昨日の惨事に学ぶ 絆は大きかった・・・有田町2016.9.19

昨日は大事な絆を感じるできごとが我々に降ってきました。

大型台風16号に刺激され、九州北部の低気圧は大雨をもたらしています。

僕は諫早市での東洋はり医学会長崎支部例会に出席する為、早岐駅から電車で向かいました。

父は日曜日、お昼の食事はヘルパーさんのお世話になる予定でした。

父は体調が少し良かったのでしょう、近くのドラモリまで大好きな ”ちくわ” を買って食べようと左手に傘、右手に杖を持ち歩いて片道20分？(父のｽﾋﾟｰﾄﾞ) 買い物終え、帰ってくるウキウキ気分だったでしょう、こけて倒れました。

通りがかった女性の車に発見してもらえ、救急車で伊万里有田共立病院へ運ばれていました。

この女性は救急車に父をあずけ、立ち去っておられます。　本当にありがとうございました。

11:00頃でした、伊万里有田共立病院から僕の携帯電話に連絡を受け、何が起こっているのか混乱する中、近くに住む弟へ電話を入れたんですが仕事だったようで不在で連絡が付きません。

有田町から車で約一時間程離れた牛津町に住む妻に電話入れるけど不携帯？、固定電話も留守番電話、息子に電話入れるとまだ床の中だったようですが何とか事態を伝え、爺さんの様子を見に行ってくれるよう頼めました。

共立病院からの連絡では、倒れて頭を打っておられるようだったので頭の CT 検査をおこない、打っている 膝・腕 ふくめて 骨折の在り無しも調べ、どこも大事には至っていないと判断、タクシーでお送りしようと考えていますとの内容でした。

息子は妻と連絡を取り、二人で有田の実家へ向かってくれ、お昼のヘルパーさんは予定通り11:00に来ていただき、昼食の準備をお願いすることになりました。

救急車を呼んで助けていただいた方は消防署に連絡を取り、電話番号を知り、妻は電話でのお礼を入れてくれ、住所を知りたいとお願いしましたが教えてもらえずじまいでしたが、本当にありがとうございました。

息子と妻は牛津町へ帰宅、僕も長崎支部の例会も終え、諫早駅から 雨で10分遅れで到着した 16:35発 佐世保行きのシーサイドライナー快速電車に乗りました。

順調に走っていましたが、松原駅(大村線)・・・初めて知る駅名です。快速電車は本来止まらない駅です。運転手さんの車内放送 【この先の川棚駅に設置してます雨量計が運転停止の数値を出したため、この先 進めません。雨量計が正常値になっても、その後の線路確認等の作業を終え、運転開始できるまでには相当なる時間を要すると考えます・・・・】

【 お急ぎの方は、申し訳ありませんがこの駅で、運転席のドアを開けますので下りることはできます・・・】

【 僕は同じ電車で帰宅される 宮原長崎支部長と ” 待つ ” と腹を決め、電車の中で改善の道が開けることを待つことにしました。】時間は、17:30頃でした。

２両編成の列車には 約100名ほどが 乗っておられたのでしょうか。　半分の方は、自宅からの迎えの車で列車から下車されたり、ハウステンボスでの宿泊を計画されているグループの方々など、タクシーを呼んでの下車で、約60名ほどになって時間だけが過ぎて行きました。

早岐駅近くで仕事している 弟が 帰宅時間ではないだろうか。。　携帯電話を入れるが、連絡取れず。　弟の嫁さんへ連絡すると弟は、今日は夜 22:00までの勤務となっていることが分かりました。

諫早駅から例会を終え、肥前鹿島・博多駅方面への列車に乗った方々は順調だろうか・・と連絡を入れると、順調に電車は進んで帰宅できましたよ～ とのこと。

19:00頃 車内放送で

【 関係機関との連絡で、代行バス 2台の手配ができまして、松原駅へ向かっています・・・】

おう～、助かった・・。

19:30頃、運転手さんは 残った乗客約 60名へ電車の扉を開放しますので、自分が先導してバスまで行きましょう。　と 降る雨の中を 傘もささずに ハンドマイクで乗客へアナウンスしながら歩いて約 200m程歩いた場所で駐車しているバスへ案内してもらえました。

幸いにも 雨の中を 歩くのに困難な 老人の方、妊婦と思しき方もおられなかったのが幸いでしたが無事に全員 2台の 代行バスに乗れました。

始終、ワンマンカーの 快速電車の運転手さんは低姿勢の アナウンス、申し訳ありません・申し訳ありません・たいへんご不自由をおかけしました・・・と

ありがたい、運転手さんの姿勢に 乗り合わせた方々も 整然と行動できました。

19:40 2台の代行バスは、松原駅(大村線)を出発でき、彼杵駅～川棚駅～ハウステンボス駅～早岐駅20:40

到着しました。　早岐駅から佐世保方面へは電車は走っているようで、宮原支部長他 佐世保方面へ向かう方は電車に乗り込めました。

僕は、早岐駅に止めておいた 車に乗り、雨の中 帰宅できました。 ４時間程遅い帰宅でした。

ケガをした父は、1人で ヘルパーさんに準備してもらえた 夕食を食べ、21:00頃 就寝

その後 帰宅した僕は、父には会えず、食事を取って寝ました。

翌朝、起きて 父は 『 おはよう～ 』変に 元気な声です。　僕も おはよう～ と返事し、作った朝食を 連続テレビ小説を見ながら 会話なく 食べました。

父は 今日は大好きな デェイサービスの日です。　その前に、毎日 おこなっている 鍼灸施術の為に 診察ベットにいつものように何も言わずに 寝てくれました。

あれま～、痛 痛そうな あちこちの 傷、いつものように四診で 全身を診て、問診をおこない、腎虚 での 本治法～ 標治法 お灸 を済ませ、デェイサービスの迎えの車でにこやかに乗って行きました。良かった、良かった。

昨日から 今日にかけた生活の中で、いろんな方々の 支援、関わり合い、絆を 感じ、感謝する出来事でした。　大事に至らず、良かった。

関わっていただいた皆さん、ありがとうございました。

ほんとうに 感謝しています。