを嗅ぐ」体験は「知識として知ってる」ことよりはるかに重要だと信じます。

海に近い場所で生まれると自然に海の自然と付き合い、僕みたいに山で生まれた人は川や山で遊んで育ちます。
地元を離れて就職をしたり、旅行で行った場所が美しいと感じ、住んでみたいと移住したりする方も最初の出会いから始まります。

まだまだいろんな体験をしたい、特に学生さん達にはいろんな体験を今まで見たことも考えもしたこともなかった世界との出会い、そんな体験へご案内する機会が持てて僕は幸せでした。

学生たちは前日、小城市晴田地区の家を留学生を支援する方々の世話でお借りしての交流宿泊
2日目は、朝からの登山

待ち合わせの宿泊場所で 7時
有田町の我が家からは、5時に車で出発しました。

本音は『えっ! こんな遠い場所から天山に登るのですか?』
そんな気持ちです。

宿泊場所は、分かり難い場所でした。
車が入れるのだろうかと心配、歩いて確認しながら宿を探してたどり着きました。

チョッと早めに着いたので、車を敷地に停めて近くを散策
おっ、ツルリンドウ が咲いています。

そんな自然の中の宿舎でした。
トイレを済ませた学生諸君との出会い

自転車の若者は日本人、今日は別の用事で登山の参加は無し
元気な若者で、自転車を乗り回すのが楽しいと言う若者でした。

登山は日本人2名、マレーシア人 8名、中国人 4名 に僕を含めた15名

車道をどんどん歩いて、天山上宮駐車場までの到着予定時間は3時間後の10時半と計画

途中、8月末の大雨で崩れた場所もありましたが、復旧工事が進み、安全に歩けました。

まず、最初に出会った花は カラスウリの花です。
この花は朝暗いうちから咲き始め、明るくなるとしぼむ花です。

甘い汁が出てるのでしょう、アリさんが集まっているようです。

遠望が楽しめる場所では休憩を取り、水分補給をしながらの山歩き
実は僕のリュックの中には、飲料水が約10リッター

お茶、紅茶、麦茶、ミルクティーやら
どうせ、学生諸君の飲みっぷりは半端ではないはずとの考えで、多めに背負って来ていました。

しかし、やっぱり重いですね。
10リッターの水分は重かったです。

みんなは何を感じてるのだろう。
これまでに味わったことない自然とのふれあいです。

楽しい声、若者らしい笑い声、会話が 日本語、マレー語、中国語 織り交ぜて聞こえてきます。

みんなの手にはスマホ携帯、これはご時世ですね。
写真を撮ったり、話しの中で疑問に思った単語の確認やら大活躍のようです。

この方は、動画に夢中のようでしたけどね。

ノコンギク 野菊の仲間です。
菊は僕のイメージ、日本の花なのかな・・・・?

僕の説明に、諸君は カメラ撮影です。

えっ、何と言う名の 花ですか?
もう一度お願いしま~す。メモを取り、熱心です。

遠いです。
まだまだです。

延々と 車道を登って行きます。

八丁ダムとの分岐点

まだまだです。
皆さん、ストック代わりに ひらった枝を持ち始めました。

小川、山水、山からの泉、やはり人を引き付けるのでしょうか。
生きるための大切な水、山から始まります。

にこやかに、自然の笑顔 僕は若い方の笑顔は大好きです。

写真を撮り、近くに集まる姿は自然です。

いろんなことを思い描いていると信じます。

さあ、歩くよ!

