メインは豚肉煮込みのシチュー風味、リゾット添え。 豚の頬肉を使うので煮込んでも肉がパサパサにならないで硬くもならない。 これはゼラチン質の多い頬肉を使うことで肉の柔らかさや料理の旨味を増進させるということらしい。
お馴染み丸眼鏡の藤田画伯、手先が器用で裁縫などもとても上手だったという。 自分のシャツや奥さんのブラウスなども手作りしたくらいだそうだ。 室内のついたてや絵に使う額なども自分で制作もした。 また、小物を入れる箱なども上手に作るなど作品の制作以外にも細々とした仕事でも非凡な才能を発揮していたようだ。
札幌の道立近代美術館で開催されているレオナール・フジタ展に行きました。 藤田嗣治は東京都出身の洋画家で軍医の息子として生まれた。 今年は没後、40年ということで札幌で特別展が始まった。 子供のころ美術の教科書で藤田嗣治の絵を見たことがある。 裸婦ではなくフランスのパリの風景だった。 繊細で綺麗な洋画という感じを受けた。 淡い色調がなんとも言えず、印象に残っている。 以前、秋田を旅行した際、そこの美術館で藤田コレクションが多いことに驚いた。 中でも日本の行事という作品は巨大なキャンパスに描かれた大作で、それもほとんどの人が思い浮かべる藤田作品との違いに驚かされる。 藤田といえば乳白色の藤田といわれるくらい、裸婦などの肌の色の繊細さを生みだした画法が知られている。 しかし、秋田の日本の行事はそんな藤田を想像できない絵で日本の春夏秋冬を描いている。