すっきりしない選挙結果。ドル長期金利の動きとコロナ禍拡大に注目か。 . . . 本文を読む
■ダウは反落(28323)。「週末を控えて短期的な過熱感を警戒した持ち高調整や利益確定を目的とした売り。新型コロナの感染再拡大は投資家心理の重荷。米国では5日、1日当たりの新規感染者数が初めて12万人を突破した。景気回復が遅れるとの警戒感が高まった。米大統領選を巡り、取引を見送るムードも高まった。バイデン前副大統領が当選に必要な「選挙人」の過半数を獲得する見通しが強まっている。一方、激戦州5州の開票作業が大詰めを迎えるなか、ジョージア州での再集計の可能性やペンシルベニア州での郵便投票の開票の遅れが報じられ、混乱が深まっている。「バイデン氏の勝利が有力視されるが、結果が判明するまで売買を見送るムードもあった。ただ、10月の雇用統計では非農業部門の就業者数は前月比63万8000人増と市場予想(53万人増程度)を上回った。失業率も6.9%と9月(7.9%)から低下し、6カ月連続で改善で、買い材料。金融株・医療保険・石油株は売られた。ナスダックは1万1895.23」。
■原油は続落(37.14)。「コロナ禍再拡大は売り材料。雇用統計は買い材料」、●金は続落(1951.7)
■米国債は下落(利回り上昇0.82%)。「雇用統計は債券売り材料。国債増発の観測も債券売りを誘った。前日まで共和党が過半数を維持するとみられていた米上院選で、民主党が現在の47から議席を伸ばす見通しになったと6日伝わり、追い上げている。「現時点では可能性は低いものの、民主党が過半数を取れば大規模な財政出動が見込まれるとの見方が再び意識された」。
■日経平均先物夜間引けは、24360.
■(為替)103.20-103.71のレンジ。17時は103.35近辺。ユーロは1.1852-1.1891のレンジ。17時は122.70/1.1875近辺。 . . . 本文を読む
米大統領選では激戦5州で開票作業が長引いている。集計の遅い郵便投票や海外駐留の軍人票の扱いが、共和党のトランプ米大統領と民主党のバイデン前副大統領との勝敗のカギを握る。
CNNテレビによると、米東部時間6日午前10時(日本時間7日午前0時)時点で、西部ネバダ州でバイデン氏の得票率がトランプ氏を0.9ポイント(約1万1千票)上回る。観光地ラスベガスを抱える同州最大のクラーク郡は、5日集計分の約5万1千票の開票結果を6日に公表すると発表した。郵便投票の約6万3千票は週末にかけて開票する。
投票日後に届いた郵便投票を有効とする州もある。トランプ氏が1.4ポイントリードする南部ノースカロライナ州は、12日までに届いた郵便投票を有効と認める。バイデン氏が僅差で逆転した東部ペンシルベニア州は、投票日までの消印なら6日までに届いた郵便投票を集計対象とする。軍人や在外有権者の票は投票日の7日後まで受け付ける。急増した郵便投票をめぐる混乱もみられる。ペンシルベニア州アレゲニー郡は投票用紙の誤配送や記入内容の不備などのトラブルで、6日まで開票を一時停止すると発表した。
州によっては、未開票の多い地域が終盤情勢を大きく変える。西部アリゾナ州では州都フェニックスを抱えるマリコパ郡で当日投票した共和党支持者が多く、バイデン氏のリードが1.6ポイントまで縮んだ。得票率が異例の僅差となった南部ジョージア州は、軍人や海外居住者の不在者投票が勝敗を決する可能性が出てきた。約9千票が5日時点で郵便で届いておらず、6日中に到着すれば有効票として扱う。
(*日経 記事より)写真:選挙人20人を抱えるペンシルベニア州では勝敗を左右する郵便投票の開票が続いている=ロイター . . . 本文を読む