東京18日 18:31現在、円は、107.28、ユーロは、115.93/1.0805、豪ドルは、69.08/0.6439、英ポンドは、129.92/1.2109近辺 . . . 本文を読む
■株続伸(20133)。「国内で確認される新型コロナウイルスの感染者数の伸びが鈍っており、経済活動再開への期待が買いを誘った。上げ幅は一時160円を超えたが、米中対立が先鋭化するとの懸念もあり上値では売りが出た。東京では新規に確認された新型コロナの感染者が17日に5人まで減少した。大阪府はゼロになるなど全国的にも感染拡大ペースが鈍化している。政府は緊急事態宣言の解除について残る8都道府県の可否を21日に判断する予定。解除が一段と進み、経済正常化に向け前進するとの見方が買いにつながった。米国でも新型コロナによる死者数が減少するニューヨーク州などで経済活動が段階的に再開するとの期待が高まっており、時間外取引で米株価指数先物が上昇したのも支援材料となった。ただ米中対立への懸念は強く、日経平均は一時下げに転じて心理的な節目の2万円を下回る場面もあった。米商務省が15日、中国の華為技術(ファーウェイ)への事実上の禁輸措置強化を発表するなど、米中対立が激化するとの見方が投資家心理の重荷になった。18日午後には日本経済新聞電子版が「半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)がファーウェイからの新規受注を止めたことがわかった」と報じた。米中対立の先鋭化が改めて意識され、指数の上値を抑えた」。
■債券堅調(利回り低下マイナス0.015%)「きょう財務省が実施した5年債入札が強めの結果となったことが支えとなり、幅広い年限の国債に買いが波及した。5年債の最低落札価格は101円07銭と市場予想(101円05銭)を上回った。小さいほど好調な入札とされる平均落札価格(101円08銭)と最低落札価格の差(テール)も1銭で、前回4月入札と同じ小ささだった。5年債の利回りは一時前週末比0.020%低いマイナス0.140%まで低下し、5月1日以来の低水準を付けた」。 . . . 本文を読む
写真:財務省は概算要求の締め切りを、例年の8月から9月に延ばす方針だ。
財務省は各省庁から受け付ける2021年度予算編成に向けた概算要求の締め切りを、例年の8月から9月に1カ月程度延ばす方針だ。新型コロナウイルスの影響に対応する20年度第2次補正予算案など、足元の作業を優先できるようにする。来年度予算案は編成日程を柔軟にするとともに、コロナ関連の十分な支出の確保に向けて予算の別枠を設けることも検討する。
概算要求の締め切り延長は、東日本大震災を受けた12年度予算で前例がある。当時も7月までに2度の補正予算を編成し、締め切りを9月まで延期した。対策が急務の新型コロナでも慣例にとらわれない措置をとる。新型コロナで厳しい家計や企業の資金繰りなどに対応するため、各省庁は5月27日ごろに決める第2次補正の編成作業を進めている。一方、例年は春から夏に取り組む翌年度予算案に関する議論は遅れている。全世代型社会保障検討会議は6月をめどに最終報告をとりまとめる予定だが、2月を最後に開催していない。財務省は例年、7月に翌年度予算の大枠を「概算要求基準」として示し各省庁が8月末までに要求する。今年はこの日程での実施は困難と判断した。政令を改正し、要求締め切りを1カ月程度先送りする。12月下旬ごろに政府案を閣議決定する日程は維持する。
コロナ関連の支援施策では、翌々年度の予算編成に響かない別枠で各省庁が要求する新たな仕組みを検討する。コロナで影響を受けた人への生活支援や収束後の消費喚起策などで必要性が高い経費を計上した場合は、その事業費は22年度以降の予算編成のベースにしない。将来的な財政規律を守りながら経費を積み上げやすくする狙いだ。(*日経 記事より) . . . 本文を読む
新型コロナウイルスの遺伝情報を調べることで、感染が世界にどう広がったかがわかるようになってきた。欧州で猛威をふるったタイプが米ニューヨーク州やブラジル、アフリカ、ロシアなどに渡り、さらに感染を広げている。米国では欧州型のほか米国型も猛威をふるう。ほぼ半月ごとに変異し、米大学の解析では17種類にのぼる。対策の巧拙もわかるという。ウイルスのゲノム配列を調べると、感染経路や変異などがわかる。主に「中国型」「欧州型」「米国型」に分類でき、それぞれの地域で爆発的に感染が広がった。欧米の研究者らが作る国際データベース「GISAID」は患者から採取したウイルスのゲノム(遺伝子の総体)を公開中だ。5月上旬までに5千人分のウイルスのデータが集まった。このデータの分析を集めた「ネクストストレイン」によると、1月中旬に中国・武漢から中国型のウイルスが世界に拡散し始めた。欧州では1月下旬~2月上旬、変異した欧州型が無症状の旅行者を通じて各国に広がったとみられる。その後、ウイルスは変異を繰り返しながら3~5週間で国境を越えていった。
米国では、ニューヨーク州で欧州型が主流だったが、他の州では変異した米国型が多く報告されている。中国のほか、様々なタイプが国内に入ってきており、それらが感染者の体内で融合して生まれたとみられる。米ドレクセル大学の研究チームはゲノム変異の違いを「指紋」という形で分類し、17種類になった。世界で感染者が増えるにつれ、変異のペースが上昇しているという。
新型コロナ対策が機能したかどうかもわかる。国立感染症研究所は、3月以降に主に欧州型によって全国に感染が広がったとの分析をまとめた。1~2月に中国から日本に入ったウイルスは封じ込めに成功した。その後、欧州で流行しているウイルスが帰国者らを通じて流入し、対策が不十分なまま都市部から全国に感染が広がった。(*日経 記事より)図も同記事より P.S.5/17(日曜)夕のその他ニュースは 作成・掲載をすっかり失念しておりました。日曜朝刊 (日経電子版)よりのニュースです . . . 本文を読む
●今週(5/18-5/22)の主な予定
■イベント/政治 (5/18)WHO年次総会・米ビッグ3が北米生産再開、5/20FOMC議事録要旨(4/28-29分)、5/21本邦非常事態宣言見直し、5/22中国全人代開幕(5/18-19パウエル発言)
■経済指標 5/20-4月訪日外国人客数
(写真は 日経電子版 新型コロナウィルス感染 世界マップより)
13:05更新 . . . 本文を読む