イチローだから仕方ない発言だろうけれども・・・

2006年12月05日 | MLB
近年、イチローのような選手が出てくるとは思えないほど「野球をする為に生まれてきた男」として技術、精神力は誰しも認める。俺も生きている間、イチローのような選手は出て来ないと以前ブログにも書いた。
プロでありMLBという最高の舞台で数々の記録を塗り替える。
これはもう俺がいちいち言うまでもない。
ただ彼も「ギリギリのところでやっている」と言うがそのギリギリのラインは分からない。眠れない日々や嘔吐。
WBCで見せた迫力に今まで鉄仮面でいつも冷静な姿とは違う一面を見せてくれ嬉しく思った。
良くMLBはプライドを尊重する、真っ向勝負と言うが「そんなことはない」と51番は言う。
確かに、敬遠とかは頻繁に行われるし決定的な勝利目前の記録のかかる試合に盗塁やバントはご法度だが、スモールベースボールが根付くMLBもイチローの言う通りでありそんな試合を見て来た。
先日、山田久志氏の野球殿堂入りの祝う会で51番は「米国の中でものすごく闘志をかき立てられる投手が少なくなっている。僕の奥底に眠っているものをわきおこしてほしい。」と挑戦者としての注釈があったものの、これを松坂に対するエールとマスコミは言う。
うん?エール?確かに松坂の凄さをオリックス時代からWBCと認めているのは理解する。ただその前に「ものすごく闘志をかき立てられる投手が少なくなっている」というのが俺としては気になった。
彼の前に松坂以外でも闘志をかき立てられる投手が出てきても彼はなんとか攻略してしまうかもしれない。それに全くいないとは言っていない(少なくっている)と言っているが出来ればあの言葉は聞きたくなかった。1989年の巨人に対して元近鉄の加藤哲郎の言葉が頭を横切り、世界一になった田口壮がイチローの横に立って苦笑いしていたのが記憶に残ってしまった。
コメント (1)
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