またも期待外れのECB、崖っぷちの政治家メルケルは変身したが、高級官僚は他人のせいにするしか能がないのか。 . . . 本文を読む
■ダウは続落(23723)「トランプ米大統領が4月30日に新型コロナの感染拡大を巡り中国批判、米中対立の再燃が世界経済を下押しとの懸念が強まった。トランプ氏は中国が初期対応を誤った結果、新型コロナが世界に拡散したと指摘。中国製品への関税引き上げや損害賠償金の請求などを検討とも述べ、米中関係の悪化懸念を誘った。米ミネソタ大学の研究チームが、新型コロナのパンデミックが最長2年間は続く可能性が高いとの予測を発表。各国が経済再開に向けて動き出すなか、新型コロナの長期化懸念の高まりも投資家心理の悪化につながった」
■原油は続伸(19.78)「新型コロナの感染拡大を防ぐための経済活動の制限について、欧州の複数の国や米国の一部の州で緩和する動きが広がった。原油需要の早期回復への期待から買いが入った。欧州ではドイツやフランスなどが経済活動の制限の緩和を発表。米国では人口が全米3位のフロリダ州で知事が段階的に経済活動を再開する計画を表明。中国では4月に入って経済活動が回復。1日から石油輸出国機構(OPEC)加盟国や非加盟の主要産油国が減産開始。ノルウェーも減産の方針を示しており、供給減が需給改善につながるとの観測も相場を支えた。」、●金は反発(1700.9)
■米国債は反発(利回り低下0.61%)「米中対立懸念や米株安を受けて安全資産とされる米国債に買い。債券相場は伸び悩む場面もあった。同日発表の4月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が41.5と11年ぶりの低水準だったものの、市場予想(35)ほどには落ち込まなかった。FRBの金融調節を担当するNY連銀が1日午後に、来週から1日当たりの平均の国債購入額を100億ドルから80億ドルに減らすと発表。米国債市場に流動性が戻り、一段と安定していることで資金供給が縮小する傾向にあることも一時、債券相場の重荷に。2年物国債相場は変わらずだった。利回りは前日と同じ0.19%で取引を終えた。」
■日経平均先物夜間引けは、19490.
■(為替)「トランプ氏はウイルスが中国武漢の研究所で発生した可能性についても肯定的な姿勢。1日は米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長が米CNBCに出演し「中国は責任を負うことになるだろう」。米政権は中国製品の関税引き上げや賠償金の請求を検討中という。 . . . 本文を読む
「たぬきバンク」(英語名バンク・オブ・ヌーク)にお金を預けている預金者が、カブやクモの投機に走っている。コロナウイルス時代に最も人気の高いゲームが、世界中の中央銀行の超低金利政策に追随したためだ。任天堂のゲームソフト、「あつまれ どうぶつの森」(英語名アニマルクロッシング:ニューホライズンズ)の推定1200万人のユーザーはこの政策変更を先週知らされた。ゲーム内の銀行、たぬきバンクが預金に支払う利息を0.5%前後から0.05%に切り下げるという内容だ。また、利息として得られる額には9999ベルの上限が設定された(ベルはゲーム内通貨。オンライン上で1ドル約190万ベルのレートで購入可能)。
■ソフトの強制アップデートで利下げ
4月23日に強制的なソフトウエアアップデートのかたちで唐突に導入された政策変更にゲーマーの怒りが噴出した。かつては安定した収入源になっていた預金の利息が、たぬきの銀行家の一声ですずめの涙になってしまったというのだ。
■次は量的緩和か
ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、アルバート・エドワーズ氏は「こんな緩和は一時的な措置だと思っていたが、我々は明らかにルビコン川を渡った。これは恒常的な措置になった」と語る。(中略)口座に大金を預けたうえで、ゲーム機の時計をずらして未来へ「タイムトラベル」する。これで、銀行は数十年分の利息を複利で支払うことになり、あっという間にベル長者ができあがるというわけだ。
■「裏ワザ」封じが投機を呼ぶ
事情に通じた人々によると、たぬきバンクの金利が下げられたのには、この裏ワザを封じる狙いがあったという。任天堂は、この件について正式にコメントをしていない。あるユーザーは抗議デモを提案した。全員でたぬきバンクから預金を引き出して、ゲーム内の家のマットレスの下に隠そうというのだ。だが一方で、この銀行の決定は理にかなっていると言うユーザーもいる。
「これはゲームの現実性を保つための見直しだ」。ハンドル名イエロービーハイブ(黄色い巣箱)を名乗るある人物はレディット上でこうつぶやいた。「住宅ローンの金利が0%なのだから、預金金利が極小になるのももっともだ。たぬきバンクは慈善団体ではなく、複数の投資案件を維持管理しなければならないのだから」。(*日経 FT 記事より) . . . 本文を読む