こんな光景も
カーブミラーを写真撮っています。

実はカーブミラーに映った自分を写真に収めていました。

11:00 出発して3時間半、第1目的地の 天山上宮駐車場 目の前です。

さあ、これからが天山の山歩き

さっそく目に飛び込んできたのは、アキノキリンソウ です。

お次は、紫色の ヤマハッカ

上宮の 池には 鯉の魚が泳いでいました。

ここで、みんなと 相談会
実は 写真では分かりませんが、天気が曇って、霧が濃くなって、寒くなってきました。

天山 山頂は、霧の中
このまま登山を続けるか、ここで引返すかを話し合いました。

結論!
・山頂を目指します。
・昼食はここで済ませて行こう。

さあ、お待ちかねの 昼食タイムです。
みんなで協力して握ってきた おむすびを持参してきていました。

おにぎりの中身は、明太子、梅干し、きんぴらごぼう、いろんな具材でした。

東屋の中で、ワイワイガヤガヤ
とってもにぎやかな食事でした。

食事を終え、トイレも済ませて、出発です。

いきなり、お花達が 出迎えてくれています。
シラヤマギク です。

おう!
アケボノソウ です。 テンテンが特徴です。 虫を引き寄せる役目をしているそうです。

紫色の アキチョウジ です。

アザミ ヒメアザミ です。
ここ 天山の ヒメアザミは、とってもきれいな花だと思っています。

ここから、高度を上げていきます。
今日は だいぶ ガスっていますが、展望も良くなってきます。

ススキが多く 目立ってきました。
秋 ですね

あめ山 分岐ポイントです。

ここから先は お花天国
まずは、センブリ の花です。 根かな? 薬草として使われているようです。

登っていくよ!

おおい!
元気あるか!

あっ!
目の前の あめ山が うっすらとガスが晴れて見えてきました。

12:30 天山 山頂 到着です。
大切な 記念撮影 ができました。

本当に楽しそうな笑顔です。
案内して嬉しい光景でした。

でも、そうはしてられません。
山頂での 大切な お花の観察会です。
リンドウ の花です。

もう、時期が過ぎ
花びらも少なくなってますが、マツムシソウ

サルトビイバラ の実です。

さてさて、本日の目玉
トリカブト、タンナトリカブトの花です。

天山の トリカブト だいぶ 少なくなってきています。
持ち帰る方々が多いそうです。

トリカブト殺人事件で有名になりました。

この笑顔、最高な笑顔です。

さあ、これから 宿舎まで歩こう!
下りは 時間を稼ぐよ~
目標 PM4:00、約3時間半と考えての 歩き始める前のリラックスタイムです。
 

実は下りは、到着時間を気にしながら、僕はどんどんと
マイペースで 歩きました。

どうしても、下りは単調になり、だらだらとした歩きになりそうな予感がしての率先した先頭歩きをしてみました。
みんなは遅れまいと、必死になって 後ろから歩いてくるのが分かりますが、お構いなしに歩いて見ました。

予定の目標 PM4:00 到着です。
事前に予定していた計画 PM3:00 には1時間遅れの到着でしたが、責任を果たせた安堵を感じます。

宿舎を提供された 支援者の方に引き渡し、挨拶して有田へ戻る帰路となりました。

また、会いましょう!
あなた方の未来、人生の1ページ

かかわりを持てたことに喜びを感じています。
ありがとうございました。

勉学に、体験に、生活に、バンザイ!
日本でどんな体験が、アニメ、テクノロジー、文化、メイドカフェ、車、医学・・・・

いろんな人生があるだろう
それぞれみんなの人生です、応援しています。


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2 コメント

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若者達からパワー (平六(Ogata))
2019-10-08 12:41:22
お母ちゃんさん
こんにちは!
歩きましたよ、歩きました。
まあ、若者たちの計画に合わせた登山には驚きましたけどね。
僕も負けずに歩きました。
若者たちは、いろんな気持ちで自然と向き合っていました。
必ずや、人生 1ページとなったと信じます。
返信する
長い道のり お疲れ様でした (お母ちゃんの徒然)
2019-10-08 09:39:58

本当に お役目お疲れ様でした
道程のポイントが手に取るように わかり感動でした 
皆さんが 何か天山の1つでも思って自国へ帰られると嬉しいですね

長い道のりお疲れ様でした そしてブログUP有難うございました
返信する

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