膠着相場はつづく。ユーロに動きが見られるか要注意。
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■ダウは反発(29,910)。「米政権の移行が円滑に進むとの見方や新型コロナのワクチン普及の期待から買い優勢となった。感謝祭の翌日とあって売買は盛り上がりを欠いた。ナスダックは1万2205.846と過去最高値を更新。12/14(選挙人による投票でバイデン選出)にはホワイトハウスを去るとのトランプ発言に円滑な政権移行期待。ワクチン期待もあり、一時VIXは20割れ。資本財や金融、石油・娯楽など景気敏感株には利食い売りも、薬品・ハイテクは総じて高い」。
■原油は反落(45.53)。「原油先物相場は3月上旬以来の高値圏で推移しており、週末とあって利益確定売り。コロナ禍再拡大で需要減への懸念も強い。ワクチン期待と協調減産延長期待が相場の支え」、●金は反落(1,788.1)。
■米国債は上昇(利回り低下0.86%)「感謝祭休暇の最中とあって市場参加者が限られる中、保有債券の残存期間を延ばす月末特有の買いが相場を支えた。2年物は0.15%」
■日経平均先物夜間引けは、26,820.
■(為替)103.97-104.21のレンジ。17時は104.10近辺。ユーロは1.1921-1.1964のレンジ、17時は124.45/1.1962近辺
米国の鉄砲玉イスラエルと中国の鉄砲玉北朝鮮、二つの鉄砲玉に注目。ただ親分に従順な北(もっとも親分が強硬・覇権主義)と政権交代で軟弱な親分に反抗するイスラエルという変化には要注意。 . . . 本文を読む
イラン国防省などによると27日、同国の核開発で中心的な役割を担ってきた科学者のモフセン・ファクリザデ氏が首都テヘラン近郊で何者かに暗殺された。ザリフ外相は「イスラエルの関与を示す重大な形跡」があると指摘した。革命防衛隊は報復を宣言しており、イランを巡る緊張が高まりそうだ。ザリフ氏はツイッターで「テロリストがイランの高名な科学者を殺害した」として、欧州連合(EU)など国際社会は暗殺を非難すべきだと主張した。根拠は示していない。最高指導者ハメネイ師の軍事顧問はイスラエルが「全面戦争を起こそうとしている」とした上で「殺人者らには稲妻のような攻撃を加える」とツイートした。
米紙ニューヨーク・タイムズは米当局者らの話として、イスラエルが事件の背後にいると報じた。イスラエルはコメントしていない。イランメディアによると、ファクリザデ氏が乗っていた車の周辺で爆発音や銃撃の音が聞こえた。ファクリザデ氏は搬送先の病院で死亡が確認された。ボディーガードら複数の負傷者も出ているもようだ。イランは核開発を平和目的だと主張しているが、敵対する米国やイスラエルはファクリザデ氏が核兵器開発に関与してきたと指摘していた。イランの核開発に携わったとされる科学者らが殺害される事件は、過去にもたびたび起きており、イランはイスラエルや米国の仕業などと主張している。
イランを巡る国際関係は2018年にトランプ米大統領がイラン核合意から一方的に離脱して以降、緊張が高まった。米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領は核合意への復帰を示唆しているが、イスラエルは核合意を批判していた。 (*日経 記事 より)写真:27日、テヘラン近郊で襲撃を受けたとされる車両=ロイター・WANA . . . 本文を読む