西村ヒロのハーモニカ・ダイアリー

ハーモニカ、音楽のことなどを綴ります
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蓄音機

2014-08-19 15:31:53 | Weblog
先日、プライベート パーティーにてトリヲ ザ プーで演奏した。
ここのお宅はアンティークな物が沢山あるのだが稼働しそうな蓄音機があったので勝手に鳴らしてみた。ある種リアリティーのある音が出る。
オーナーの説明では、此処に置いてあるエジソンレーベル(あの発明王エジソンが立ち上げた)の盤は円盤型レコードの初期で溝が縦振動で刻んであり(円筒型の名残りだろう)ダイヤモンド針を使った専用機があったが手放したそうだ。そしてこの蓄音機は後期型で溝が横振動に刻んであり鉄針(竹針もあったそうだ)を使用した物で両者をあくまで置物として陳列しているそうだ。そう言われると以前、松田幸一氏(アリさん)が蒐集していたSPレコード用蓄音機に比べると音量が小さく感じた。
このエジソンレーベルは初めて見たし写真ではわからないが盤の厚みがいわゆるSPレコードよりも厚く5mmくらいあるのはより脆い素材だったのだろう。
我々が普段イメージするSPレコードは後期型という訳だ。






ピックアップのデザインや良し。


メーカーはDECCA。


これはエジソンが発明したロール型蓄音機。ロール紙が無く再生不可だった。


ちなみに興味をそそられて「レコード」をネットで検索してみたらシングルレコード(EPレコード)というのはコンパクトさとオートチェンジャー機への適合を意図したものだったようだ。確かに西洋圏の古い映画やTVではオートチェンジャー機がよく出てくるが(ジュークボックスは別)日本では見たことが無い(自分の育った環境のみか?)。あれが普及していればいちいち掛け替える手間が省けたんだが。
ドーナツ盤と呼ばれるように真ん中が空いてる意味がようやくわかったし中央が菱形のように刻んであるものはオートチェンジャー機に使用するときはあれを切り取るように意図されていたのでは?と想像出来る。





たまたまお客さんで来ていた加藤圭子ちゃん:ボーカルとヒロナリ氏:ギターの二人が飛び入りでニューオリンズの曲など披露。