瑞巌寺に続く参道です。趣のある佇まいです。瑞巌寺、毛越寺、中尊寺、立石寺を回る四寺廻廊というのがある。松島の瑞巌寺、平泉の毛越寺と中尊寺 、山寺の立石寺は、いずれも平安時代に慈覚大師円仁が開いた 古刹です。これらの四つの寺めぐりを楽しむ人も多い。円仁は、9歳で仏門に入り、比叡山延暦寺の最澄の弟子となる。その後 遣唐使とともに入唐し、天台宗の霊山の一つである五台山大華厳寺、長安の青竜寺などで天台密教の秘法などを得て 帰国する。死後、慈覚大師の 謚号(しごう)を贈られた。瑞巌寺は、1600年に伊達政宗が仙台城下の経営を始めると ともに改めて重要視しされ、桃山文化の粋を集めた伽藍が再興、伊達家の菩提寺となる。海岸にも五 太堂や観瀾亭が造られ、”日本三景”と言われた松島の中心となり、更に和歌や俳句、漢詩、絵画など、紀行アート のメッカとなる。